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2015年12月

2015年12月 1日 (火)

TOMOKOカレンダー2016

いつもMarshall Blogでお伝えしているようにガール・バンド花盛りのロック界だけど、それとはまた別に独自のギター道を進み続ける女流ギタリスト、TOMOKO。
ギターを愛し、自分を信じて単独で精力的に前進していく姿にはいつも頭が下がる思いだ。
うれしいことにTOMOKOさんは私の写真をとても高く評価してくださっており、今回も来年のカレンダー用の写真撮影でご指名を頂いた。
…といっても、彼女はものすごくハッキリした写真の仕上がりのイメージを予め抱いていて、私はそのイメージに少しでも近い写真が撮れるよう色々やってみているだけなのだが…。

Timg_1335今回の第一のミッションは「和」。
…ということで、着物を着て夜の浅草寺に繰り出した。
Timg_0322
夜とはいえ雷門から仲見世通りはまだまだモノスゴイ人出だ。
レフ板を持って「これは!」というポイントでチョコチョコ撮っていると、集まること、集まること!
特に中国やら台湾からの観光客には着物を着て撮影しているところが珍しいらしく、すぐに大勢の人が集まって来ちゃう。
恥ずかしいワ~!
それで皆さん、遠慮会釈なしにバシバシ撮影風景を撮っていく。アレ自分の国に帰って知り合いにどう説明するんだろう?
「ちょうど有名な女優と一流カメラマンが撮影してたのよ!」なんて言ってるのかな?おうよ!
場所によっては光量が著しく乏しくてレフ板の調整に結構苦労した。レフ板持ちは家内の仕事だ。ナイス・レフレクション!ありがとう!

Tsensouji第二のミッションは富士山バックの写真。
なかなか二人のスケジュールが空かない中、何とか時間をひねり出して山中湖へゴー!
これがまたエラクいい天気と紅葉で美しいことこの上ない!

Timg_0335

ところが、山中湖をはさんで富士山をバックに撮るとなるとコレがムズカシイ。
ナントならば、太陽の動きが下の写真で言うと、左から右となる。すなわち、ほぼ常時逆光なのよ。
それならば…とTOMOKOさんの希望もあって、このショットは日が落ちる頃に撮影しようということになった。
それまでの間、他の写真を撮ったのだが、どこへ行っても太陽の位置が思わしくなく、レフ板持ちと撮影をひとりでこなすというワザで切り抜けた。メッチャ大変だったわ~。やっぱカミさんがいないとダメだわ。

Timg_0020せっかくの紅葉だから、それをバックに撮っておこうとまた場所を移動。
このセッションもすごくいいのが撮れたんよ。
コリャいいぞってんでパチパチ撮っていたら、TOMOKOさんが「ヤバいですよ!」と空を指さす。
「秋の日はつるべ落とし」、よろしく太陽がものスゴイ早さで沈み出してるではないの!
ふたりで大慌てで車に乗り込んで、さっきの富士山バックのロケ地へ移動する。

Timg_0436やれやれ、何とか間に合ったワイ…とカメラを手にして車をおりようとすると…
「ないッ!」
二台あるはずのカメラが一台しかないのだ!
すぐに気が付いた。さっき紅葉をバックに撮った時、そっちのカメラにはストラップがついていなかったので植え込みの端に置いたんだった!
ああ、オレの大事な商売道具!
で、TOMOKOさんにお願いしてさっきの場所まで一緒に戻ってもらった。
TOMOKOさん、いい人でね。そんなに遠くはないにしても、もしカメラを取りに入っている間に日が沈んでしまったらまたワザワザ時間と費用をかけて撮影しに来なきゃならない。
それなのに文句ひとつ言わずに「早く取りに行きましょう!」と気持ちよく付き合ってくれた。
もっともカメラがないと撮影にも支障をきたすワケだけど…。
またまた大慌てでさっきの紅葉のポイントに戻る。ローンのことが頭の中でグルグル回っちゃってる!
あんまり慌てていたものだから駐車場のオジさんもビックリして「なんだい、忘れものかい?!」なんて声をかけてくれる。
あったあった、ちゃんと植え込みの端にカメラは残っていました。
ハ~、ヨカッタ…。
イケネ!ユックリなんかしてられないんだった!
またまたまた富士山バックのポイントに大慌てで戻る。
よし!ちょうどいい加減だ!
後は狂ったようにシャッターを切りまくったとさ…。

いくつになっても落ち着かないワタシ。でも楽しかった。

Timg_0181TOMOKOカレンダー絶賛発売中!

TOMOKOの詳しい情報はコチラ⇒TOMOKO PROJECT

Timg_1340表紙は以前に銀座で撮ったステージ写真。
TOMOKOさんのライブDVDのジャケットにも使われた写真なんだけど、「この写真にギタリストTOMOKOのすべてが詰まっている」…なんて言ってくれるお気に入りの一枚。
ありがたいこってす。
TOMOKOさん、いつもありがとう!

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