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2016年7月 8日 (金)

イギリス紀行2015 その19 <最終回>~ さらばUK、また来る日まで!

この紀行文もチンタラやっているウチに早一年が過ぎてしまい、その間にイギリスの国体が変わってしまった。
この旅をした頃はまさかイギリスがEUを離脱するだなんて夢にも思わなんだ。
世の中っていうのは変わるもんだナァ。

さて、まだEUの一員だったころのイギリスでの最終日。
もう夜には日本に向かう飛行機に乗らなければならない!
フライトの時間まで大分あるので、ニューポート・パグネルを離れ、ジョンの家で時間をつぶさせてもらうことになっていた。
その前に…お土産をほとんど買っていないので、ジョンに頼んでミルトン・キーンズのショッピング・センターに寄ってもらった。
ココはもう相当何回も来ているので勝手知ったるところ。
Marks & Spencerがあることも知っていたのでまずそこへ直行。

05コレ、マクドナルド。
私には無用の代物だけど、チョット興味を引いたのは、この突っ立っている三基のメカ。
これでオーダーするらしい。
海外のマクドナルドの店員って、信じられないぐらい不愛想じゃん?それともアレはニューヨークだけかな?不愉快というよりコワい。そういう時にこのシステムは実にありがたいね。
さて、お土産。
Marks & Spencerでアレやコレやと買い込んだけど、数が足りない!
ということで、チョット離れているが、Sainsbury'sへ移動することにした。
数を稼ぐには紅茶が一番。Sainsbury'sにはコスト・パフォーマンスに長けた紅茶のパッケージが豊富に取り揃えてあるのだ。

06約束の時間時間にチョット遅れてジョンが迎えに来てくれて、彼の家を再訪した。
ありがたいことに荷物を全部部屋に上げておいてくれた。
お土産を買ったので、荷造りをし直せるようにという心配りだ。
ジョンは強面だが、実に細かい気配りのできる人なのだ。
実は、ジョンの家にまた行ったのには、時間を潰すという以外の目的があった。

10_2それは下の写真の彼、バディちゃん。
一昨日彼が徹底的になつかなかったのをエリーが気にしてくれて、リターン・マッチを仕込んでくれたのだ。
エリーも実にキメ細やかに気を遣ってくれる人で、昨日お土産に持っていったお菓子を開けないでキープしていてくれて、我々の目の前でバディにそれらのお菓子を開けさせたのだ。
そして、「シゲとミユキが持ってきてくれたのよ!」と何回もバディに吹き込んで何とか慣れさせようと努めてくれた。
そして、ようやくこんなことができるようになってきた。
やっぱり女性の方が圧倒的にウケがよく、徐々に家内には接近するようになったのはよいのだが、今度は家内がビビってる。
そう、言葉がサッパリわからんのよ。
そのうちバディは自慢のDVDを引っ張り出してきて、ひとつひとつ家内に「フガフガ」と説明し出す。
家内はもう「ワオ」と「サンキュー」の一点張り。イヤ、二点張りか…。

20vでも、いつの間にか距離は縮まってこんな調子。
バディは一生懸命何か説明してくれている。

30_2すると向こうからカヌーがやって来た。

40_2さすがネイティヴだよ。
こんな小さい子でもそれを指して「Another boat!」と叫んでる。
言えないよ~、日本の子に「another」は…当たり前か。

50_2ナンダカンダでスッカリ仲良し。
絵本を見ながら「Funny face!」なんて大よろこびしている。もちろん、内容は英語なので読み聞かせはできません。
結果、家内は「another」と「funny」を教わりましたとさ。
そして、いよいよ出発の時間に…。
さんざん強要されて何とかバディが「Thank you Shige.  Thank you Mi#$%#」と挨拶してくれた。
スティーブが迎えに来てくれて、ヒースロー空港へ。
イヤ~もうジョンとエリーにはとんでもなくお世話になっちゃったな~。
最高に楽しかった!

60車の中で運転手のスティーブと色々話した。
スティーブは最後のジムのショーファーだ。私も10年以上の付き合いがある。
ブレッチリー・パークの暗号博物館の入館料が高すぎて入れなかったとスティーブに話すと、次回はタダ券を用意してくれるって。オレは覚えてるぞ!
アッという間にヒースローよ。
新しいターミナル。エラク変わった。
ANAのカウンターの受付が知った顔の女性だったので、新しいターミナルについて少し話をした。
以前よりも遠くなって不便になったとのこと。
免税店も以前の方がヨカッタという。

70さっそくロビーに向かうと…あ~あ~あ~あ~あ~、スッカリ様子が変わっちゃったよ!

80…というか以前と別の建物なんだから仕方ない。

90上から見るとこんな感じ。
確かに広くなったけど、「世界一充実している」と言われていた以前の免税店コーナーの方が愛着があって全然いいな。

100_2それでも「ホンモノのイングリッシュ・エールが飲める最後のチャンス!」という触れ込みのバーはやっぱり用意されていた。

110…というので1パイントずつ頂きますわナァ。

120_2それとチップス。
イギリスのフレンチ・フライはやっぱりおいしい。

130こんなものも据え付けてあった。

140vさらばロンドン!さらばUK!また来る日まで。

150vヨーロッパ便ってロシアの上を飛んでいくでしょ?
上から見下ろしていると、モノスゴイ野っぱらとか山の中で時折、いくつか小さな小さな明かりが見えるじゃない?
アレをみるといつも「一体どんな人がどうやって暮らしているんだろうナァ~」って思うんだよね。
これから我々はまた東京へ戻ってMarshall Blogを毎日書いて以前と同じ生活に戻るけど、あの明かりの家に住む人達は我々とはあまりにもかけ離れた生活を送っているワケじゃない?何かそれがすごく不思議なんだよね。

160_2それにしても飛行機の中の映画もツマらなくなったナァ。
昔は最多で往復7本の映画を観たこともあった。ま、その頃も大した映画をやっていたワケではないけど、今よりは少しはマシか?
『アメリ』を往復で3回観たこともあった。

170そして、恐怖の機内での朝食。最後の機内食だ。
私はお腹が空かないのと疲れで、スキップすることが多い。
最もどうにもマズイものが出て来るのを既に知っているからお腹も空かないんだけど…。
コレ、ウマければ食べちゃうよ。
下は家内のチョイス。
ソーセージとオムレツ。いつも出るんだよ。
もうニオイでヤダ。ウンザリということで私はもうひとつを選んだ。

180_2ナンカのおかゆ。
ビックリ級のズイマ!コレはヒドイ!ヒドすぎるぞ!
そういえば、いつかUAに乗った時に、やはり朝食で「韓国風ヤキソバ」みたいなものが出たことがあった。
コレがまた泣きたいぐらいヒドイ味だった。
スチュワーデスが(今は「CA」っていうのか?当時はスチュワーデス)、隣に座っていたアメリカ人に「お味はいかがでしたか?」と尋ねた。
すると、そのアメリカ人はなんのたらいもなくハッキリと「Disgusting!!(クソマズイ!)」と言い切ったのには大笑いしてしまった。そのCAも笑っていた。

190_2ということで羽田に帰着。
家内がいてくれたおかげで比較的アッという間のフライトだった。
京浜急行で帰ろうと思ったら地震の影響でダイヤがズタズタで、エラク時間がかかってしまった。

10 イヤ~、楽しかったナァ。行っている間に父が死んじゃったけど…。
一年経った今でもこの時のことをアリアリと思い出すことができる。
私も軽く30回以上はイギリスに行っているが、最も楽しい旅のひとつだった。

実は家に帰ってビックリしたことがあった。
それはこうだ。
荷解きをしていると、私のデイバッグのポケットから見知らぬ封筒が出てきた。
そこには几帳面な字で「To Shige」と記してあった。
何だろう?と思って中に入っていた手紙を取りだして読んでみると…そこにはジョンからの私の父の逝去に関するお悔みと私への励ましの言葉がつづられていた。
感動。
泣いちゃったよ!
そういう人なんだよナァ、ジョンって。
Marshallに勤めていて、そしていい上司に恵まれて本当に幸せだと思った。

翌日はお通夜、そしてお葬式と長旅の疲れなど許されない過酷なスケジュールだったが何とかこなした。
それもこれも家内のキメ細かな協力なくしてはとても乗り切れなかったと思う。
この場をお借りして心から感謝申し上げる次第である。
また行こうぜ!EUじゃないイギリス!

200おわり

2016年6月10日 (金)

イギリス紀行2015 その18~イギリスの田舎町を探検しよう!

ナンダカンダで昨晩のパーティがお開きになったのは、午前一時を大分過ぎた頃だったであろうか?
それにしても向こうの人たちの体力には頭が下がる。
ま、ハナっから競うなんて気はない。ひたすら感心するのみだ。
日本人はホンモノのアルコール中毒にはなれないとか聞いたことがある。基本的に体力がないので中毒になる前に身体が壊れてしまうのだそうだ。
そこへ行くと西洋人は屈強な上に肝臓が丈夫、さらに活発なアルコール分解酵素を持っているために、すさまじい量のアルコールを摂取しないと中毒にならないし、一旦なってしまうと本当に酒で死ぬまで飲み続けることができるらしい。
ニコラス・ケイジの『リービング・ラスベガス』なんて映画があったけど、ビリー・ワイルダーの『失われた週末』とかブレイク・エドワーズの『酒とバラの日々』なんて、日本と異なり、アルコール中毒患者を主役にした映画が作られるのもそうした肉体的な背景があるのかもしれない。

05v前回書いた通り、この時泊まったホテルは17世紀の建物で、相当年季の入ったモノだ。
でもこうしてちゃんとWi-Fiが飛んでいる。もちろん無料。
有料としているところもあるが、イギリスはどこのホテルでもB&BでもWi-Fiが有効だ。
そこへ行くと、日本のインターネット環境の整備の遅れようはかなり顕著なものだ。

06vイギリスに行ってロンドンや有名な都市の名所旧跡を訪れるのもとても楽しいが、こうして田舎の小さな町をブラブラと見て歩くのも非常におもしろい。

20町並みを見て歩くのもよし、日本では見かけないものや、もう見ることのなくなったものなど、発見がたくさんあるのだ。
やっぱり足を使って見て回らないとダメだね。
ということで、朝食の前に家内と町をひと回りしてみた。

23イギリスってすぐに見て回れるものすごく小さな町がボコボコッと点在していて、それぞれに風情があっていいんだナァ。
でも、このNewport Pagnellという町は小さいながらも侮れないスゴイものがあるのだ。
それは後半で紹介する。

25コレは宝石屋さん。
ナゼこの写真を撮ったのかというと、Andrew Charlesという社員がMarshallにいるからなのだ。
Andrewに尋ねてみると、まったく関係はないそうだ。

30イングランドの典型的な天気?
朝早いうちはちょっと晴れているんだけど、昼ぐらいには曇ってしまう。
そのうちポツポツと雨が降りだして、夕方になるとカラッと晴れてくる。
今日もきっとそんな一日だろう。

35お、アソコの赤い建物に「ROCK」の文字が…。

40「Mortgage Broker」というのは「住宅ローン・ブローカー」という意味。すなわち、銀行より安い金利で住宅建設資金を融資する機関らしい。
サラ金とはチョット勝手が違うようだ。

50v_2「Mortgage」という単語は「抵当」という意味で、ココは、ま、中古の楽器屋さんですな。

70

見るからにチープな雰囲気が漂ってますな…。

60例に漏れずココも汚い。
西欧の人が東京に来ると必ず「きれい」というが、コレは「清潔」という意味。すなわち「clean」。
東京の街は決して「beautiful」ではない。

80_2ロンドンなんかも実に不潔なんだけど、街は飛び切り美しい。
すなわちロンドンは「clean」ではないけど「beautiful」だ。
ニューヨークなんてブロードウェイの歩道の真ん中に平気で巨大なウンコが落ちていたりするもんね。
イヌの飼い主が始末しないでどっかへ行っちゃうんだろうね。
ブロードウェイなんかどこも人通りが多いからね、全員が避けてなんか歩けない。ドンクサいヤツもいるだろうし…大勢の人に踏まれることによって清掃処理が進むワケだ。
ご存知の通り向こうは土足の文化だから、そのウンコを踏んづけた靴で自分の家の中に入っちゃう。
ま、家に着く頃には大分歩いているので、付着物はほとんど靴には残っていないだろう。
でも、コレ、日本人は絶対に許せないよね?
あなたできますか?
向こうの淑女は何千万もするミンクのコートを、用を足す時に平気でトイレの地面に置いちゃうっていうからね。

1_img_0937高い建物も一切なくて町並みがとてもいい感じ。
ネ、みんな建物をズラ~っとくっつけちゃうんだよ。

85ちょっとわかりにくいけど、写真の左の方向へ進むと家々はパタリと姿を消して、また次の町までのっぱらが続く。
かつてJim Marshallの家もその路上にあって、前を通りかかったが、デカい家だったナァ。
終の棲家ほどでもなかったけど、相当立派な物件だった。

86コレは「Picture This」という額縁屋さん。

90v「Bespoke Flaming」と看板にあるのは「額のオーダーメイド承ります」ということ。

100この日は「Bank Holiday」で町は一斉にお休み。
「Bank Holiday」というのは、その名の通り、日曜日以外に銀行が休業する日。
5月の第一&最終月曜日と8月の最終月曜日がそれに当たる。
18世紀、ジョン・ラボック卿という人が、銀行の人達はあまりにも働きすぎり、ということで強引に銀行が休む日を決めてしまったとか。
映画『メリー・ポピンズ』に「A British Bank」という「銀行はかくも厳格であるべし!」という曲があるが、銀行員のポジションというのは相当高いものだったんだろうね。
でも、おそらくその身分が高い分、「Nobless Oblidge」に基づいて市民の生活のためにハードに働いたのだろう。
イギリスの友人にBank Holidayのことを尋ねたことがあるが、「Banl Holidayは国民の働きすぎを防ぐためにあるのさ。だって、銀行が休業しちゃえば一般の企業は休まざるを得ないだろ?」って説明してくれた。
今では解釈が異なるようだ。

103黄色が可愛い「大砲」という名のパブ。
中はどうなってるんだろう?

105田舎はCADシステムがないためこうして電線が空中にむき出しになっている。
でも見た目は実にシンプル!

110それで思い出した!
チョッ~ト、コレ見て!
東京に来たたいていの外人は電線にタマげるけど、コレは私も驚いた。
こないだ四谷で見つけたんだけど、もはやチョットしたH.R.ギーガー状態?
コレ、業者の人、どういう仕組みかわかってるのかな~?
この辺りは小さい飲み屋がものすごくたくさん密集していて、恐らく配電のシステムがメチャクチャ複雑になっているんだと思う。
大地震が来たらこんなもんが高電圧を帯びてジャンジャン降ってくるワケでしょう?ホントにコワいし、こんなの復旧できないんじゃん?

1_img_2083_2 何気ないレンガづくりの建物…あ、これは四谷じゃないよ。

120_2こんな建物も保存対象になっている。

130コレなんかかなりスゴイ。

140コレはかたつむりの家。

150「かたつむり」に何の意味があるのかな?
ナンカめでたい意味合いがあるんだろうね。
古今亭志ん生の「なめくじ長屋」というのは有名だが、「かたつむり」はしらないねェ。

160黄色いドアがカッコいい!

170_2通りがかりのパブ。

180_2「The Bull」という名前。

190v_2「Sunday Roast」というのは、地主が農奴に一週間の働きをねぎらって、毎週日曜日に雄牛のローストを与えたことを起源とするイギリスの日曜日の伝統的な食事。
ロースト・ビーフ、ジャガイモ、ヨークシャー・プディング(シュークリームの皮みたいなヤツ)、ファルス(肉詰め)、野菜の付け合わせとグレイビーで構成される。
それで今の為替レートでだいたい1,100円ぐらい。さほど高くないのはここが田舎だからだろう。

210v

ちなみにロンドンの中心部のパブでは食事を出さないところばかりだ。
こうしたい中のパブはレストランを兼ねていて、しっかりした食事を提供している。
日本では見たこともないメニューが結構あって、ウサギを出すところもある。
このメニュー、全部ソーセージ。

200v_2ボッコンと佇む一軒。
何だろね?
気になるのは後ろの壁。

220_2こんなヤツ。

1_img_0974ASTON MARTIN…。

1_img_0975 そう、冒頭に「スゴイもがある」と書いたのは、ここNewport PagnellはASTON MARTINの本社があったところなのだ。
上の一軒家はかつての本社社屋。

230猛烈に車に疎い私でもASTON MARTINぐらいは知ってる。
もちろんジェイムズ・ボンドの愛車としてだ。

240_2イギリスの最高級車は、ビジネス向けはロールス・ロイス、スポーツカーはアストン・マーチンというの定番だとか。

250車に関してはなんの思い入れもなし。
記録として数枚掲載しておきます。

260_2

280_4

290

295vNewport Pagnellなんてまず来ないからね~…

300vコレで「あ、オレ、アストンの本社行ったことあるよ!」と威張れる。

310v_2ブラリブラリとさらに街を歩く。

320_2例の家のアダ名のプラーク。
「COBWEB」というのは「クモの巣」のこと。
なんでフクロウなのかなわからない。好きなのかな?

330イギリスは郵便発祥の地だからして、ポストにも歴史を感じる。すんごい色んなタイプがあるんだよね。

1_img_2431 ホテルの数軒先にあった映画関係の古本屋。

350vこういうものには際限なくそそられるね~。
370
チョット失礼して…。
左下にはロレンス姿のピーター・オトゥールのポートレイト!
ク~、中をジックリ見たかったな~!

360お菓子屋さんのショウ・ウインドウ。
「ルビー婚(40周年)」を祝うケーキ。
ウチは来年「真珠婚(30周年)」なんよ~。それを祝ってまたイギリスに行きたいけど、チョット無理か…。

380ホテルに帰着。

10 この日の朝食。
コレでfast(断食を)をbreak(破る)する。
このホテルはやや軽めのイングリッシュ・ブレックファストですな。
このトースト!
イギリスの食パンは麦の香りが強くてとてもおいしい。
三角に切った薄めの食パンをこのトースト・ホルダー(って言うのかな?)で供されるのがうれしい。
ちなみにイギリス人には日本人のようにトーストを厚く切って食べる習慣がない。
Marshallの社長が来日して同宿した時、朝食を一緒に摂ったのだが、彼は出された厚切りのトーストに驚き、そして大爆笑していた。

ところで、言っておくけど、そこらで売ってる日本のパンって異常だよ。
何故なら、カビないからだ。うす気味悪い。
オーストラリアに住んでいたウチのセガレも言っていた。
イギリスでもオーストラリアでも、パンというものはすぐにカビが生えるものだ。
ホントにアッという間にカビる。
日本の大手メーカーが売っているパンってカビないでしょ?
アレ、防錆剤を喰っているようなものだとか…。
絶対に食べないようにしてる。
何日も店頭においてあっても痛まない惣菜入りのパンなんて、何をか言わんやだ。
日本は政府と大手食品メーカーが結託しているもんだから、危険な食用薬品を規制しない。
「アミノ酸」とよんでいるヤツとかね。
自分で気をつけて変なモノをなるべく口にしないようにするよりしょうがない。
10_2
昨晩はジョンとエリーが主役だったため遠慮していたのか、少し我々に慣れたせいか、大勢の人が「着物」に関する質問をしてきた。
「自分で着たのか?」とか「帯の仕組みはどうなっているのか?」とか「いろんな種類があるのか?」と興味津々!
ジョンのお姉さんのご主人はスウェーデンの人で、しきりに言っていた。
「着物にはなじみがあるんだ。ノーベル賞の授賞者の奥さんが式典で着ているからね。でもそれはテレビの話し。昨日はホンモノの着物が見ることができて感激したよ!なんて美しいんだ!」
やっぱり苦労して仕込んだ甲斐があった。

今日はイギリス最後の日。
この後、ジョンの家に寄って、しばらくしたらヒースローに向かい、夜の便で東京へ帰るのだ。

1_img_2461次回、最終回につづく!

2016年6月 7日 (火)

イギリス紀行2015 その17~いよいよメイン・イベント!

素敵だったコッツウォルズを楽しんだ後に向かったのは、ミルトン・キーンズから5kmほど北にあるニューポート・パグネルという町。
今日の宿泊地はココ。
本当はもう少し見て回りたかったのだが、夜に控えたこの旅のメイン・イベントに備えるために安全を見て早々にコッツウォルズを後にしたのだ。

10_2投宿したのはSWAN HOTELという古いホテル。
30
看板を見ると「Circa 1681」とある。
「Circa」というのはラテン語で「およそ」という意味。

20おいおい、17世紀の建物だよ!

40…といっても中はとてもきれい。
建物自体は17世紀に建てられたものでも内部は何度も改装している。
連中がガンガン上からペンキで塗っていっちゃうから経師と違って工事が楽だ。
コッツウォルズの時にも書いたが、「石の文化」とはいえ、それは外側の話しで、中のスラブ(床)は木材でできている。
そのためどこもかしこもデッコボコ!
我が家の床もかなり勾配が付いているがSWAN HOTELには到底かなわない。

45ロビーにあるバー。
イギリスのホテルはどんなに小さくてもこうしたバーが付いている。
パーティの前後にバーでイッパイやるのが普通のやり方。
そして、ちゃんとイングリッシュ・エールが用意されている。

106

部屋はこんな感じ。
とてもきれいだが、床につけられた勾配は生半可ではない。

46ホテルの向かいの建物。
コレ、郵便局。

50そして必ずある教会。

60vさて、ウチの奥方はというと…
着物と格闘中!
この旅のメイン・イベントとは我がMarshall社社長ご夫妻の結婚10周年記念パーティに出席することだったのだ!
それで、せっかくだからサプライズで着物で出席しようじゃないかということになった!
私もチョンマゲ結って裃付けて出席したかったのだが、スーツケースに入り切らないので諦めた。
70v_2家内はこの日のために友人の着付けの先生についてクラッシュ・コース(詰め込み授業)を受けてきた。
私と違ってマジメな家内は、家で毎日繰り返し練習をしていたが、やはり本番前となると緊張するらしく、ココでも何度かやり直していた。

80vやっぱり大変なのは帯。
それでも事前の練習の成果があってか、数回整えるだけでバシッとキメたようだ。

90vパーティは午後8時のスタート。
まず、ほとんどの人が時間通りには揃わない。
何とな~く集まって、何とな~く始まるのが普通。

100日本みたいに開会の辞、主賓の挨拶、乾杯の儀…なんてことはない。
何とな~く時間になると、何とな~く、みんな飲み物を取りに行ってすぐにご歓談なのね。
私はジョンに教わって下のバーで頂いてたらふくビターを飲ませていただきました!

105コレでもう夜の8時。
はじめはこんな感じだけど、知らない間にメッチャ人が増えていた。
ま、挨拶なしとは言っても、さすがに「結婚記念パーティ」ということで主催者のジョンからひとことあった。
その後、愛妻エリーを呼びだすと、エリーはジョンに飛びついて、みんなの見守る中ふたりで踊るワケよ。
こういうことがまた自然でカッコいいんだナァ~。
日本人がこんなことやってみな?…というか、マネしてはいけない。
コレは彼らの文化なのだから。
それにしてもカッコいい。
丸っきり映画を見てるようだった。
それとジョンのご指名でご家族の写真を撮って差し上げた。
ジョンのお母さんはスコットランド、お姉さんはスウェーデンとご家族がてんでバラバラのところに住んでいるので、こういう時でないと一堂に会するチャンスがない。
そのチャンスを私に収めて欲しいというワケ。
もちろんよろこんで!
ここには載せないけど、いいのが撮れました。
「Don't close your eyes, look at the lens, show me your teeth!One , two, three!」でたいていいいのが撮れる。

1_img_0825 昨日のホームパーティで顔見知りになったジョンとエリーの親類以外に誰も知っている人がいないかと思っていたら大丈夫。
仲良しのゲイリーがいた!
写真の女性はゲイリーの奥さんのエマ。
旧姓をキングさんといって、昔はジムの秘書をしていた。
この二人が結婚する前から知ってる。
2001年に「マーシャル祭り2」を開催した時、急遽ジムが来日できなくなったことを知らせるために私に電話をして来たのがエマだった。
その後、フランクフルトで一緒になったりしているウチに二人と仲良くなった。
この家はとても可愛いお嬢ちゃんが二人いてね、妹のコニたんはMarshall Blogにも登場しているのだ!
110_2
出席しているのはご夫妻の親戚、近所の親しい方、そしてMarshallの重役と仲良しの従業員が二組。
ま、私も一応Marshallの社員なんだけど、ナンダって私たちが出席しているのか…?
実はコレには伏線があるのね。
三年前にジョンとエリーが来日した。
その時、ジョンが「オレはエリーを日本に連れてきたんだから、次はシゲがミユキをイギリスに連れて来る番だぞ!」と…この機会を作ってくれたのだ。

先日Marshall GALAに来てくれたグレースもいた!
グレースは数年前プライベートで日本に遊びに来てくれたことがあってね、その時家内とも仲良くなった。

130_2

今日の主役のエリーと一枚。
エリーも幸せそう!

120_2経理の重役、デヴィッドと奥さんのポーリンも!
ナント、このお二人の息子さんのガールフレンドも日本人で、「ミユキ」というのだそうだ。
うちの「ミユキ」のことをデヴィッドが事前に話してくれていたので、ポーリンは会うなり、「あなたがミユキね~!」と親しげにハグハグしてくれた。
こういうのはうれしいもんだね。

140ゲイリーとエマとも一枚。
連中も着物姿の日本人女性は珍しいので大変よろこんでくれますな。
スーツケースの半分を使って着物や帯を持ってきた甲斐があった。

141いつの間にか外は真っ暗。
ひとしきり飲んでしゃべった後は恒例のディスコ・タイム!

145ま~、向こうの人はとにかくダンスが好きだね~。
公園の盆踊りみたいに自然とみんなが輪に入って踊りだしちゃう。
それだけじゃなくて歌っちゃう。スコットランドのナントカという曲の大合唱はすごかった。
それと、「YMCA」ね。
出るかな?と期待していたら出たよ!
『Rocky Horror Show』の「Time Warp」。もうみんな一糸乱れぬ振付が素晴らしいの。もちろん「♪Let's do the time warp again」の大合唱も忘れない。
私はこういうの苦手でね~。
写真を撮るフリをして逃げ回っていたら、最後の最後にゲイリーに引っ張り込まれて踊らされてしまった!
楽しかった~。

200_2

ところで、コレもう夜中の12時ぐらなんだよ。
夜になると人がいるんだか、いないんだかわからないぐらい静かな町で、窓を開けっぱなしで爆音でディスコ・タイムをやってる。

160外へ出て驚いた。アータ、丸聞こえよ!
こんなんでよく苦情が来ないな~。

170何となく始まるパーティは何となく長い。
でも何となく終わるんだよね。
190v
一本締めも乾杯もない。
何となくバーに移動して何となくまた飲み直すのだ。

180最後にジョンと一枚。
おめでとう!
やさしくて巨漢のジョンは家内と写真を撮る時、いつも極端に低くかがんでくれる。
踊り狂ったジョンも汗ダク!
着物の家内を見て「Gorgeous!」と言ってくれた…のが家内は大層うれしかったとのこと。
よかったね!

210v_2何となくね用途しているんだけど、興奮しているんだか寝られない!
ああ、いよいよ明日でイギリスも最後だ!

220つづく

2016年5月20日 (金)

イギリス紀行2015 その16~コッツウォルズってのはこんなところか~!

さて、夕刻にメイン・イベントを控えた滞在7日目。
この晩のためにはるばるイギリスにやって来たといっても過言ではないどころか、その通りなのだ。
でも、その前に…。
コッツウォルズに連れて行ってもらった。
日本でのコッツウォルズ人気はすさまじいものがあるでしょ。いくらでもガイドブックが出てる。
運転手は一昨日アールズコートからミルトンキーンズまで連れて来てくれたディアン。

05Marshallの工場があるブレッチリーからコッツウォルズまでは一時間とチョット。
途中の景色はひと時とて見逃せない。

10ディアンに頼んで、まずはコッツウォルズのはずれのチッピング・ノートンへ。
「チッピング」とはマーケットのことで、この街は13世紀には羊毛の取引で世界的に有名だったとか。

20何を撮っているのかというと…

40

…コレ。

30ココはかつて有名なレコーディング・スタジオだった。
詳しくはコチラをご覧くだされ⇒【イギリスーロック名所めぐり vol.16】 コッツウォルズにロックの名所なんかあんの?!

50その後、Marshallの社長夫人おススメのスポットへ向かう。

60ここはストウ・オン・ザ・ウォルド(Stow-on-the-Wald)という村。

70有史以前からあったというこの村はアンティーク・マーケットの中心地で14世紀から続く馬市が有名なのだそう。

80マァ~、どこを見回しても年季の入ったライム・ストーンの建物だらけで素晴らしい雰囲気!

95ま、よく考えたら白川郷みたいなもんだね。

100Marshall Blogに掲載した写真もあるけど、エエイ、また載せちゃえ!

105この家々を花で飾る習慣はいいよね。冬が長いので、花が咲く季節には思いっきり花のある光景を楽しもうということか?
ガーデニングが発達したのもそういう事情なのかしらん?

110v_3
140v
田舎の家にはこうして家にニックネームを付けていることが多いようだ。
日本で言うと字名みたいな?
ここは「梨の木の家」。
ウチもね、昔は祖父が植えた巨大な桐の木が生えていて、近所では「桐の木の家」としてよく知られていて、子供たちの待ち合わせ場所になったりしていた。

120そう、建物をドバ―っとひっ繋げて建ててしまうため、道路というか通路が少ないんだよね。だからこうした路地をたくさん作って行き来をしやすくしている。(…のではないかと思う)
126v
コレもそう。ズーっと置くまで続いている。
天井を見てみて。
よく「石の文化」とかいうでしょ?たしかに石でできた家のつくりは堅牢で、何百年もの風雪に耐えることができるが、古い建物のスラブ(床)は圧倒的に木材で作られている。
昔はそれしか技術がなかったんだろうね。
だから見た目は立派でも、中にはいると床がデッコボコという古い家がたくさんある。

125v息を飲むような美しい景色。
ここストウ・オン・ザ・ウォルドはコッツウォルズ地方でもっとも標高が高いのだそうだ。
それゆえ、こうして美しい光景を眼下にながめることができる。

130町の中心にあるSt. Edward's教会。

1_img_0677 北の入口がこんなんなってる。
木と建物が合体しちゃっている。
木はイチイだそうだ。
ホント、森の妖精が住んでいそう。

16img_0685

入口の丈が低いのは、昔の人が小さかったから。
この教会は歴史的には大変古いようだが、18世紀と19世紀の後半に大掛かりな改装が施されたとのこと。

160vほら、昔の小さい人が出てきたと思ったら妖精だった!

170vさて、次の場所に移動。
コッツウォルズとひと言でいっても、数々のエリアが点在している。

180途中、いくらでもこんな光景に出くわす。

190日本で言えば「飛騨古川」ってなところか?

200そして着いたのがボートン・オン・ザ・ウォーター(Bourton- on -the-Water)というコッツウォルズでも一、二を争う人気スポット。

210確かに美しい。

215美しいのはいいんだけど、何しろスゴイ人出なのよ!

220でもやっぱりココも、どこもかしこも「おとぎの国」のように可愛らしい。

230

240vやっぱりココの一番の魅力は静かに流れるこの川でしょうね。

250ディアンと家内で一枚。
この時からちょうど一年経った。つまりこの写真を撮ったのはピッタリ同じ時期なんだけど、ダウンを着てる!
そう、日向はいいんだけど、日陰に入ると寒いのよ。

260そして、また移動。
馬が平気で歩いてる。ポロの選手かな?
この後、ホンの少しだけバイブリーというところに寄ってもらったが、時間が怪しくなって来たので早々に引き上げた。

270帰路、通りかかった刑務所。

280今日の最終目的地はココ。
ミルトン・キーンズのチョイと北のニューポート・パグネル(Newport Pagnell)というところ。
この後に控えた旅のハイライトを迎えるため、ここで一泊する。

290つづく

2016年5月 1日 (日)

イギリス紀行2015 その15~ミルトン・キーンズに来た!

前の日の晩、8時過ぎに住み慣れた(ウソこけ!)ロンドンを離れ、ミルトン・キーンズの「Double Tree」というホテルに到着したのは10時チョット前ぐらい。
お腹も空いたので少し何かを食べてから寝ようということになって外へ繰り出した。
以前に何回も行ったブレッチリーのパブにでも行こうとも考えたが、歩けば30分ぐらいかかるし、タクシーを呼ぶのも面倒だ。
同じタクシーを使うならミルトン・キーンズの中心に行ってもよいのだが、高いばかりでロクな店しかないことも知っていたので、ホテルの近くで済ませることにした。
以前はホテルの周辺は全くといっていいほど何もなかったのだが、サッカーのフランチャイズ・チーム、MK DONSのグランドができ、このホテルが完成したりしているうちに、チョットしたレストラン街みたいなものができたことを聞いていたのだ。
ところが、全部チェーン店の高くてつまらん店ばかり。
マクドナルドとケンタッキーもあるにはあるが、最近は食べないようにしているので、結局となりの24時間オープンしているスーパーマーケットで惣菜とビールを買って、それで済ませた。ナンダカンダ言ってコレが一番安全で安くてうまい。
イヤ、サンドイッチなんか氷のように冷たくて、いつも言っている通りおいしいことなんかひとつもないんだけど、ビールがおいしいんですよ。
ガーっと流し込んじゃう。

そして、翌朝。
ココはちゃんとしているホテルゆえ、朝食もちゃんとしている…と言っても普通のバイキングだけどね。
あ、向こうでは「バイキング」は通じませんからね。「ビュッフェ」っていうヤツ。発音は「バフェ」っぽいかな?
一見おいしそうだし、実際おいしいんだけど、おっそろしく飽きちゃうんだよね。

10ひとつひとつアイテムをチェックする家内。
考えてみるとコレが彼女にとって初めてのイギリスのホテルの朝食なの。
昨日まで自炊だったから!

20家内のチョイス。
ま、典型的なイングリッシュ・ブレックファスト。
ブラック・プディングはパス。
ココのキノコはマッシュルームだ。ガッツリとした椎茸のところもある。私、椎茸が大の苦手なのよ。

30_2私はコレ。
コレをすべてトーストに挟んで食べちゃう。カスタム・ホット・サンド。
はい、お行儀悪いですね。
どんなことがあってもマーマイトなどは口にしません。
ちなみにパンはトースター2回通し。
パンを乗せた網状のコンベアがヒーターのトンネルをユックリくぐって焼くヤツね。一回通しただけだと焼きが甘いのでいつも2周させてる。
アレ、「クロワッサンは入れないでください」ってところが多いんだよね。
で、別のホテルで早速やってみた。
驚いたよ!炎を上げて盛大に燃えやがんの!

40「マーマイト」は皆さんもうご存知ですよね。
オーストラリアでは「ベジマイト」って呼ばれているヤツ。
まぁ、コレはとにもかくにもマズイよね~。
何でマズイかというと、マズイからなんだけど、思うに我々の知らない味、すなわち日本にない味だからなんじゃないかしら?
だから憲法を改正して「日本国民は毎朝マーマイトを食べること」と制定すれば、しばらくすると味やニオイに慣れて「ウマい!」というヤツが出て来るよ。日本で言うと納豆みたいなものだ。
同じ改憲なら「戦争」より「マーマイト」の方がゼンゼンマシだ。納豆の方がうれしいけどね。

Index で、コレの正体は何かというと、イースト菌なんだって。
何せクサイのよ。
激クサ勝負でいけば、クサヤの方がケタ違いに強烈なんだけど、とにかく我々が日本の日常生活で嗅いだことのないニオイだからすごくイヤ~な感じがするワケ。
友人のコックの経験者はマーマイトの存在を知らなかったが、さすがプロ、クンクンとニオイを嗅いで、「クサッ!」のひと言も口にせず「あ、これイーストのニオイだ」と一発で言い当てた。
下の写真のようにパンに塗って食べるのが普通。
Marshallの友人のマークは鼻歌を歌いながらマーマイトをこうやってトーストに塗って、おいしそうに食べていた。
「ウマいのか?」と訊くと「コレがなければ一日は始まらないよ!」ぐらいのことを言っていた。

Index_2 さて、朝ご飯を食べたことだし、Marshallの工場へイザ出発!

50コレがホテルの遠景。
建物の向こう側がサッカー・グラウンドになっている。

60昨晩食べ物を買ったスーパーがこの「ASDA」。
看板にあるようにアメリカの「Wal Mart」の資本が入っているそう。

70メッチャでかい!
スーパーのランキングではTESCOに次いでASDAは2位と言われていたが、イギリスのこういう世界は海外資本もジャンジャンなだれ込んできていて、デッドヒートが激しい。
行くたびにいつも順位が入れ替わっている感じ。
ASDAは食品だが、最近では「LIDL」とかいうドイツのディスカウント・ストアがイギリスに進出して既存のお店はハラホロヒレハレになっているらしい。こないだジョンから聴いた。
で、ASDAでもTESCOでもSainsbury'sでも似たような三角のサンドイッチを売っていて、コレがまた消費者の好みの分かれるところで、見ていておもしろい。
「オレは絶対にTESCOのサンドイッチは食べないんだ」みたいな。
日本で言えばコンビニの「おにぎり戦争」みたいなもんかね。
あ、私はコンビニのおにぎりは絶対に食べないようにしている。「アレは米ではない」とか言う話を聞いて怖くなったからだ。おにぎりだけではなく、弁当からおでんから揚げ物から、コンビニのオリジナル食品には何があっても手を出さないしている。結構不便なんだけどね。
ちなみに私はTESCOのサンドイッチの「Classic Ham & Mustard」ナントカっていうのが好きだったんだけど、なくなっちゃったようだ。
興味のある方はコチラをご覧あれ。
ま、コンビニおにぎりに手を出さないで、TESCOのサンドイッチ喰ってりゃ世話ないんだけどね。
だってイギリス行くとコレしかないんだもん!安くてマァ食べられるヤツは…。

80ホテルからMarshallの工場までは歩いて10分チョットぐらいか?
右下に「Furzton」ってあるでしょ。ここにあるホテルのレストランのローストチキンがすごく美味しかったんだけど、一回しか泊まるチャンスがなかったナァ。

90道に沿ってもうちょっと行った右側が工場だ。

100ハイ、着いた~。

110まずは記念撮影するよね~。
コレ、ゲイリーが撮ってくれたのか…。

120vもはや見慣れた光景だけど、みんなに会えるかと思うとワクワクするね。
でもね、もうずいぶん人が入れ替わっちゃってね。
私はもう完全に古株の部類なんよ。
もちろん家内は初めてなので大興奮&大緊張!

130まずは社長に挨拶をしてすぐに工場見学。
行った日は金曜日。午後は工場が止まってしまうので、早いところ見て回ろうという算段。
ガイドは私。

140v工場の職人さんは古い人も多く、私の顔を見ると声をかけてくれる人も少なくない。
その都度家内を紹介するので彼女も相当気疲れしたことと思う。
でも、Marshallの工場を見学した日本のオバさんはかなり少ないでしょう。数えれば片手で済むかも知れない。Marshall史に名前が残ったかも?何せ年間150回もライブハウスに顔を出すロック・オバちゃんだからして。

工場見学の様子はMarshall Blogに掲載してあるので興味のある方は是非ご覧あれ!

コチラ⇒Marshallだより 2015 <前編>

150_3Marshallのコントロール・パネルとコーナー・ガードを除くほとんどすべての外装パーツをひとつにしたサンプル・スタック。
こういうものが売られているワケではない。

160v工場へ来た大きな目的のひとつは新商品ASTORIAを試すことだった。
そのASTORIAもいよいよ来月に日本で発売となる!

165工場見学の後は、夕方まで予定がないので周辺を散策。
まずは行ってみたかったブレッチリー・パークへ。
友人のゲイリーが車で送ってくれた。

170このあたりのこともすでにMarshall Blogに出ているので下の記事をご覧頂きたい。
長いけどお気に入りの記事だ。


BREAK THE CODE!~その暗号を解け!<前編>

180見たかったな~、博物館。

190ブレッチリー・パークからブレッチリーの駅へ出て家内に町を見せてあげることにした。

200ブレッチリーはミルトン・キーンズの一部に属している。
「マーシャルってイギリスのどこにあるんですか?」と訊かれると昔は「ミルトン・キーンズ」と答えていたが、最近は「ブレッチリー」と一旦答えておいて「ミルトン・キーンズのとなり」と付け足すようにしている。
さした理由はまったくないのだが、何度も行っているうちに「ブレッチリー」に愛着が湧いたということになるかな?
ミルトン・キーンズは「ロンドンに対抗し得る都市を郊外に建造しよう」というロンドンの一極集中化を緩和するひとつの方策として導入された「カウンターマグネット論」によって出現した人工の街だ。
1967年にオープンした、歴史の古いイギリスの都市あるいは街の数々にあっては、まだ生まれたての赤ちゃんのような街なのね。
元々4万人が住んでいた地域だったが、現在は20万人ほどの人口になっている。
徹底した都市計画のノウハウに基づいて作られているため、中心部は碁盤の目のように道路が走り、巨大なショッピングセンターがあって、そこには人口スキー場を擁し…要するに面白くもなんともない街だ。
マーシャルの工場からは車がないと行かれない距離なのに対し、ブレッチリーの町までは歩いて15分。
こんなこともブレッチリーを身近に感じさせているのかもしれない。

210ブレッチリーの人口は34,000人。

215こうした小さな町も興味を持って見て回れば住人のナマの生活を見ることができておもしろい。

220コレが一番の繁華街。
5分も歩けば終わってしまう。
これでも週末になるとゾロゾロと人が集まりそれなりのにぎわいを見せる。

230ブレッチリー散歩についてもすでにMarshall Blogに記してあるので「Marshallだより 2015 <後編>」をご覧頂きたい。


家内にひと通り町を見せて工場に戻る。
人いねェ~!

240住宅地には豪奢な家も少なくないが、こうした(恐らく)低所得者向けの長屋式住居を散見される。
このタイプの住居はイギリスの郊外に行くと必ず見かけるな。

250平日ということもあって、マァ、何せ人が歩いていない。
この辺りはロンドンまで電車でちょうど一時間。
完全にロンドンのベッド・タウンなのだそうだ。
アッレ~、どうでもいいけど道を間違えてるな?
道がどこも極端に弯曲していて、一度間違えると修正するのが大変。
例によって足はボロボロときているのに、超無駄なエネルギーを使ってしまった!
今日はまだこの後に大切な行事があるのに!

260

…とようやく工場に帰着。
4時ぐらい。
もう駐車スペースには車が1台も停まっていない。
そう、みんなもう帰っちゃったの。金曜日だよ。

270Marshallの工場の製造分門は金曜日も半ドン。
事務職は午後も残っているけど、もうこの時間にはいなくなっちゃう。
その分、スタートが朝8時だからね。
でも、いくら朝早くても、5時チョット過ぎには家に帰れる方がいいナァ。通勤時間がみんな15分ぐらいだ。
イギリスの場合、6月をピークに春から夏までは太陽が昇っている時間が異常に長い。
6月には夜10時過ぎまで外が明るいから、5時に家に帰って、もう一回その日を始めるような感覚だ。
言い換えると、毎日「昼間は仕事で夜は休日」みたいな…。
その代り、冬は3時には暗くなってきちゃう。

280無人のMarshall工場で記念撮影!
私の肩に汗でリュックの跡ができてる。
暑いんだか、寒いんだかよくわからない気候。総じて涼しいんだけど、動くとすぐ熱くなる。

290夕方になるとこうして天気がよくなってくるんだよね。

300ホテルの駐車場。
イギリスの空は手に届くように雲が低い。

310_2ホテルの中庭?
イヤ、グランドにホテルがくっついているのね。
昔はMarshallがMK DONSのスポンサーをやっていたので場内にはおなじみのMarshallロゴの飾りや得点ボードが設置されていた。
で、ホテルの部屋に帰ってWi-Fiをひっつないで、メールをチェックしてビックリ!
私の父が死んじゃってた!
…と言っても突然ではなくて、しばらく臥せっていたんだけど衰弱が著しく、急に容態が悪くなって力尽きてしまった。
日本を出る時にはまだ持ちこたえられそうだったので、思いきって離日したけど、ダメだった。
いつかMarshall Blogにも書いたけど、私は父から大きな影響を受けていて、今Marshallで働けるのも、英語を使っているのもすべて父のおかげだ。
父は音楽に詳しいワケでも英語ができるワケでもない、戦後の混乱によって中学にも行っていない一介の大工だった。
ところが、映画や落語等のエンターテインメントの知識においては人後に落ちることがなく、その方面でずいぶんたくさんのことを教わり、それが音楽につながり、そこから英語を勉強するキッカケにつながったのだ。
そんなだから、妹からの訃報を目にして、その場で一発だけ思い切り声を出して泣いた。
家内も18歳の時からの長い付き合いなものだったから大号泣。
で、ひと通り泣いてから気分を一新…この後、緊張の行事が待っていたのだ。
それにしても、父の死に目に会えなかったのは悔やまれるけど、イギリス来ていたおかげで哀しみが半減、イヤ、それ以下になったことも否めない。
コレも父の思いやりだったのかも。
もうすぐ一周忌なんだけど、大変にぎやかだった人だけに、どうもこの世にもういないってことが信じられない。
「ウ~っす!」と言いながら突然ウチに上がり込んで来そうな感じがするんだよね。
でも、もうあり得ない。
しかし、コリャ親が死んだ「悲しみ」より、もう二度と会えないという「寂しさ」の方がはるかに大きいね。

320「緊張の行事」とは、Marshallの社長、ジョンの一族の方々と共に、自宅で開くパーティにお呼ばれしていたのだ。ホームパーティってヤツね。
今回の渡英の一番の目的は次の日に開かれるジョンと奥方の「結婚10周年の記念パーティ」に招待されて、出席することだったのだ~!
え、なんでそんなのに招待されるの?かというと、奥さんのエリーは以前工場の受付やJim Marshallの秘書をしていたりして、ずいぶん一緒に仕事をさせて頂いた旧知の仲なのです。
そんな関係なので、せっかく日本から来たことだし…と、前日の身内のパーティにも招待されたワケ。
それと、二人にはバディというお孫さんがいて、メッチャ可愛いんですわ。彼に会いに行くのも目的のひとつだった。
しかし、ホームパーティなんてさ、ビビりますよ。
私はほんの数回、別の機会にお呼ばれしたことがあるけど、家内は初めての経験。
ナニにビビるかっていうと、礼儀もさることながら、やはり一番は言葉の壁だよね。
大きなパーティと違って逃げることができない。
それと、アメリカ人ほどではないにしろ、やたらと話かけてくるじゃん?
名前を聞きとって覚えるのもひと苦労なワケ。
私は「英語に自信がある」というほどでは断じてないのだけど、マァ、とりあえずしゃべる方だけは自分の言いたいことをほぼ自由に言えるのでさほどストレスにはならい。
ところがコワイのはリスニングなんですわ。
アメリカ人相手ならビビらないんだけど、イギリスの英語は運悪く激訛りの人に当たっちゃうと、まったく相手の英語が聞き取れない時があるんね。
以前、ロンドンのB&Bで一緒になったオジちゃんの英語がすさまじいまでのコックニー訛りで最初から最後まで何ひとつ聞き取れないことがあった。ホントにわからなかった。雰囲気でサッカーの話をしているということだけがわかった。
そんなだから、このパーティも心配していたんだけど、完全にセーフ。
スウェーデンから来たジョンのお姉さん家族、ジョンの子供たち(といってももう結構オジちゃん)、エリーのお嬢さんとその彼氏たち…そんな出席者で和気あいあいと楽しい時間を過ごすことができた。
写真はジョンのフラット(日本で言えば高級マンション)のベランダ。

330眼下には運河が走っていてナローボートが上り下りしている。
すんばらしい眺めですよ。
ミルトンキーンズの中心から車で15分ぐらいの隣町で、とても静かなところだった。
お孫さんのバディはちょうど極度の人見知りのお年頃で、何せカメラを向けただけで激泣き!
「シゲたちはせっかく日本から会いに来てくれたのよ~」なんてエリーはバディを諭してくれるんだけど、本人は「そんなのカンケーねぇ!」状態。
眠かったせいもあったのだろう。
結果、写真は一枚も撮れず!
家内も緊張気味でおとなしい。
私は…といえば、父のことをジョンにだけ伝えた。東京に帰ってから色々と葬儀関係のセレモニーで仕事を休まなければならないからだ。
ジョンは大層驚いて、気を遣ってくれた。
めでたい機会を湿っぽくしたくなかったので、エリーには知らせないこともジョンには申し伝えた。

340さて、心配していた言葉の問題もゼンゼンなくて、パーティは続く。
ジョンが出してくれたイギリスのビールちゃんたち。
見たことないやつばっか。
私がイングリッシュ・エールやビターが好きなのを知っていてジョンがワザワザ用意してくれた。
どれもおいしいんだ!

360エリーと家内。
エリーには15年ぐらい前、初めてMarshallに行った時からお世話になりっぱなしなのだ。
最初はあんなに緊張したものの、皆さんとびっきりいい人ばかりで、最高に楽しかったな。
ジョンのお姉さんのエリザベスは先述の通り、スウェーデンからの参加で、一番長い時間話をしたかな?
ジョンの実姉だけあって最初はちょっと厳しい感じだったけど、話し始めるとすぐにゼンゼンそんなことはないということがわかった。
こういう時の話題は、もうお国事情の違いに尽きる。
天候、言葉、風習、後はお互いに相手の趣味に関する話。
やっぱり白夜の話とかは興味深いよね。
それと、ひとつ印象に残っているのは、「フィ」という発音がすべて「ピ」になってしまう東南アジアの国があって、「イチジク」が「豚」になってしまう…とかいう話。イチジクは英語で「fig」という。
ま、せいぜいこんな話ですよ。
ナンダカンダで10時ぐらいまでワイワイみんなで騒いで、外までジョンとエリーに見送られてジョンのフラットを後にした。
すごく楽しかったので、父のことを忘れることができた…助かった。
370つづく

2016年3月26日 (土)

イギリス紀行2015 その14~バラ・マーケットで足腰バラバラ

色々とマーケットに行ってみよう!…と下調べしたものの開催している日がスケジュールに合わずナンダカンダで結局前半に訪れたスピタルフィールズ・マーケットぐらいになっちゃった。
ポートベローなんかにも家内を連れて行ってあげたかったんだけど、次の週末にはロンドンにいない。そう、今晩ロンドンを発たなくてはならないのだ。
それじゃイカンということでとにかく「Borough Market(バラ・マーケット)」にだけは行ってみようということで、棒状の足を前後に動かした。

10バラ・マーケットはロンドン・ブリッジのそばにあるオーガニック食品のマーケット。
「バラ」ってヘンだよね?
この「borough」は行政区画の名称。サイモン&ガーファンクルの「スカボロー・フェア(Scarborough Fair)」なんかでおなじみのはず。
それなら「ボロー」だと思うんだけどね。
ところが!調べてみるとイギリス人はコレを「バラ」と発音するんだそうだ。今度Marshallの誰かで試してみよう。
こっちは「バラ」という発音になじみがないもんだから、知らないうちに「ボロ・マーケット、ボロ・マーケット」って言っちゃうんだよね。それじゃ古着のマーケットになっちゃう!

20ココはおもしろい。
ひとりでロンドンに来た時にはまず訪れない場所だ。
ま、クサいと言えばクサいし、汚いと言えば汚い。
でも、イギリス人の伝統的な食卓観を抑えようとする時には実に興味深いところだ。

30マァ、ありとあらゆる食材が取り揃えてある。
日本でもおなじみのヤツから見たことないヤツまで多種再々。

40チーズはスゴイね。チーズ屋さんが何軒もある。

50オリーブ屋さん。
どうすんだよ、コレ?

60パスティ屋。
イノシシとかすごいいろんな種類が用意されている。

70コレはパン屋。
ごっついパンがズラリ。

80魚屋。
昔は日本もみんなこうだった。なかなか新鮮そうだったよ。
そう、ロンドンの街を歩いていると、魚屋を見かけることがあるんだよね。

90もちろんブッチャー=肉屋もある。

100このマーケット、現在の形になったのは1756年というから今年で丸260年!
ところが…

105この市場は1014年からあったんだって。日本では平安時代。
それで2014年に1000周年記念を迎えたそうな。

170v

コレは干し肉屋っていうのかな?肉屋か?

110あ~、お腹空いてきた。
結局、この日もお昼を食べていないこと思い出した。
で、目に入ったのがコレ。
130

コンビーフ・サンド屋さん。
ん~、圧倒的にウマそうだ!店員さんもカワイ子ちゃんだし…ということで買ってみた。
この店員さん、写真ではムスっとしているけど、最後までムスっとしてた。メッチャ愛想悪し。
仕事をイヤイヤやるんじゃない!イヤなら辞めなさい!

120ジャ~ン!
コレコレコレコレコレ!

140厚めに切った食パンにコッテリとマスタードを塗って、そこにタップリのコンビーフとバカでかいピクルスを挟む実にシンプル。
コンビーフはかなり塩が利いているが、ウマい。
残念なのはね、パンを焼いてもらいたいんだよね~。向こうの人は何かを挟んで食べる時、たいていパンを焼かないんだよね~。
それとピクルスがデカすぎ。
マズくはないんだけど、私はピクルスがあまり好きではないのでほとんど家内に引き取って頂いた。
コレで£5.0だったかな?当時の為替レートだと1,100円ぐらい。
決して安くはないけど、お腹が空いていたので十分満足。

150おいしそうなアイスクリーム屋が目に止まったのでデザートがわりに頂いてみた。
食べてややビックリ。
味はバニラなんだけどミルクのテイストが濃くておいしい。でも、ほとんど甘くない!
コレが£2.5だったかな?550円ぐらい。
決して安くはないけど、生まれて初めてロンドンに来たとき、ハーゲンダッツのアイスクリームがひと玉600円ぐらいだったからね。値段では驚かない。
ロンドンの外食の値段で驚いていたら何も食べれない。東京は外食天国だよ。

160そとにもジャンク・フードを売っている店がズラリ。

180マーケットのすぐ隣には立派な聖堂。

190チョット視線をズラすと「ザ・シャード(The Shard)」という地上87階建てのEUで最も高いビルがそびえている。
チッ、バカが。こんなもん建てやがって…。
イギリスには歴史的な建物を保護する決まりが確立されていて、東京に比べればまだマシだけど、ロンドンも古い施設をジャンジャカ壊して近代的な設備に入れ替わってきちゃってる。
バタシーも大幅に改装しちゃうし、アールズ・コートのコンベンション・センターもなくなっちゃう。
モッタイない。
でも、東京と違って地震がまったくないロンドンゆえ、建築意匠が凝っていて、新しいビルもなかなか見ごたえがあるといえばある。
ちなみに生まれも育ちもエンゲレスのウチの社長は60年近く生きてきて、ただの一度も地震の経験がないそうだ。

200vこの辺りはスイーツ・コーナー。

210ブラウニーのようなゴテっとしたものが多いのだが、パイを扱っている店も多い。

215チーズケーキを買ってみる。
コレはそんなに高くなかった。
で、味が濃くて結構おいしかった。

216ウン、ココは確かにおもしろかった。
またロンドンに来たら訪れてみよう。

220コレはさっき見えていた聖堂。

230「サザーク大聖堂(Southark Cathedral)」という教会。

235古そうに見えるが、聖堂が落成したのが1905年だから110年。そう古くなない。
しかし、この場所自体はクリスチャンの集会所として1,000年以上の歴史を持っているそうだ。

236またココの牧師さんがやたらといい人で、チョコッと覗いてみようと足を踏み入れた途端、近くへ歩み寄って話しかけて来た。
「Japanese?  Chinese?」と尋ねてくる。
「We're Japanese」と答えるとその牧師さんはサッと踵を返して物販コーナーへ行って下のガイドブックを渡してくれた。
中には聖堂の概要を記した簡単な日本語のリーフレットが入っていた。
売りモノである。買えば1,000円以上はくだらない。
その牧師さんは、我々が首から下げていたLondon Passを見つけてプレゼントしてくれたのだ。
後で調べてみると、確かに「Passを見せればガイドブックがもらえる」とLondon Passのガイドブックに記してあった。

A_img_1982_2聖堂の中では中高生ぐらいの合唱隊が静謐な讃美歌の練習をしていた。
コレがまた美しい。
しばらくの間、聞き入ってしまった。
イケね!
実はココ、トイレを借りようと思って入ったんだ!
ところが外の廊下にあるトイレは施錠してあって入ることができなかったので、マーケットまで戻って用を足した。
歳を取るとトイレが近いだよ。
270
テムズ川の方へ歩を進めるとこんな船が飾ってあった。
この船はゴールデン・ハインド(Golden Hind)という1577年に建造されたガレオン船(16世紀半ば~18世紀ごろの帆船の一種)のレプリカ。
有料で内部も見学できるようになっている。
イギリス勢では初、マゼランに次いで史上2番目に世界一周を達成した船がゴールデン・ハインド郷だった。
コレでずいぶん悪いことしたんだよ、昔。
245

その向かいにはパブがあってもう大勢のサラリーマンがエールがなみなみと注がれたパイント・グラスを片手に語り合っている。
終業後、帰宅前のリラックス・タイム。
ココで1パイント飲んで、特別な機会でもない限り、もう家では飲まないのが普通なのだそうだ。
上司の悪口でも言ってんのかネェ?

240後ろを振り向くとこんな光景。
テムズ川の北岸、シティ方面のパノラマが広がる。
いいよナァ~、こんなところであのウマいエールを飲んでサ。
私だったら毎日寄っちゃうな。
下の写真の橋が「♪ロンドン橋落ちた」のロンドン・ブリッジ。もうひとつ下流にかかる橋がタワー・ブリッジ。

250反対側はサウザーク・ブリッジ。
端の向こうに見えるのが有名なセント・ポール寺院。『メリー・ポピンズ』の中の名シーン、「Feed the Birds」のところで出て来るアソコ。
今回家内を連れて行かれなかったのは心残りのひとつ。
私は何年か前までまであのてっぺんまで上ったけどモモがガクガクになった。

260河岸から少し中へ入るとこんな廃墟が…。
ロンドンの東の地区を歩いているとこういう遺跡によく出くわす。

280コレは12世紀に建てられた「ウィンチェスター宮殿(Winchester Palace)」の残骸。17世紀まで使われていたそうだ。

290vパブはどこもかしこもこんな光景だ。
ロンドンも車の交通量は生半可ではないのに東京じゃこんなの絶対できない。

300もうこのころになると、足は棒を通り越して、もはや取り外したいぐらいの重荷になってしまっている。
いつもこうなんだよね。
何しろ立っているのすらとてもツライ。
先に触れたように、今晩ロンドンを発たなければならない。
ところが餞別を頂戴した方へのお土産を買いそびれていて泣く泣くウエスト・エンドへ戻る。
かといって、何かお目当てがあるワケじゃなし…。
仕方ないので有名なデパート「リバティ(Liberty)」へ寄ってみる。

310ココはホントに立派なデパートだ。
つくりは木造で館内が五階まで吹き抜けになっている。日本橋の三越なんかはコレのマネをしているのかな?

320店内の装飾も実にオシャレ!

330ところが…。
置いてあるものの値段ときたら、正気の沙汰とは到底思えない。
何の変哲もないさくらんぼ柄のランチョンマットが一枚4,000円近く。それと同じ柄のこれまた何の変哲もないコースターを2組セットで買おうものなら10,000円を軽く越してしまう。東京だったら3,000円でオツリがくるようなアイテムだぜ!
それじゃバカバカしいってんで他のモノを探そうにも何でも高くて高くてまったく手が出ない。
為替レートのせいもあったけど、あまりにもヒドイので諦めてお店を出た。
釣果がなかったせいか足取りが余計に重い!
もう泣きたくなるぐらいシンドかったけど、アールズ・コートに時間通りに戻ってお迎えを待たなきゃ!
何とかホテルに戻ってしばらくしたら仲良しのディアンが迎えに来てくれた。
家内を紹介して荷物を積んで…イザMarshallのあるミルトン・キーンズへ移動なのだ!

340道々、ディアンにリバティのことを訊いてみたらひとこと「Crazy!」だって。
地元の普通の人は絶対に買い物をしないそうだ。リバティで買い物ができることをステイタスに感じるお金持ちと観光客だけが行くらしい。

激烈な交通渋滞を避けて夜の8時にアールズ・コートに迎えに来てもらって、ミルトン・キーンズのホテルについたのが9時半すぎ。
イギリスに来て初めてのホテルらしいホテル。
明日はMarshallの工場見学。
350つづく

2016年1月31日 (日)

イギリス紀行2015 その13~美術は辛し

チャッチャと衛兵の交代式の喧騒を離れ、バッキンガム宮殿の裏にあるクイーンズ・ギャラリーを訪れる。当然London Pass使用可。さもないと2,100円ぐらい取られちゃうよ。今なら1,750円ぐらい。
その名の通り、王室所蔵の美術品を展示している。

10_2何の気なしにレオの素描なんかが飾ってある。
レオってダ・ヴィンチのことね。これだけでいくらすんのよ?

20v展示品は頻繁に入れ替わるらしいのだが、この時はそれほどビックリするようなモノはなかったかナァ?
一番ビックリしたのはコレ。
トイレ。

30_2スンゲェきれいで、ゴージャス~。

40_2このレトロな仕様が何ともカッコいい。

50_2ロンドンへ来て久しぶりに見た普通の蛇口。
ロンドンの公のトイレはたいてい自動開閉の蛇口で、アレがまた年寄りの小便みたいにキレが悪い。
エアタオルっていうの?ブロワー、手を乾かすヤツ。あれもいつまでもガーガー動いてるんだよね。そこへいくと日本のヤツはビタッと止まる。実に優秀だ。コレ以前にもどこかに書いたね?

60v建具も立派!

70_2椅子もスゴイでしょ?
王様になった気分で用が足せました!

80_2しかし、足がツライ…。腰も痛い…。
それでもガマンしてマルを歩く。ひたすらトボトボ歩く。

90_2トラファルガー広場に向かうのだ。どうしても行かねばならないのだ。

100_2何とか着いた~!
下の写真はかつてMarshall Blogで使ったもの。
文章もほぼ引用しちゃえ!

「ココはTrafalgar Square(トラファルガー広場)のCharring Cross(チヤリング・クロス)。目の前には、1805年、トラファルガーの海戦でフランス&スペインの連合艦隊を破ったネルソン提督の像、そしてその向こう側はNational Galleryというロケーションだ。
ところで、ロンドンから離れると「ロンドンまで〇〇マイル」という標識によくお目にかかる。日本と同じ。で、その「ロンドン」はロンドンのどこを起点に測っているのか?
ニューヨークならCentral Parkの端っこ、Columbus Circle。
東京なら日本橋の真ん中だ。
下の写真で私の向かって右後ろに馬にまたがっているオッサンの像があるでしょう?
この像はイングランド、スコットランド並びにアイルランドの王、Charles I(チャールズ1世:在位1625~1649年)。
ロンドンの距離計算はココが起点なんだって。
このチャールズ1世のところから、「ロンドンから〇〇マイル」と数えるのだそうです。」

105v塔の上に乗っかっているのがネルソン提督。
ショーンもネルソン提督の格好をしている。

110vこの帽子ね。ナポレオンみたいな帽子。

120_2はためくユニオンジャック。
オリンピックの時、この前の道をマラソン・ランナーが走った。

125トラファルガー広場に来た目的はコレ。
ナショナル・ギャラリー。
っていっても、私はココが好きでもう軽く10回以上は来ているんだけど、今回はチョットいつもとは違う心構え。
家内がいっしょということもあるけど…へへへ、勉強してきたんだ。

130_2相変わらず豪奢な内装。

160床のタイルも見事だ。

170_2

180_2このオジちゃん、チャーチルかな?

190ここでも小学生たちが課外授業を受けている。こういうグループがたくさん来ている。
実にいいことですな。
音楽でも美術でも「芸術」の在り方が日本とは全く違う。
日本人は経済やテクノロジーの発展の割には芸術に関しては著しく民度が低いといわざるを得まい。
これらの芸術は彼らのものだからして、日本ももっと固有の芸術や芸能を子供の頃から正しく教えるべきだと思うんだけどね~。バカみたいに人気取りでダンスなんか学校のカリキュラムに取り入れちゃって…。

200_2「勉強してきた」というのはコレ。
この映画をワザワザ映画館まで観に行ったの。おもしろかった。
常設の有名な作品以外にこの映画で紹介されているモノはとにかく本物を見ておこう!と決めてきたのだ。

Ng たとえばコレ。
ホルバインの「大使たち」。
ホルバインはドイツの画家で、ヘンリー八世の有名なポートレイトもこの人の手によるもの。
何か絵を見ていると今にもこのふたりが絵の中のモノでの「モノボケ」でもしそうな感じだが、これらのアイテムのひとつひとつに意味があって実におもしろい。ここには書かないけど。
ひとつだけ…。
向かって左のオジちゃんの足元にグレーの変なものが斜めに描かれているのでしょ?コレ、だまし絵になっていて、骸骨なの。

210_2フェルメールの「ヴァージナルの前に立つ女」。
フェルメールってのは何だか知らないけど人気があるネェ。
ニューヨークのメトロポリタン美術館のもチェックしたけど、あまりにも小さいのでビックリしたっけ。
下の写真の私、壁によりかかってるでしょう?
コレ、ダメです。
係員がすっ飛んできて怒られちゃった!

220_2どうしても見たかったんだけど、見つからなかった絵が一枚あった。
ひと通り探したんだけど、見当たらない。
もう足があまりにもツラくて、あきらめて一旦は美術館の出口まで行ったんだけど、家内と相談して「次はいつ来れるかわかないから…」ともう一度展示室に戻った。
240_2
そうして涙ながらに探し当てたのがコレ。
ルーベンスの代表作、「サムソンとデリラ」。英語では「ディライラ」と発音する。
ルーベンスといえば「フランダースの犬」だよね~。
コレもとてもドラマチックな絵なのね。
見ておいてヨカッタ!スゴイ迫力。
やっぱり本物は違う!

230_2ココはお隣のナショナル・ポートレイト・ギャラリー。
肖像画だけを集めた美術館。
ココもすごく好きな場所。

250_2今回の話題はナントいっても八つぁんだよね~。
右は二番目のお妃、アン女王。
「B」のペンダントをしているでしょ?ブーリンの「B」。コレが彼女のトレードマークだった。

260_2家内が気づいた。
ヒールを履いている女性をほとんど見かけない。
スタスタものすごい速さで歩くせいか、みんなスニーカーのようなペッチャンコの靴を履いている。
たとえフォーマルな服を着ていても靴はペッチャンコ。
雨が多いので高級な靴や濡れやすい靴を敬遠しているのかもしれない。

270_2つづく

イギリス紀行2015 その12~アビィ・ロード行ってみる?

ツワ~、いい天気だな~!
今日はロンドン滞在の最終日。
とにかくいい天気だ。
ココが毎回毎回、少なからず天気に悩まされてきたあのロンドンとは思えん!

10この辺りは由緒正しそうな豪邸ばかり。

20その証拠にそこら中の家にブルー・プラークが付いている。
このブルー・プラークも非公式に勝手に作って建物にひっ付けている輩もあるので注意も必要だが、この辺のモノは間違いないだろう。もう街の佇まいが全然違う。田園調布とか豊中みたいな感じ?
それでもサウス・ケンジントンやスイス・コテージのような本当に高級住宅街というエリアにくらべればまだまだか?

30例えばコレ。イギリスで最も有名な指揮者と言われているサー・トーマス・ビーチャムという人が住んでいた家。
ナントこの人、ロンドン・フィルハーモニックとロイヤル・フィルハーモニックの創始者。
しかも、この人の生家はビーチャム製薬を創業した大富豪。このビーチャム製薬というのは現在のグラクソ・スミスクライン…売上高世界第6位の総合製薬会社だ。ボルタレンやらコンタック売ってる会社ね。

40そして、ココがどこかと問うならば、ジュビリー線のセント・ジョンズ・ウッド。

50コレで有名なところね。
いつも思うんだけど、ココを通る車は気の毒だ。
イエロー・ライトつきのゼブラ・ゾーンだから、歩行者が渡っていなくても、人が横断歩道の傍らに立っているだけも一時停止しなければならない。
さもないと、見つかればガツンと罰金を取られてしまう。

60実際、ホントにビタっと止まってくれる…てんで、ウチの家内も記念に逆行。

70タマには私も…。

80ココがインターネットで24時間世界中継されているのは有名。

90ジャケ写を撮った時のジョンの視界はこんな感じか?

100横断歩道の反対側、あるいはジャケ写と反対側の光景はこう。

120
この写真は、イアン・マクミランというカメラマンが上の写真の交差点に脚立を立ててその上からハッセルブラッドで撮った。イアンはヨーコの紹介でジョンと知り合い、このジャケットの撮影につながった。
写真は全部で6枚。絞りはf=22、シャッター速度は1/500秒だったという。
大分絞ったな…。
撮影の日時は1969年8月8日午前11時35分。真夏のロンドン。今日みたいないい天気で日差しがよっぽど強かったのだろう。このジョンの白いスーツはイヤだったろうな~。

C_ab_ この通りを写真の方向に行くとキルバーンに出る。キルバーンは近々Marshall Blogで紹介する予定だが、何しろこの通りは交通量が多い。
写真を6枚しか撮らなかったのは、「撮らなかった」のではなく、通行止めが厳しいので6枚しか「撮れなかった」のではないか?なんて思ったりする。
イヤだぜ~。
車を止めて、「早く、早く」と急き立てられ、しかも撮る相手は天下のビートルズ。ビビっただろうな~…なんて想像しながら写真を眺めると楽しい。
ビートル・マニアに言わせると全然違うのかもしれないけど…マァ、いいじゃない?

110おなじみのアビィ・ロード・スタジオの外塀の落書き。
何か月かに一回かは白いペンキで上塗りされる。
当然ビートルズ関連の落書きやらメッセージばかりなんだけど、タマにはピンク・フロイドあたりの落書きがあってもよいと思うのだが…。

130スタジオの入口。
ドアの左の緑色のプラークはエドワード・エルガーのもの。

140何回かMarshall Blogに書いているが、このスタジオはフル・オーケストラがスッポリ入るイギリスで唯一のレコーディング・スタジオということで、こけら落としでエルガーが呼ばれて指揮棒を振った。オケはロンドン・シンフォニー、曲は当然「威風堂々」だったらしい。

150ひと通りビートルズの最後期の世界を味わってセント・ジョンズ・ウッド駅へ戻る。
「味わう」ってったって、私、過去に6回ぐらい来ているんだけどね。
それなのに下の写真は初めて見る光景!
見て、この昇りのエスカレーターに乗ったオジちゃんの大群!
そういえば、駅前も大勢のオジちゃんでゴッタ返していた。
コレ、木曜日の朝9時ぐらいなのよ!通勤の人達ではない。
この後、Marshallのあるブレッチリーに行く時、ちょうどこの駅の前を通りかかったので運転するディアンにこのことを尋ねてみた。
答えはクリケット。
すぐ近くにクリケットのグラウンドがあって、みんな仕事を休んで試合を見に来るんだって!
みんなスキだねェ~!
それにしても、スゴイ勾配だ。

160vさて、ロンドン最終日ということで、残り少ない時間で家内に何を見せてあげようかとかなり悩んだ。
カムデンも行ってないし、大好きなV&Aだって見ていない。ロイヤル・アルバート・ホールだってまだだし、リッチモンドだって見せてあげたい。
それに、あんなに楽しみにしていたマーケットだってスピタルフィールズしか行かなかった。
本当はポートベローを見せながらノッティング・ヒル・ゲイトあたりをブラブラしたかったんだけど、日程が合わなかったのね。
シャフツベリーのミュージカルも見れなかった…。
結果…基本に立ち返って…バッキンガム宮殿の衛兵の交代の儀式だけは押さえておこうということにした。

170

で、ピカデリー・サーカスからリージェント・ストリートをテムズ川方面に向かって下る。

165この通りがまたあまりにも立派なのね。
幅が広いうえに戦争の英雄だか何だか、デカい銅像がゾロゾロ並んでいる。
まるで屋外の美術館のようだ。

180こんなの見っけ。
Marshal。Marshallじゃないよ。
Air Chief MarshalというのはRoyal Air Force、つまりイギリス空軍のメッチャ高いポジション。
このサー・キース・パークという人は第二次世界大戦のヨーロッパ戦線の英雄なんだと。
名前の下にあるGCB、KBE、BAR、DFC、DGLらはポスト・ノミナル・レターズといって、その人がゲットした勲章の名前。
Jim Marshall, OBEみたいなヤツね。
イギリスのこの褒章制度ってのもよくわからん。
その昔、ビートルズが、MBE勲章をゲットして大きな話題になったが、近年は大勢の芸能関係者が受賞している。Mr.ビーンのローワン・アトキンソンもゲットしているし、エルトン・ジョン、エリック・クラプトン、スティング。ケイト・ブッシュ、ロジャー・ダルトリー、レイ・デイヴィス、ジミー・ペイジ、ブライアン・メイ、マーク・ノップラー等の世界に名だたるミュージシャンたちは揃ってゲットしている。
要するにこのあたりの人たちは、「芸術」がどうのとかいうことではなくて、外貨を獲得して国庫を潤した功績で受賞しているんでしょう。それでもちろんいいんだけど、なんか軽い感じがするナァ。
日本人も結構受賞しているんだけどまったくニュースにならないのはナゼなんだろう?

200The Mallはバッキンガム宮殿に続く参道。
「ザ・モール」ではなく「ザ・マル」と発音する。
2012年のエリザベス女王の在位60周年記念「シルバー・ジュビリー」の時にはここが人で埋め尽くされた…のをテレビで見た。ちょうどその時、私はロンドンにいた。
宮殿の前に設置されたステージにはポールやらエルトンやらが登場して女王を祝った。
ナマで観たくて忍び込めるところがないかと探したが、昼間からこの辺りはものすごい厳戒大勢でそれどころではないうえに、そこらじゅうの道が閉鎖されていてエラく不便だった。
ちなみに大英帝国史上、シルバー・ジュビリーを祝ったのは現エリザベス二世とヴィクトリア女王のふたりだけ。
そして、エリザベス女王はヴィクトリア女王の在位63年という不倒記録を破って現在に立っている。今年64年目。

210バッキンガム宮殿に行く前に騎兵の交代式を見よう。
宮殿の前をパレードする騎兵はこのホースガードと呼ばれる施設から出てくるのを知ってんだ。
だからまずそちらに回った。
あまり人も多くなくていい感じ。
ここにはその騎兵の博物館があってLondon Passが使える。そこで、時間をつぶす。
もうひとつ、17世紀の建物がそのまま残っているという向かいにある「バンケット・ハウス」というのが見たかったのだが、忘れてしまった。
おお~出てきた出てきた!

220遅番の黒い馬の舞台が先に外に出て整列し、早番の連中を迎える。

230しばらくするとバッキンガム宮殿の方がパカパカという音が聞こえてきて、その姿を見せる。
早番の連中は白馬だ。

240白い騎兵隊と黒い騎兵隊が向き合うだけでまんじりともしない。
この後、ようやく代表者がにじり寄って引き継ぎをするのだが、マァ、おそらく「今晩何喰う?」とか「今日のフィットボールはアーセナルが勝つかな?」なんて話しをしているのだろう。
そうこうしているうちにジャバジャバと景気のいい音がしたかと思うと馬の激放尿。
もちろん馬は衛兵の交代なんて知ったこっちゃない。
大でなくてヨカッタが、もちろんそういう時もしょっちゅうだろうね。
するとそれを始末する人もいるワケで…公務員だか厩務員だか知らないけど、それでも女王様にお仕えする高貴なお仕事とになる…かどうかは知らない。
260
実に美しい馬ばかりだし、兵隊さんはカッコいいしで見ごたえは十分。ただスゴイ砂ぼこり。
こんなこと毎日やってるんだもんナァ。優雅なもんだ。

250そして、宮殿に向かう。

270ね~、スゴイ人なのよ、いつも!

280今日は旗があがっているので女王が宮殿にいるハズ。

290ま、一応コレは押さえておかないとね!

300つづく

2016年1月25日 (月)

イギリス紀行2015 その11~ロンドン行ったり来たり

ダブル・デッカーに乗ってコヴェント・ガーデンまで戻って来た。

10目的はココ。
ロンドン交通博物館を見るためだ…というよりLondon Passの元を取るためだ。
というのは本気半分、冗談半分。
ココも結構取るんだよね。
ナント、£16!あの時のレートで3,280円。博物館の値段です。
主たる国立の博物館が無料な分、こういうところで帳尻を合わせているとしか思えんな。
でも、今回はLondon Passがあるから大丈夫。
実はズッと前から入ってみたかったんだ。
数日前の夕方、タッチの差で閉館になっちゃったので今日は注意しつつやって来た。

20入っていきなりコレ!
ヘンテコリンな東京の地下鉄の路線図だけどウチの近所でチョット感動!

30エレベーターでまず最上階へ行くのが順路。
で、1800階に到着!…なワケない。

40エレベーターを降りるとそこは1800年のロンドン。
セント・ポール寺院がこの方向に見えるということは、この橋はブラックフライアーズかと思って調べてみると、1800年にはまだこの橋はなかったようだ。ブラックフライアーズができたのは1869年だそうだ。
どうでもいいけど、エラくにぎやかだね。
街並みは今とあんまり変わらない感じ?

50で、当時のロンドン・タウンを行き交った乗り物が展示されているというワケ。

60馬車も二階建て。
ロンドンの人は二階建てが本当にお好きのようで…。

70これは区画整理かなんかで街を壊しているのではなくて、地下鉄を敷設しているジオラマ。
ロンドンの地下鉄も初期は開削工法(東京で言うと銀座線、ニューヨークの地下鉄もそう。地面を掘って地上から線路を敷設する)だった。
その後、早くから推進工法(「推進管」と呼ばれる土管の親玉みたいなものを地中で水平に打ち込んで行って強引に穴を開けていく)が採用された。
今の地下鉄はシールド工法といって、落盤を防ぐためにフタ(シールド)をして内部の気圧を上げ、ダイアモンドの刃が付いた地下鉄の車両が通るほどの巨大な直径の掘削機が回転して穴を掘っていき、その傍からコンクリートの壁面に貼っていく。
誰が考えるんだか…スゴいものだ。
山間部のトンネルはもっぱらNATM(ナトム)工法だ。

80昔の切符の展示も豊富。
3,280円が高いか安いかはアナタ次第だが、見ごたえは結構ある。
でも、鉄道系の博物館ということではヨークのそれの方が断然上。

90交通博物館を見て気が済んで、トボトボ歩いてレスター・スクエアへ。
ココはいつも何かやってて賑やかだ。
よくロンドンで映画のプレミアなんてやってるでしょう。アレはココにある映画館の前でやるんよ。この写真で言うと向かってチョット右のところ。
そういう日はそれこそたくさんの人でゴッタ返してる。
いつか『ミッション・インポッシブル』かなんかのプレミア・ショウでトム・クルーズが来るってんで大騒ぎになっていたことがあった。

105

ピカデリー・サーカスの手前のプレイガイド。ポールとマーク・ノップラーのチケットが出てきた。ポールはO2アリーナ、ノップラーはロイヤル・アルバート・ホールだって!

106vまたブラブラとオックスフォード・ストリートを歩く。

110チョット左に入ったハノーヴァー・スクエアという小さな広場のそば。
向かって左の白い方がジミ・ヘンドリックスが済んでいたアパート。
その隣りがヘンデルが住んでいたアパート。

120ヘンデルの方は小さな博物館になっている。
有料。でもLondon Pass使用可。
中は一部を除いて撮影禁止。
ホントに何もない、ただヘンデルが住んでいたという事実だけが展示品のようなこぢんまりした博物館なんだけど、係のおじいちゃん、おばあちゃんがもう殺人的に親切なの。
ま、あとヘンデルが使ったとかいうピアノがあったか。
足を踏み入れた途端、「どちらからおいでですか?」と訊かれ、お客さんの使う言語で書かれた博物館の解説書を出して来てくれる。
そんなもの出して来られれば読まないワケにはいかないじゃんね。だって、そのおじいちゃん、目の前でニコニコしながら私たちがその解説書を読んでいる姿をジーっと眺めてるんだもん。
コレが結構ツライ。
またその解説書にはずいぶんと文章が書かれていて、全部読むのはシンドイし、かといってろくすっぽ読まずにすぐに返したらおじいちゃんが気の毒だし…。
最近「ろくすっぽ」なんて言わないか…?

125撮影OKなのはこのコーナーだけ。
ヘンデル姿の私。
女性のグッズはナゼか召使姿なの。
それはいいんだけど、サイズがやたらめったら小さい。
今にして思うと…コレ、子供用だったんだわ!

130v階段ぐらいは写真撮ってもいいでしょ。
というのは、隣もコレと同じ構造なハズで、ジミヘンがこの階段を上がり降りしたのかと思うと何かロマンじゃん?

140またバスに乗る。
疲れた証拠。こういう時はバスに頼るのが一番。

145トッテナム・コート・ロードの交差点。
この地下鉄の入り口は昔、大きなフィッシュ&チップス屋で、初めてロンドンに来た時入ったことがあった。
チャリング・クロス・ロード沿いのその裏にはアストリア劇場があった。

150オックスフォード・ストリート。
スゲエ人出!

155デイバッグを背負って自転車で通勤するサラリーマンたち。

160この自転車が危ないのなんのって!
平気でバスすれすれに走ってる。

170向かった先は…

175ココ。
ハリー・ポッターでもおなじみのセント・パンクラス駅。
もう夕方で影になっちゃってるけど…

180天気がいい昼間はこんな感じ。
いつ見ても荘厳なゴシック建築の傑作!

190この立派な施設ゆえか、以前はウォータールー駅から発着していたユーロスターが今はココに移って来た。

200国を跨いだ駅って感覚がピンとこないよね。
ここから外国へ行くワケだから。

210十数年前、私が初めてロンドンに来た時、ココは北方面へのただのターミナル駅で、駅舎以外の建物は使われていなかった。

220今ではホテルが併設してあり、大きなショッピング・コンコースができて大変にぎわっている。

230そして、すぐ左はキングス・クロス駅。こちらはスコットランド方面への路線のターミナル駅だ。
じゃない、コレは上野駅だ!
でもね、上野駅の駅舎はキングス・クロスを参考にしていると思うの。
東京はこういう駅舎がなくなったね。みんな味もソッケもない駅ビルになっちゃった。
残っているのは東京と上野と、使ってはいないけど両国ぐらい?
260
コレがキングスクロス駅。
向こうの人は「King's X」なんて書いたりする。

250キングス・クロス駅からラッセル・スクウェア駅に向かうピカデリー線の列車の1両目で爆破テロ事件が起こった。
2005年7月7日、ロンドン同時爆破テロ事件だ。
最近もあんなことになってきて実に物騒だ。

245

駅舎内部のようす。
エラくきれいになっちゃった!
Img_0022
あ~、今日もよく歩いた~。足がガクガクだ~。
宿に戻る前に例のアールズ・コートのパブでエールを一杯。
ウメ~!ちなみに中身はロンドン・プライドではござんせん。

270宿へ帰ってみると…オ~!バスルームの取っ手が直ってる!
ありがとうダミアー!
この取っ手の顛末はコチラをどうぞ。

280この日の晩御飯。
外で食べてもバカ高いので節約メシ。
サラダを作ってGREGGSのパスティ。ま、それほどハラも減ってないし、ウマい缶エールがあればそれでよし…と!

290つづく

2016年1月 3日 (日)

イギリス紀行2015 その10~フォーには気をつけろ!

ハンプトン・コートから国鉄と地下鉄を乗り継いできたのはココ、ホクストンというところ。
10ホクストンにはジェフリー・ミュージアムという博物館があって、ここに訪れるのが目的のひとつ。

20すごくきれいでしょう?緑がイッパイで気持ちがいい!

30ココが入り口。
ガラスのドアのデザインが鍵穴になってる。
この博物館はイギリスの「住い」の博物館なのね。

35時代ごとにイギリスの民衆がどんな生活をしていたのかを展示している。
ま、期待していたよりは面白くなかった。

40チャッチャと館内を見て回って目的の二番目の場所を目指す。
誰も歩いていない。

50このアタリはベトナムのコミュニティなのね。
だからそこらじゅうベトナムのレストランばかりなのよ。
ベトナムといえば、「フランスと中国の二大グルメ国が統治した国」だけあって食べ物はウマいというのが定番ですわな。
60
で、家内が予め調べておいてくれた店に入る。
昼食の時間はとうに過ぎていたせいもあって、店内には白人の女性客が二人いるのみ。
彼女たちのテーブルの上に乗っている料理に目をやると…ウマそう!

G_img_1390 まずはビール。
サイゴン・ビールで生春巻きを頂こうというワケね。

70ドワ!この生春巻き、スッカリ揚がちゃってる!
これじゃ普通の春巻きじゃんけ!
ま、おいしかったけど…。

G_img_1385家内はこのヤキソバみたいなヤツ。
これも実にうまい!

G_img_1387 私は牛肉のフォー。
過去の経験から学んだことのひとつに「ダシ・ゲット」がある。
我々、海外に行くと恋しくなるものの代表として「米」を挙げることが多いが、「米」は案外色んな所で口にすることができる。
アメリカに行くと「茶」の類が猛烈に恋しくなる。でもイギリスは紅茶があるのでゼンゼン平気。
で、実は一番恋しくなるのは「ダシ」なの。
昆布やカツオのあのダシね。
こればかりはフィッシュ&チップス屋へ行ってもインド料理店にいっても摂ることができない。
もちろん中華料理や日本食レストランに行けばOKなんだけどそれでは面白くない。
そこで発見したのがタイやらベトナム料理系のレストラン。
ここで出される魚のダシ系のスープはおしなべてウマい。
ただ、私の場合、オーダーする時にゼッタイしなければならない儀式がある。
それはこのセリフを言うこと…
「No coriander, please!(コリアンダーは入れないで!)」
このことである。
コレを伝えておかないと大変なことになる。
コリアンダーとはパクチーのこと。私はパクチー絶対お断りなの。どんな小さなカケラでも入っていればすぐわかる。
で、最初、このパクチーを英語で何というかで悩んだ。当然「パクチー」で通じると思っていたからだ。
「パクチー」のアクセントに変化を加えてみたり、「シャンツァイ」とか色んなことをした結果、「オー!コリアンダー!」とウェイターが理解してくれて九死に一生を得たことがあった。
今回はもちろん何の問題もなし。
かなりおいしくて一杯ペロリと完食させて頂いた。

80お腹がふくれたところでバスで移動!

90オラオラオラオラオラ~!
やっぱり二階の一番前は気分がいいね!

100以前紹介したパブも眼下に見えるぜ!
左下のオッサン、ナニ見てやがんでェ!

110肉屋の中もお見通し。

120アブね、アブね!
こんなセマイ通りを二階建てバスがギンギンにスレ違っちゃう。

130終点のトッテナム・コート・ロードで降りる。
ココはロンドンのお茶の水、デンマーク・ストリートの端だ。

140コレがデンマーク・ストリート。もうMarshall Blogに何回も出て来ているのでご存知の方も多いだろう。
笑っちゃったのは、家内のセリフ。
通りに足を踏み入れた途端、「ウワッ!さびれてる!」だって!大笑いしちゃった。ホントのことだから。

150それならば…と、数年前の写真を見てみる。
アララ、全然変わらない!
ここも近い将来なくなっちゃうらしい。

155トッテナム・コート・ロードまで来たからついでに大英博物館へ行っておこう。
以前、「世界の四大博物館」に、ルーブル、メトロポリタン、エルミタージュと並んでスーパーの「ダイエー」の博物館が入っていると思っていたアホがいて仰天したことがあった。

160ここもセキュリティが厳しくなった。
以前はこんな持ち物チェックなんかしていなかったんだよ。

170「家内興味なし」ということで「短時間滞在記録」を大幅に更新!
だってロゼッタ・ストーンをチラっと見ただけなんだぜ。こんな観光客いない。
でもね、ここは広すぎちゃって!ジックリ見て回ることができれば、そりゃ面白いに決まってる。でも、足腰がそれを許さないのね。
博物館とか美術館って知らない間にモノスゴイ距離を歩いていて、足がガクガク、腰はバキバキになっちゃう。
短時間見て回るのであればV&Aの方が面白いかも。

180大英博物館の向かいにある「MUSEUM」というパブ。
カール・マルクスはこの店の常連だったという。

190ブラリブラリとあるいてコヴェント・ガーデンへ。
ご存知、フレー・メイソンの本部。
ここの博物室には一度入ってみたいと思っているんだけど、なかなか…。

200vすぐ近くにはこんなパブも…。
「arm」というのは「紋章」という意味。こりゃフレー・メイスンのたまり場っぽいね。

210vロイヤル・オペラ・ハウスまで足を延ばして今回はおしまい。

220つづく

イギリス紀行 2015 その9~チョイと八っつぁんトコへ行ってくらぁ

数日前に訪れた時は雨模様だったので、リベンジ。
やっぱりココはいい天気で押さえておかないと…。

10ウエストミンスターのこと。

20ウエストミンスター寺院の横のロータリーに立っているチャーチル像。

30v第二次世界大戦でイギリスをはじめとした連合国軍を勝利に導いた時のイギリスの宰相であることは誰しも知っているだろう。
フルネームはSir Winston Leonard Spencer-Churchill, KG, OM, CH, TD, PC, DL, FRS, Hon. RAという。
KGだのOMだのはもらった勲章や学位の略称。
ジム・マーシャルもDr. James Charles Marshall, OBEという。
ポール・マッカートニーはSir James Paul McCartney, MBE。
ジムはSirの称号は得られなかったが、MBE(Member of British Empire)よりOBE(Order of British Empire)の方が上のハズだ。
ちなみにポールのSirは一代限りで、世襲はできない。Andrew Lloyd WebberやElton JohnのSirも同じ。
税金をたくさん払うからご褒美としてそういう称号がもらえるのか、称号がもらえたから文句言わずに納税するのかは知らない。

40

この人の生家は300年前に立てられたブレナム宮殿というお城だ。ナント、世界遺産。
チョッ~ト、実家が「世界遺産」って一体どうなのよ!
チャーチルの戦時中の面白い逸話を知った。
今ココで書きたいけど、機会はMarshallの新商品が出る時に譲ることにする。

50

少しでもいいからイギリス発音を身に付けたくて買った2枚組のCD。
BBCの制作で、チャーチルの有名なスピーチが延々と収録されている。ま、すべてはわからないけど、わかるところは面白い。やっぱりすごい説得力だ。
Never give in!か…。私も負けないぞ!って何に?

日本の政治家の演説じゃチャンチャラおかしくてとてもこんなCD作れないわな。CDになるのはせいぜいあの号泣県議の記者会見ぐらいか?

Wccd ウィンストンと記念撮影。
実はココ、メッチャ交通量が多い道路に囲まれているスクエアで、出入りが案外面倒なので注意。

60vこんな感じ。
左がチャーチル、右がウエストミンスター寺院。突き当たりはテムズ川にかかるウエストミンスター橋。
ってんでそっちに歩を進めよう。

70おなじみの光景ですな。
ビッグベンもかなりガタが来てるんだってね。

80自転車の往来も結構多い。

90vいい天気なんだけど、モノスゴイ強風!

100右は元ロンドン市庁舎で今は水族館になっている。
この右岸にネクタイで首を絞められた女性の死体が打ち上げられるところからヒッチコック後期の名作『フレンジー』が始まる。

110ウエストミンスター橋の装飾。
ジックリ見て歩くと意外な発見が多いロンドンの建築物。

120London Eye。
まだ朝だったからガラガラだったけど、日中はいつもモノスゴイ行列ができている。

130料金は今のレートで4,000円程度。
一周だいたい30分ぐらいかな…。
それで4,000円が高いと思うか、安いと思うかは、アナタしだいだ。

140テムズ河畔から離れてロイヤル・フェスティバル・ホールの横を入って向かったのは…

150ウォータールー駅。

160ここはかつてユーロスターの発着駅だった。今は駅舎が立派なセント・パンクラス駅に取って替わられちゃった。

170電車の出発を示す電光掲示板。
どこの駅も共通だ。
コレすごくいいと思うんだけどな。
左から時系列にこれから出発する電車が提示されていて、一番上は終点の駅名。その下に停車駅がズラッと並ぶ。
でも日本の場合、ほとんどすべての電車が同じ駅に停まるので意味ないか?

180これからハンプトン・コートへ向かうのだ。
前から一度行ってみたかったところ。
コレがその電車。プラレールみたいでしょ?

190v内部は赤で統一。
全部ブルーのヤツもある。

200ウォータールーを出て10分も経つとココに停まる。
あのウィンブルドンね。
テニスにはナンの興味もないけど…。
でもここのフランチャイズ・チームがMarshallのミルトン・キーンズと合併してMK Donsになったのだから縁がないワケでもない。そうでもないか?

210ウォータールーから約30分でハンプトンコート駅に到着。
ロンドンの中心から20kmほど南西のロケーション。
コレ駅のホームの売店。
サンドイッチやらカップケーキやらが置いてある。ノンビリしてるな~。

230

掲示板にが日本語の表示が…。
英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、そして日本語。中国語も韓国語も見当たらない。もうすぐ日本語の上に中国語が入って来るんだろうな。

220v駅舎はこんな感じ。ここはジェフ・ベックやエリック・クラプトンの地元サーリー州に属する。
イギリスの行政区分には「state」はなく、「county」となる。でも「county」も「州」という訳語を当てているようだ。

240駅を出るとすぐにテムズ川。
雲は多いけどいい天気だ。

250橋を渡るとすぐ右手に見えてくるのがハンプトンコート宮殿。

260すなわち、ヘンリー八世の家だ。

270入り口に掲げられたタペストリー。
「Welcome to Hamptom Court,  house of our most Sovereign Lord, King Henry VIII 」と知るされている。
「我々の最も権威ある君主、ヘンリー八世の家にようこそ」…ぐらいの意味かな?
ヘンリー八世が好きなんだよね、イギリスの人って。
350
この人ね。
我が家では「八っつぁん」の愛称で親しまれているヘンリー八世。
ヘンリー八世はMarshall Blogでリック・ウェイクマンを絡めて「ロック名所めぐり」で一本編もうと思っているのでココでは細かく触れない。
大英帝国史の中でも「暴君」として最も有名な元首。
日本の総理大臣同様、イギリスにはチャールズ二世とかジョージ一世とかヘンなのが山ほど王様やら女王様に君臨して来たが、現地の友人数人に八っつぁんのことを尋ねると、「悪」と知ってはいるものの「好き」みたいな返事が多い。
田中角栄的人気とでも言えばよいのだろうか?

G_img_1321ここにも大勢の小学生たちが見学に来ていた。
この学校はお坊ちゃん校な感じだナ。

280マァ、何せ豪華絢爛!

290この施設の見所のひとつ、夜な夜な激贅沢な宴が繰り広げられたという食堂。
「食堂」ッたって「焼き魚定食880円?高ェな~」とかいうのとはワケが違う。Banquet roomっていうヤツ。

G_img_1083 天井ははるか高く、東京ドームは入らないにしても、ヘタすりゃO-EASTが丸々すっぽり入っちゃうようなデカさだ。
この天井の装飾にはヘンリー八世の二番目のお妃、アン・ブーリンの頭文字「AB」が所々に刻まれていたが、ご存知の通り、アンは処刑されてしまう。
その後、その「AB」の印をすべて削りとったのだが、ひとつだけ削り忘れたところがある。さて、どこでしょう?…ってわかんね~。見えないっつーの。こちとらもう老眼なんだから!
370
食堂に人が集まると、チョットした寸劇が始まる。

300演奏は大したことないな…。

310どうもこの人がヘンリー八世役らしい。
一応最初から最後まで成り行きを見ていたが、何かオチらしきものが一切ないんだよね。
見ている人全員の頭の上に「???」が出ていたのを私は見逃さなかった。

320v中庭もこの通りの美しさ。こんなの「家」じゃね~!
この宮殿は元々当時のヨークの大司教であったトマス・ウルジー(カンタベリーとヨークの大司教はメッチャ偉い)の持ち物だったのだが、ヘンリー八世が「いいな~、あの家…」とヤキモチを妬き出したので八っつぁんにプレゼントしちゃった。
または、ウルジーは自分の立場がヤバいと感じて、八っつぁんのゴキゲンを取るためにあげちゃったとか…。
どっちも同じか…。
しかし、さんざん悪政をひいておいてイイ気なもんだ。政治家のやることは今の日本と変わらんね。

330相当手を入れているんだろうけど、マァ、どこもかしこも美しく豪華なことこの上ない!
400v
子供たちはゼンゼン興味なさそうだったけど。

380

このコスプレの人は先生かな?それとも係の人かな?
ヘンリー八世の六人の妻なんでのは子供たちにどうやって説明するんだろう?
また、プロテスタントに起こりついても触れるのだろうか?
興味あるな~。

360ここもスゴイ…ギャラリー。
今、美術作品を展示する設備を「ギャラリー」と呼んでいるが、この言葉は元々は「回廊」という意味だったらしい。
ヘンリー八世はこのバカデカかい回廊に美術品を飾り、天気が悪い日でもそれを眺めながら散歩ができるようにした。
それが転じて「ギャラリー」が美術品を展示する設備を意味するようになったとか…。

ヘンリー八世の五番目のお妃、キャサリン・ハワードは姦通の罪でアン・ブーリン同様処刑されたが、護衛に護送される直前、無実をヘンリーに訴えようとしてこの回廊を叫びながら走り回ったという。
だから当然、ここに夜な夜なキャサリンの幽霊が出ても仕方あるまい。
ちなみに三番目の王妃、ジェーン・シーモアの幽霊も有名なのだそうだ。

390デザインの異なる煙突。何らかの意味があるんだろうね~。

340

London Passの元を取らなければならない都合があってあまりユックリできなかったのが残念!
またジックリ見たいな~。
…と、外へ出るとさっきまで晴れていた空はどこへやら、スッカリ雨雲に覆われているではないの!

410これぞイギリスの天候!
すぐに雨が降り出して小走りにハンプトンコート駅まで戻ったとさ…。

420まだまだゼンゼン続く。

2015年9月 4日 (金)

イギリス紀行 2015 その8~テムズに沿って歩く

タワー・ブリッジのすぐそばにあるのがこの「デザイン・ミュージアム」。
以前から一度入ってみたかったんだけど、入館料が£13.00(=2,665円)もするのでロビーにあるミュージアム・ショップをチェックするだけでいつもガマンしていた。

10vでも、今回は入るぞ~!
例のLondon Passが有効なのだ。元を取らなきゃソンソン!

20_6グラフィック・デザイン、工業デザイン、建築デザイン、と種々にわたるアイテムが展示されている。

50_7
訪れた時は「靴」をモチーフにしたアイテムの特別展が開催されていた。

30_62007年にはThe Times誌が選ぶ「年間ベスト博物館」の第二位に選出されたそうだ…が…ハッキリ言って私が期待していたものとは全く違っていた。
あ~、£13.00出さないでヨカッタ…。
それでも年間20万人の人が訪れるんだって。全員London Pass持ってたりして。

40_5さっきの青空はどこへやら、いよいよ雲行きが怪しくなってきた…と思ったらもう遅い!

60_6「ザー」っというより「ガー」っと来た…と思ったらコレ、雹(ひょう)じゃねーか!パチンコ玉よりチョット小さい白い球が猛烈な勢いで降ってくる~!

70_7「ヘイズ・ガレリア」でしばし休憩。
ここは元々倉庫だったが、1980年に改装されて観光地となった。といっても、チェーンの店舗が連なっているだけで、さして観るべきところはない。
写真ではわかりにくいが、真ん中には金属の彫刻があって、それの評価が高いらしい。

80_610分もしないうちに晴れて来た。
これは「HMS Belfast」という実際に第二次世界大戦で活躍した軽巡洋艦で、大英帝国戦争博物館の分館として1971年より博物館として利用されている。

90_7コレがチケット売り場。
ま、お金のことばかり言って申し訳ないんだけど、ここも以前から入ってみたかったが入館料が£16.00(¥3,280)もするので長年パスしてきたところ。
今回はLondon Passで遠慮なく入ってやった!

95_2外から見るよりはるかに広い艦内にビックリ。もちろん寸分のスキ間も無駄にしないようにどこもかしこも機能的に設計されているからだ。
コレはパン工場。

100_5魚雷。デカい!
「魚雷」は英語で「torpede」。「シビレエイ」という意味だ。
そして、「魚雷」といえば」ロックではThe Pretty Thingsの『Silk Torpedo』。ジャケットはHipgnosisでステキなんだけど、音の方はチョット…。何枚かアルバムを持っているけど、どうもThe Pretty Thingsはニガテ。
また、映画なら何と言っても『アフリカの女王(The African Queen)』だろうね。ジョン・ヒューストンが監督で、ほとんどハンフリー・ボガートとキャサリン・ヘップバーンしか出て来ない。ストーリーの中で「魚雷」が実に重要な役割を果たす。
コレも死んだ父から子供の頃に教わった映画だが、初めて見た時ヤケクソにおもしろいと思った。

ちなみに「魚」と「雷」を入れ替えて「雷魚」となると、英語で「snakehead」となる。「雷魚」は「蛇頭」なんだって。
昔、お祭りになると、「雷魚釣り」やりたくてネェ。親から禁止されてたのでやったことなかった。そりゃあんなもん釣って持って帰って来られたらイヤだもんね。

120_7コレは教会。

130_6館内に放送局があって、乗組員のためにここからお楽しみの音楽を艦内に流した。ジャズだね。
余裕ですよ。
そんな国の連中とケンカしてかなうワケないよ、そもそも。
マネキンが変な恰好をしているのは、こういうことをしているアーティストとのコラボなんだって。当時の乗組員がこういう格好をしていたワケではない。余計なことしなきゃいいのに。
でも、本当にこんな格好しているのを知ったら、敵はヘタな武器よりビビるかもよ。

140_6艦内の階段はどこもかなり急。階段というよりハシゴ。
で、この写真を撮ったのは、黄色いサインが気になったから。
「Face Ladder」って書いてある。
つまり、ハシゴの方を向いて使用しろ…ということ。
コレは学校で習わない英語だよ。この手の表現は現地に住まないと絶対に習得できない。

150v_2砲弾の格納庫。

160v_2デッキに出てパチリ。
後ろにタワー・ブリッジが見える。
風が強くて寒い~!

170_5晴れてるんだか、曇ってるんだか、雨が降るんだか、なんともスゴイ天気!

180_7隅田川同様、タワー、ウォータールー、ブラックフライヤー、ウェストミンスター等、テムズ川も名橋が多い。
「♪ロンドばし落ちた~、落ちた~」の歌のおかげで、名前としてはこの「ロンドン・ブリッジ」が最も有名なのではないだろうか?
その「ロンドン・ブリッジ」がコレ。
見ての通り、ごくごく普通の橋よ。

190_4ところが歴史がスゴイ。
初代のロンドン・ブリッジが作られたのはローマ時代っていうんだから2,000年前ぐらい?
改築されはしたんだろうけど、1750年までテムズ川に架かる橋はコレだけだったとか…。不便だったろうナァ。
元々は現在の橋よりも少々下流にあったという。
現在の橋は1973年に建造されたもの。
先代の橋は一部を除いてアメリカのアリゾナ州ハバスレイク市に移築された。

200_5時間は5時をチョット過ぎたぐらいかな?
駅へ向かう会社づとめの人たちが猛烈なスピードで歩いている。
よく東京の人の足が速いというが、とんでもない、ロンドンの人たちはスゴイよ。ニューヨークの人たちもブッ速い。
こんな光景ですらまるで映画のようだ。

210_7帰途につく会社員たちとは反対に東京から来たお上りさん達はロンドン・ブリッジを渡ってテムズ川の北岸に戻る。
1666年に発生した「ロンドン大火」の犠牲者を追悼する「モニュメント」が右手に現れる。
展望台に上がることもできるが有料。£4.00だったかな?こんなんでも800円も取られる。
でもLondon Pass有効。
以前から一度上ってみたいとは思っていた。おまけに天気もいい。
し、しかし、もう足が棒のようだ。今日もたくさん歩いた。とても階段で上まで行ける自信はない。
さぁ、どうする?
エエイ!どうせタダだ、途中でどうしても足が動かなければ引き返せばいい!…と決死の覚悟で上ることを決意。
塔の裏の入り口に行くとアララ…入場のは五時までで、もう閉まってた。
残念やら、ホッとしたやら…。

220v_2もう歩くのイヤだったんだけど、どうしても家内にココを見せたかった。

230_5ロンドン・オリンピックのマラソンのコースにもなったし、以前にもShige Blogで紹介したので「またかよ」と思う方もいらっしゃるかもしれない…また来たよ。
大好きなんだもん、Leadenhall Market(レドンホール・マーケット)。

240_6 14世紀から存在するマーケット。基本的にはチーズや肉の食品や花の商店街だ。
ちなみにチーズ屋のこと英語でなんて言うか知ってる?
「チーズマンガー(cheesemonger)」っていうんだゼ。「-monger」というのは「~商人」とか「~屋」という意味。
でも肉屋はご存知の通り「butcher」で「meatmonger」とは言わない。花屋は「florist」だし…どうなってんだろうね。

250_4映画『ハリー・ポッター』にも登場するさして長くない宮殿のようなアーケードを突き抜けると別世界。
ウエスト・エンドには見られない、シティ近辺に林立する超近代的なビルディングが隣接している。

260_6このホチキスの芯を入れるところのようなヤツは屋外エレベーターのレール。4基のハコがひっきりなしに上がったり下がったりしている。

270vこちらはレドンホールマーケットのメンバー。
今では食料品店だけでなく文房具屋やレストラン、ピザ屋、色んなお店が軒を連ねている。

280vLeadenhallの由来は「lead」。「Led Zeppelin」の「lead」。すなわち「鉛」。
確かこのマーケットの屋根だか何だかに鉛が使われていたからだったような記憶がある。
マァ、とにかく美しい。

290_3スーツ姿のビジネスマンでゴッタ返している。
帰り道に同僚とイッパイ引っ掛けているワケだ。

300vコレ、ナニも好きで外で飲んでいるワケではなくて、パブからあふれ出ている人たちなのよ。

310_3飲んだらコレだもんね。
日本ではとても考えられない。

320_4手前の「TORTILLA」と記した柵はイタリアン・レストランのモノ。
シッカリ自分の陣地を確保しているというワケ。
きっとこの後繁盛するんだろう。

340_4

しかし、毎日こんなところでイッパイおいしいエールを引っ掛けて行けるなんてうらやましニャ~。
我々も仲間に入れてもらおうと思ったけど、とても立ち飲みできる元気なし。
もうアールズ・コートの我が家に帰ることにします。
しかしカッコいいね~、向こうのビジネスマンは。
330_4夜はアールズ・コート駅のそばにあるインド料理店に行ってみた。
私は無難にチキンカレーとナン。おいしかった~。
家内はベジタブル・カレー。
コレが!想像を絶するウマさ!日本のインド人系カレー屋にはない味だ。
チキン・カレーより格段にウマい~!
ああ、また食べたい。

350_4帰りにまたいつもの駅前のパブへ。
インド料理に行ってきたので、IPA(Indian Pale Ale)をグビリ。

360_3帰りにスーパーで明日の朝食の材料を物色。
なんだコリャ?
コレはSwedeというカブみたいな野菜。「ルタバガ」という名前でも知られている。
日本でも明治時代に北海道に導入されたが、カブよりズイマということでボツってしまった。

370_2まだ全然つづく

2015年8月18日 (火)

イギリス紀行 2015 その7~タワー・ブリッジはコワイよ!

カンタベリーからロンドンに戻る。London Pass消化企画でテムズ川沿いを進むことにする。テムズ川沿いにはLondon Passが有効なポイントが集中しているのだ。
まずはタワーブリッジを見学しようタワー・ヒル駅へ向かう。
すると大豪雨!

そういえば、何年か前に伊藤広規さんと来た時も突然の暴風雨でタワー・ヒル駅で足止めを喰らったんだっけ。
傘は持っているものの、そんなのまったく役に立ちそうにないほどのゲリラ豪雨なのでしばし雨宿り休憩。
駅の入り口には甘くローストしたピーナツを売っている露店が出ていていいニオイ!ロンドン・タウンで時折見かけるけど、アレ、おいしいよ。
今回はパス。

マァ、それでも5分ぐらいは雨宿りしたかね?
ケロと晴れちゃうんだよね。それでまた降る。
見て!
この通り。さっきのゲリラ豪雨はどこへ行った?

10_7タワー・ブリッジには塔の内部と上部の渡り廊下を利用したミュージアムが併設されている。

20_5入場料は£9.00(1,845円)。
前から入ってみたかったんだけど、高いじゃんね?
で、今回はLondon Passのおかげで何の気兼ねもなく入ってやった!

30_5ご存知「Lift」とはエレベーターのことね。
これでタワーの最上階まで上がる。

40_4上がると小さなホールがあって、そこで映画でタワー・ブリッジの歴史やら工程なんかの説明をしている。
ここもケーソン病で何人も作業員が命を落としているんだよね。

50_6渡り廊下の真ん中あたりにコレがある。
ドワ~、コエェェェ!

60_5子供はスゴイ!
私も若い頃は比較的平気だったんだんだけどね。

70_6こんなだもん!ビビりまくっとるやんけ!ヒザが笑ってら。
でもコワくてどうにもならん。とてもガラスの上は歩けない!

80v
これは12~13年前に撮った写真。
ね、その頃はこんなのなかったんよ。

75v家内なんかガラスの上に乗りゃしない。
私は少し慣れて来たよ~ってナニにし来たんだか…。

90_6でもやっぱりコワい!
お~い、早く撮ってくれ~!顔が引きつってら~。

95v渡り廊下からのテムズ川の流れはバツグン!

110_6こちらは南岸。
左のダンゴ虫みたいのはロンドン市役所。

120_6こちらはシティ方面。

130_5右下にはロンドン塔が見下ろせる。

140_5のどが渇いたので水を買おうとしたら20pコインを落っこどして自販機の下に潜っちゃった!
拾おうとして手を入れたらナント50pコインが出て来た。41円が103円になった。
「What a lucky day!」とか言っていたら、気の良さそうなオジちゃんが「どうした、どうした?」と近寄ってきた。
「As I tried to get a 20p coin I dropped under the vending machine, I earned 50p insted!  I'm the luckiest guy on the planet!」とフザけると、オジちゃんは大爆笑しながら私の肩をポンポンと叩いて一緒に喜んでくれた。
マァ、なんとノリのいいことよ!こういうのは楽しいね。

150v塔の内部。
コレもなかなか見ごたえタップリ。ようこんなの作ったね~。

160_5あの上から降りて来た。
アララ、また空模様が怪しいぞ。

170_4これはブリッジがハネ上がるスケジュール。
以前は日にちと時間を記したコピーがペロっと貼ってあっただけだったんだけどね。
両さんの勝どき橋じゃないけど、一回見てみたいな。

180_6南岸のバトラーズ・ワーフ。これからアソコへ向かう。
写真の真ん中の下の方、岸部が白くなってるでしょ?

190_3アレがコレ。
レストランになってる。
そして、このレストランからの眺めと言えば…

Img_1097
コレ。
また晴れて来た。

200_4

バトラーズ・ワーフの光景。

210_6説明書きがある。
ナニナニ…このあたりは「Shad Thames」と呼ばれ、ロンドンのテムズ川沿いの港エリアの再開発前の姿を残す唯一場所である。
通りの両側には様々な高さの倉庫が立ち並び、それらは鉄橋で結ばれている。港湾労働者は川から荷揚げした紅茶や香辛料、その他の食料品を手押し車を押しながら鉄橋を行き来して入庫作業に従事した。
また、大きく荘厳な鉄扉には半日分の仕事を求めて、日に二回労働者が群がった…とある。
写真は職を求めて群がる港湾労働者たちだ。

215今ではこんなおしゃれなクレープ屋さんも…。
再開発がドンドン進んでいるのだ。
そういえば、この前で若い白人の女性に道を訊かれたな。
からっきし英語が出来ないようだった。
そうなると俄然強いよ、オレ。もうジャンジャンしゃべっちゃうけんね。
多分、最寄りの地下鉄がどこか訊いていたようだったので、「The closest tube station is London Bridge」と切り出して道順を指し示したが、どうも「closest」がわからないようで何回も訊いてたな。
あの人中学二年の時の「比較級・最上級」の授業の時サボってたんじゃないの?
西洋人だからと言っても英語ができない人なんてゴマンといるからね。少し位英語が下手でもドンマイ、ドンマイ!
しかし、この「Don't mind」を「ドンマイ」とした人は偉大だ。

220_5コレはカフェ。

230_4パスティ屋さんも。

240_5そういえば今日、お昼食べてないナァ。よっぽど体内時計が狂ってるのかと思ってたけど、考えてみれば持ってきたサキイカとせんべいを山ほど電車の中で食べたんだっけ。
あ~、そうそう、皆さん、イカ系の食べ物は海外では要注意ですよ。
あの手のニオイは海外には存在していないもんだから、ホンノちょっとだけでも物凄く匂うから。
スルメとかスゴイ。
こちとらビニール袋に入れパブで隠しながらチビチビとエールのアテにするのよ。
コレがバカウマ!

250v_2つづく

 

2015年8月16日 (日)

イギリス紀行 2015 その6~カンタベリー巡礼

四日目の朝。
昨晩はホントにヘロヘロに疲れちゃって動けず。
アールズコートの駅前の得意のGREGGSで、パスティをいくつか買って、おいしいおいしいJohn Smithの缶ビールで流し込んだ。
朝は残りのお米でまた元気倍増!
出勤前にちょっとフレディの家に寄ってひと仕事。仕事の内容はコチラをご覧あれ。

05_2今日は小旅行。
ロンドンから約100km東に位置する宗教都市、カンタベリーへ行くのだ。
まず国鉄の始発駅であるヴィクトリアへ地下鉄で向かう。
下は朝の地下鉄ビクトリア駅のようす。
一見、ドアの位置ごとに列を作っているように見えるけど、それは日本人特有の目の錯覚。
全然メチャクチャ。コレ、まったく並んでないの。
だいぶ前に日本に来たMarshallのスタッフが、銀座線のホームで列車待ちの乗客がきれいに列を作っているのを見つけて「コレか!」とか言ってゲラゲラ笑っていた。
その時は「何じゃろな?」と思ったけど、コレを見ればわかる。彼らは絶対に整列などしない。
切符売場など仮に整列する機会があってもそれは必ずフォーク並びだし、列が長いと言ってそうカリカリすることもない。
列を作らない割には並ぶことに慣れているのだ。
特に譲り合っているようには見えないが、実にスムースに何のトラブルもなく乗車するんだよね。
日本人だったら、ズル込みするヤツやトロトロしてるヤツが出て来てきっとモメるだろう。
それじゃロンドンの連中がノンビリしているかというと、そんなことはなくて、通勤途上のサラリーマンなんか競歩をしているんじゃないかと思うぐらい足が速い。
こういう文化の違いを見るのは実に楽しい。
殺人的に値段の高いデパートを見て歩くよりよっぽど面白い。

06_2コレがヴィクトリア駅。もう何回も来てる。

ヴィクトリア、キングス・クロス、ウォータールー、ユーストン、パディントン、チヤリング・クロス等々、ロンドンのターミナル駅を色々使わせてもらったが、どういうワケか圧倒的にヴィクトリア駅の使用頻度が高い。

10_6ヴィクトリア駅の構内。
この辺りも最もスリの危険度が高いゾーンらしい。

20_4カンタベリー・イースト駅までの切符を買う。
最初の頃は「Single」だの「Return」だのマゴついたが今はもう全然大丈夫。
「Return」は「Round trip」だということはだいたいわかる。でも「片道」を「Single」と言うなんて夢にも思わないジャンね?
窓口で「Single?」なんて訊かれたら「No, I got married」なんて答えちゃうよ。

30_4イギリスは電車のチケットもインターネットで予約して、駅で切符を受け取るというのがもう普通。
以前サウス・シールズからロンドンへのチケットをコレでゲットしたら、「チケット買いませんか?○○行きが安くなってますよ~」ってメールがジャンジャン来る。魚屋じゃないつーの。
そりゃ行きたいけどね~。

40v_2ココのトイレね、何年か前までは無料だったんよ。今では50p、103円。
このトイレだけでなく、何年か前までは無料だった公衆トイレがすべて有料になった。値段は20~50pとマチマチ。
それを知っていて、今更お金を払うのが悔しいのか、見ているとバーをまたいで無料で入っていくアホが結構いる。
紳士でないイギリス人も山ほどいるのは当然か…。ちなみに、こうした公衆トイレはどこも極めて清潔だ。
この公衆トイレ、せいぜい100円前後だ。20pなら40円程度。日本でも有料トイレといえば100円ぐらい取るでしょ?
考えてみりゃ、ヘタをすると何でも驚異的に物価の高いこの大英帝国にあって、このトイレ代が一番安いんじゃないか?
それなら使わにゃ損々!そんなに出ないか?

50_5先頭の車両。
木材で連結部分を閉じてある。ヘンなの…。

60v車内のようす。
椅子の向きが固定されている。日本の寒冷地の電車みたいにドアは手動式だ。

70_5優先席。
このイラスト…赤ちゃん連れ、お年寄り、妊婦はわかるけど、犬連れも優先?と思ったら盲導犬を連れた目のご不自由な方を表している。
盲導犬のことは英語で「Guide dog」というが、日本に比べて特段ロンドンの街中で見かけるということはないが、実はイギリスは世界で最も盲導犬の普及率が高い国なのだ。
その数、日本の十倍!
日本では申請して盲導犬が来るまで軽く一年は待たされるらしいが、イギリスでは三ケ月でやって来るのだそうだ。

75Marshall Blogではおなじみのバタシー発電所。

Marshall Blogの記事はコチラ⇒【イギリス-ロック名所めぐりvol.9】 バタシー発電所

マーブロで書いた通り、再開発の工事が始まってる!その様子はMarshall Blogに譲るとして…あ~あ~、煙突が三本になっちゃったよ~!

80_5ブリクストンからシティ方面を望む。
テムズ川南岸のブリクストンはDavid Bowieの出身地。かなり治安が怪しいエリアだ。
コレもShige Blogで簡単に紹介しているのでコチラをご覧頂きたい。

90_5電車はズンズンと東に向かって進む。
110_5
コロコロと変わる景色が実に楽しく、美しい。
どんな小さな町でも必ず目にする教会の尖塔と城砦。
116
ここはロチェスターという街。
そういう名前の大きな高級飲み屋さんがかつて横浜にありましたな。

115景色がコロコロ変わるのはいいけど、天気の変わりようがまたスゴイ!
暗雲立ち込めて来たかと思うと…

100_4晴れた~!
とにかく雲が低い。雲が完全に景色の一部になっておるのがイギリスの風景だ。

130_4

そして、ヴィクトリアから一時間半…

140_4カンタベリーに着いた~!
私は二度目の巡礼。カンタベリーの調査(←シャレですね)。
カンタベリーには路線が異なるもうひとつの駅、カンタベリー・ウエスト駅がある。

150_5駅を出ると美しい城壁が連なる。I_img_0854
駅の前にある高台から大聖堂を望む。
ウォ~、風が強くて寒いぞ~!

160_4ここはイギリス国教会本山のひとつ。いわゆる宗教都市だけあって規律が厳しい。
ナニナニ…
「この地区における飲酒は違法です。制服警官の忠告に従わなかった場合は£5.00(1,000円チョット)の罰金が課されます」…酒なんか飲みたくなるような雰囲気は一切なし。

170_3 ハイ・ストリートのようす。
PRIMARKという婦人服店に入る。PRIMARKはアイルランドのユニクロみたいな用品店で、ヨーロッパとアメリカ東海岸に店舗を展開している。
家内が店内をチェックしている間、入口近くでボーっと立っていると、東洋人の店員が近寄って来て話しかけて来た。
訛りがキツいワリに早口でかなり聞き取りにくい英語だ。
訊けば、ネパールからの移民とのこと。
私の英語を大絶賛してくれたが、さほどうれしくない感じ(実際私の英語なんかまったく大したことないし…)。
でも、チョット前に起きたネパールの大地震に際しての日本の援助に対し、真剣にお礼を言っていたのは感動的だった。
私は微々たる税金を払っているだけで実際には何もしていないが、やっぱりこういうのはうれしいし、とても誇りに感じる。
反対に日本が何やらマイナスのことをすれば、それだけ日本を見る世界の目がマイナスになるということだ。
今回のような出来事は、ほんの些細なことだけど海外だからこそ実感できるというものだ。

180_5街のどこからでも見える大聖堂の尖塔。
東京で言えばスカイツリーだ…大分雰囲気がチガウなぁ。

190v_2「カンタベリー」といえば、我々にとってはSoft Machineであり、Gongであり、Hatfirld & The Northであり、CaravanでありHenry Cowであり…でもそれらの片鱗はまった感じさせないから…。

200_3広場に人ごみが…。

210_5ここが大聖堂の入り口だ。
残念ながら山門(?)は工事中。

220v本来はこういう姿をしている。

230vカンタベリー大聖堂は有料。£10.50だから2,153円。
下の告知は入場券売り場に掲げられているもの。また寄付でも募っているのかと思えばさにあらず。
上流階級のNobless Oblidgeとは別に、イギリスはチャリティ精神が発達している。
Jim Marshallがやたらと慈善団体への寄付を励行したのもその精神に基づいている。
下の写真は「Gift Aid(ギフト・エイド)」というイギリス独特の制度に関する告知だ。
対象者はイギリス政府への納税者に限られるが、この制度に登録してココのチケットを買うと、それが一種の寄付とみなされ、政府から25%の還付金が与えられる。
…といっても、その還付金は寄進者に戻ってくるワケではなく、寄付を受けた慈善団体に入金される。
言い方を変えれば、25%分の寄付金が増加するという仕組み。すなわち寄付をした人には何の得もないというシステムだ。
それで、カンタベリー大聖堂では協力してくれた人には、「その入場券が一年間有効になる」という特典を設けているワケ。
繰り返すけど、コレはイギリス政府に税金を払っている人だけね。
それにしても、こんな寄進者に利益がないシステムなんて日本だったらまず考えられない。
「なんだ、それじゃいくら寄付しても何の得もないじゃん、バカバカしい!」と一笑に付されることだろう。
それがチャリティの国イギリスでは、「お、私の寄付が2割5分増しになるのか!なんていいシステムなんだ!」ということになる。

240_4そして、いよいよ大聖堂へ!世界遺産だよん。

250_3今回、一部を回収していたが、相変わらずの威容!

260_4ウェストミンスターとは異なり、こちらは観光客の数も少なく実に落ち着いた雰囲気だ。

270_3カンタベリー大聖堂についてはMarshall Blogに簡単に沿革を記しておいたので、そちらをご覧頂きたい。

Marshall Blog⇒【イギリス - ロック名所めぐり vol.15】 カンタベリー…プログレの聖地

280_4今回は最新の画像で堂内を見学してくだされ。

290_2

300_3やっぱり来ている課外授業の子供たち。
しかもコスプレつきだ。
美術館やこうした名所古跡を実際に目にして自国の歴史や文化を勉強する…実にいいことだ。
しかも、少人数。生徒たちも先生の話しを一生懸命聞いている。


先日Marshallの友人が、お嬢ちゃんがアリスに扮している写真を見せてくれた。Marshall Blogにも登場しているConnieちゃんだ。アリスとは『不思議の国のアリス』ね。
それはどういうことかとママのEmmaに尋ねたところ、そういうイベントを通じて、幼いウチからイギリスの大きな文化的財産である文学作品に親しみを持たせ、読書を奨励するのだそうだ。まだ3~4歳だよ。
日本はこういう点に関してはま~ったくダメだ。
英語なんかより小さいうちにドンドン自国の文学に親しませるべきだ。
英語の授業の代わりにガッチリ読書をさせて、ナニをどう思ったのか子供たちに意見を述べさせ合う。
そんな授業をやっているところがあるのかもしれないが、ほとんど耳にしたことがない。
相手の意見をよく聞き、自分の意見をうまく述べようとする…そういう経験を小さい頃から重ねることこそ国際人を育てる礎になると思うんだけどね。
外人と会議をするといつもそう思う。みんな会議がウマいんだよね。
一旦、母国語を覚えてしまったら、いくら勉強したってすぐには用のない外国語なんて身に付くワケがない。
英語なんか必要になって、ヤル気と根性があれば後でいくらでも、どうにでもなる。
優秀な人材を育てるのはとにかく小さいうちから本を読むことだ。自分は失敗したクチだけど。
それとも日本の政府は国民が利口になると困ることでもあるのかな?きっとあるんでしょうな~。

310vそれにしてもナント荘厳な光景よ!

320_3

330_3この「大聖堂」ってのもすごく興味があって一度勉強してみようと思っているんだけど、なかなか時間がなくて…。
ココは「クワイア」っていうのかな?
聖職者専用のエリア。
全部席が決まっている。

340_3アレ?こんなところにも?!

350_3素晴らしいステンド・グラス群!

360vご存知の通り、ステンドグラスの一部は聖書の一場面を図柄にしたもので、さっきの先生が一枚一枚子供たちに説明していた。
ああ、私も授業を受けたいよ!

370v_2

355ココが大聖堂の一番奥。
最も神聖な場所とされている。
12世紀の大司教、トマス・ベケットを祀っている礼拝堂だ。
ベケットは教会の権限を巡って時の国王、ヘンリー2世と対立し大聖堂の中で暗殺された。
いつも思うんだけど、キリスト教って穏やかな教えを掲げているワリに、イザ宗教となるとガンガン戦争をしたり、陰謀を企てたり、殺戮をしたりしちゃうんだよね~。どうなってんだ、その辺?
さて、ベケットは死後、ローマ教皇から聖人とされ奇跡を起こすようになったと伝えられている。
コレ、「聖人」っていうのは大変なのよ。そう簡単にはなれない。何百年も経ってからようやく「聖人」とよばれるようになった聖職者もいる。もう遅いっつーの。
ベケットは重病人やら瀕死のケガ人のところに現れては次々と治してしまったらしい。
そのことがすぐに評判となり、カンタベリーには多くの巡礼者が訪れるようになった。
下の写真、床に火のついたローソクが置いてあるでしょう?わかるかな?
この下にトマス・ベケットが葬られているんだって!

380_3ウエストミンスターと違って、カンタベリーはCrypt(クリプト)と呼ばれる地下聖堂を除いて写真撮影もOK。このクリプトがまたスゴイ。
実に見ごたえのある設備なのですわ。

390v他の学校の生徒さんもコスプレしてる。
恥かしいのか顔を隠してる!んな照れることないのに。

400他にも学生さんがたくさん。

450大聖堂の裏に回る。

460コレも何かの遺跡なんだろうけど、ナニも説明がないの。

470ウワ~、見てこの空!
ひと雨来るぞ~!と思ったらドバっと降った。
でも電車の時間もあるので雨宿りもしていられないってんで、傘をさして駅へ向かう。

475v駅までせいぜい10分。もう晴れた!
イギリスの天気はいつもこうね。

480コレは駅前にある「カンタベリー城」の遺跡。
11世紀に建てられたものだが、徐々に壊されて今ではチョコッとしか残っていない。冒頭に掲載した城壁の写真はこの城に連なるものだ。

I_img_1001見学は自由…というよりほったらかし…というより何もない。
電車まで時間があったのでブラッと寄ってみたってところね。

I_img_1003あ~、さっきの雨雲はなんだったのよ!イギリスに来たって感じ満点!

I_img_1007さらばカンタベリー!
本当はこの隣のチラムという小さな村にも足を伸ばしてみようかとも思っていたのだが、時間がなくて断念。
だってLondon Passの元を取らなきゃならないじゃん!?

I_img_1008 …ということでヴィクトリアに到着~!
アレ、お昼食べてないんじゃん?体内時計狂いまくりで~す!

490つづく

2015年8月11日 (火)

イギリス紀行 2015 その5~リアル・エールはマジうまい!

メリルボン・ハイ・ストリートからオックスフォード・ストリート方面へ戻る途中…思い出してチョイと行ってみたのがこの通り。

05「ウィンポール・ストリート(Wimpole Street)」というんだけど、聞き覚えがある人はかなりの映画通。あるいはミュージカル通。

06ここは『マイ・フェア・レディ』のヒギンズ教授の邸宅があるところ。
もちろん実在の人物ではないのでそういう設定ということなのだが、映画の中でヒギンズ教授とイライザがコヴェント・ガーデンで出会うシーンで何度も「ウィンポール通りの我が家」と出て来る。
すなわちフレディがロイヤル・アスコットでイライザにめぐり会って、恋に落ち、浮かれまくって名曲「君住む街角(On the Street Where You Live)」を歌った界隈だ。
ライラックの木々も石畳も見かけないが、この辺りのハズだ。

07リージェント・ストリートへ出る。ピンクと黒をあしらったシャレたデザインのバナーがはためいている。

20vコレ、MAGNUMというアイスクリーム・バーのキャンペーンのバナー。
チョコレートをかぶせてナッツをまぶした棒のアイスクリームあるでしょ?ああいうヤツ。
イギリスではコーナー・ショップに行けば大抵扱っている。
£1.00~1.50ぐらいで買えるかしら。
ボリュームがあっておいしい。私もよく買って食べる。

80_4

カーナビー・ストリートへ行こうと思って…。

70_4

ココの装飾はいつもシャレている。

30vシェイクスピアが見下ろすパブ。
私もシェイクスピアみたいになって来たな…文章じゃなくてアタマのことね。

40_3John Stephenというこの通りを築いた人のプラーク。
モッズ発祥の地。50年以上前の話しだ。

45もうチェーン店の洋服屋ばかりで昔の栄華を感じ取ることはできないが、よく見て歩くと結構面白いものが発見できる。
立ち並ぶビルのところどころに小さな案内板が取り付けてあって、当時人気の的だった洋服屋やレコード店だったことが指し示されている。「ロンドン・ロック歴史探偵」としてはコレをめぐるのがまた楽しい。
詳しくは別途Marshall Blogで紹介する。

50_4女性の大工さん。カッコいいんだ、コレが!
右のプラークにも興味深いことが書いてある。コレもMarshall Blogで!

60_4さて、ここいらでパブ・タ~イム!

90_4この前は以前にも何回か通りかかっているが、初めて入ってみる。
「The Old Coffee House」という店。

95「コーヒー・ハウス」というのは17世紀に現れた女人禁制の男のたまり場で、文字通りのコーヒー・ショップでアルコールも食事も出さなかった。
コーヒー代のほかに入場料が徴収され、今の巷間の安いコーヒーを飲ませるといった類のものではなかったらしい。
店内では賭博も禁止され、コーヒー・ハウスに集まった男たちの会話から株式会社や保険、新聞、広告等のアイデアが生じ、産業革命の発端にもなったそうだ。
その「コーヒー・ハウス」がそのまま店名になっているパブ。

100_3店内はそれっぽくメチャクチャ古いイメージ。
軍隊への勧誘のポスターや古い写真が飾ってあってひとつひとつよく見るとすごく面白い。

120_4

日本にいるときに下調べしておいたのだが、何でもBrodie'sというリアル・エールがおいしいというので試してみた。
「試してみた」というより、それを飲みに来たのだ。
ま~た、ここのオヤジがやたら無愛想で感じが悪い!オーダーしてもニコリともしない。

一方、そのリアル・エールとやら、向かって右がそれ。
泡が少なめの普通のラガーみたいだが、モロに味は上面発酵のエール。コレが破天荒にウマいッ!
何とも言えない香りと適度な苦み、そしてスムースなノド越し!
これはウマイとしかいいようがない。
これまでのところ最良のエール。

110_4

Brodie'sのハンド・パンプ群。
恐る恐るオヤジに「写真撮ってもいい?」と訊いてみると「50ペンス出さなきゃダメだ…」とボソっと言いやんの…でも顔はニコッとしている。その上、ウインクまでしてみせた!
なんだ案外いいオヤジじゃんか!

130_3

スッカリ気に入っちゃった!次回もまた来ようっと!

135v足はすでに「棒」…。
風が強くて寒い…。
でももうちょっとガマンして、ついでだからリージェント・ストリートを渡ってへドン・ストリートまで「棒」を伸ばす…イヤ、足を伸ばす。

ココももう何回も来ているが、自分がシッカリと写真に収まるのはコレが初めて。

140_3コレを撮影した場所だ。しまった!ホウキかなんか借りて来てジャケットのボウイと同じポーズを取ればよかった!

145cd後で知ったんだけど、どうやらこういうプラークも存在しているらしい。全然気が付かなかった。あるいはもう取り外されたのかな?

146電話ボックスもまだ置いてある。ずいぶん奥に引っ込んじゃったな…。

150_4コレね。

155_2昔はこんなに見えていたんよ。

160v移動。
上品なお店が立ち並ぶアーリントン・アーケード。

170v_2珍しくフォートナム&メイソンなんかにも入ってみよう。家内と一緒じゃなきゃまず来ない。

180_4とにかくここの木造の階段には感動した!
もう「ギーギー」上り下りするたびに盛大に木がきしむ音がする。
上を見上げるとまるでヒッチコックの『めまい』のようだ。カッコいい!
でね、ココに入った目的のひとつはお土産探し。そしてもうひとつは当然トイレ。
男子トイレは四階(実際には五階。この差の理由は皆さんご存知の通り)の紳士服売り場の奥にあって、このいかにもポッシュな売り場を通り抜けて行くのが結構気が重い。
「May I help you, sir?」と「What are looking for, sir?」とか聞かれるのがイヤなのだ。
まず、こんな汚い格好をしていて「sir」と呼ばれることに莫大な恥ずかしさがある。
もうひとつは、そういう時は定番の「Thanks, I'm just looking」で乗り切れば何ら問題はないのだが、その足でトイレに駆け込むところをその店員に見られるのがあまりにも情けない。
…ところが、ココはロンドン。
ゼンゼン人のことなんか構わないのよ。つまり、汚い客はシカト。
でもね、チャンと用事があって話しかけると、ものすごく真摯に対応してくれる。
うるさくなく、丁寧なその態度はすごく好感が持てる…と行ってもタオルの一枚すら買わなかったけど。
ゴメンね、F&M。

190vおなじみリバティ。
こんなのもほぼ初めて入った。
家内と一緒だといつもは絶対に足を踏み入れないようなところにも行くので旅がとても新鮮になる。

200v_2しかし、ここは殺人デパートだね。
店内はそれはそれは気品にあふれていて素晴らしい!木造風なんだよね。
あ、ちなみに、ヨーロッパは「石の文化」とかいって『三匹の子ブタ』の三番目の子ブタちゃんが作ったような築100年は軽く経過している石造りの古い建物がたくさんあるが、梁をはじめとした中の構造は完全に木造だからね。だから盛大に床は軋むし、傾いている。
話しは反れるが、昨日、テレビの甲子園の番組のインタビューで家の職業を訊かれ、「父は子ブタを育てています」と答えていた子がいた。「子ブタを育てる?」…ずいぶん可愛い職業だな~…とその時は勝手に思ったけど、アレはもしかして「小ブタ」なる小さい品種のブタの飼育をしているのかもしれないな。
どうでもいいか…。

とにかくリバティ!
素晴らしく群を抜いているのはその雰囲気だけではない。
値段だ。
殺人的に高い!
もちろん為替の関係もあるが、すべての商品に日本だったらひとつも売れないような値段がついている。
数日後、ブレッチリ―の友人とこのことについて話しをしたが、まず出て来た言葉は「Crazy!」だった。
もちろん値段の話し。やっぱタケぇんだ…。
例えば、どう見ても日本で一枚500円も出せばオツリが来そうなコースターが2,000円近くもする。
イギリスの消費税は20%なので、そのせいもある。それを割り引いても十分に高い。
「旅の記念」じゃ許されない範囲だ。
すべてのアイテムが日本の価格の2~3倍と考えればよかろうか…するとイチイチ考えなくても何も買わなくなる。
「コッツウォルズ命のセレブの方々」にはまったく関係のない話しですよ~。

イギリスは、日本とは比べものにならないぐらい都会と地方の物価に差がある。だから地方の人はよほどシッカリした目的がない限りロンドンで買い物はしない。
つまりロンドンでしか手に入らないものしかロンドンで買わない。
最近、Kate BushやFleetwood Macのコンサートがロンドンで開かれMarshallの社長ご夫妻も観に行っていたが、そういうものにはシッカリとお金を出すのだ。

210_4ヘロヘロなクセにナイツブリッジで地下鉄を降りてハロッズへ…。
「せっかく来たのにこんなにハロッズを見ない日本からの観光客は他にいるまい」というぐらいの短時間で切り上げる。キメ台詞は「三越にきっとあるから…」だ。
もう疲れちゃってダメ!

220_4つづく

2015年7月30日 (木)

イギリス紀行 2015 その4~雨のウエストミンスターからの~

マイッタ。
これにはマジでマイッタわ。
今回のロンドンのお宿は駅から近いし、清潔だし、静かだし、リーズナブルだし、すっかり気に入ってしまったワケなんだけど、ひとつだけ気になっていたことがあった。
それは、トイレ&風呂のドアのノブがかなりアホアホになっていて、「コリャ、ガッツリとドアを閉めたら最後、ノブがウマく働かないかも知れないな…」ということだった。
マァ、それとて問題になるハズなどなかろうと特段心配はしないでいた。
ところで、旅の二日目は時差ボケがキツく、しんどいのが普通。
そこで前回レポートしたおいしいフォカッチャとエールに舌鼓を打って、フロにユックリ浸かって早めに寝て明日に備えよう…ということになった。
私は変なところが神経質で、枕が変わるとたとえ国内の出張でもグッスリ眠ることができない。コレが私にミュージシャンになることを断念させた理由のひとつなのだが(ホンマか?)、海外ともなれば尚更で、コレに時差ボケが加わって、必ず夜中の1時15分が目が覚めてしまうのよ。
その後は朝まで寝つけず、ベッドの上で阿鼻叫喚の不眠地獄に陥ることになる。
そんな体だから今回も病院で処方してもらった「導眠剤」というヤツを持参して、この日もフロに入る前に一錠摂取したというワケ。
そうそうこの部屋、大きな湯船があることも魅力のひとつで、ジ~ックリ足をマッサージしながら疲れをほぐすことができた。
気持ちよくひとっプロ浴びて、家内と交替しようとバスルームから出た時…
「ガチャン!」
あ、イカン、ついやってしまった!と思ったらもう遅い。ドアがピッタリと閉まってしまった。薄い紙1枚を差し込むスキもない。そして案の定アホアホのノブが空回りしてドアが全く開かなくなってしまったのだ!
コレはマズイ…マズイぞ。
こうなりゃ風呂なんてどうでもいい。トイレだ、トイレ…トイレをどうする?
色々とやってみたけど工具が何もないのでラチがあかない。ナニをやってもピ~ッタリとハマっちゃたドアはビクともしない。
15分ほど格闘したが、自分で開けるのは諦めて宿のアンちゃん、ダミアーに電話をする。
もう11時近くで出やしない。
仕方がないので留守電で状況を説明し、できれば今すぐ直してもらいたい旨のメッセージを残した。これぐらいの英語は「屁」でもない。
…と思ったら、「屁」より性質の悪いヤツがやって来た!
「大」だ。ナゼこんな時に!
まさか、ビニール袋でするのはイヤだし、いくら暗いからといって、まさかロンドンで野グソするワケにもいかん。いつかアナハイムのディズニーランドの外壁で立小便をしようとしたら警官にマイクで注意されたことも記憶に古くない。
そこで、閃いた!
「テスコだ、テスコ!確かアソコの大きいテスコは24時間営業だ!」ってんで、また洋服に着替えた。
外はかなり寒いので、ダウンを羽織って小走りにテスコを目指した。
目指したのはいいけど、眠り薬飲んだ後なのよ!トホホ、もう寝ようと思っていたのに…。
しかし「大」はすぐそこまで押し寄せてる!
走れシゲ!シゲは走った!…メロス状態!

一方、ダミアーは留守電を聞いて私がテスコへ向かって出た後、親切にもすぐに様子を見に来てくれたようだ
ところが、家内は初めて訪れる異国のホテルの部屋でたったひとりで残されて不安で仕方がない。
そこへ「コンコン」なんてノックされるものだから飛び上がってしまう。
結果、せっかくダミアーが来てくれたのに居留守を決め込んでしまった。

私はというと、這う這うの体でテスコに到着。暗闇に煌々と輝く「TESCO」の赤いロゴ。
「やった、ナントカ間に合った!」と思ったのもつかの間、24時間営業のハズなのに閉まってるでないの!
そんな馬鹿な…と、ようやく気が付いた。
ロンドンの商店は、日曜日はどこも早じまいで5時閉店なのだ~!
しかし、ここで諦めるワケにはいかない。
咄嗟に思いついたのが例のパブ
「パブは日曜日でも夜まで開いているハズだ。しかし、もう11時を回っている…果たしてまだ開いているだろうか…、開いていなかったらどうする?」…なんてことがコンマ何秒かの間に頭の中を駆けめぐる。
エエイ、ままよ!行かなきゃココで憤死だ!(本当は糞死)

また小走りでアールズ・コートの駅前を目指す。眠り薬が効いてきてヘロヘロよ!
すると…オオ、やってるでないの~。例のコートフィールドというパブ!
みんなやってる、やってる、こっちの気も知らないで。
バーテンダーがコチラを見ていないことを確認してトイレへダッシュ、そしてセーフ!
そして、知らん顔をして店を出た。

長くなってゴメンね。でもコレが今回の旅のハイライトだから我慢してね。

身軽になってホテルの部屋に帰ると、家内が「留守中に誰か来たけどコワくて居留守を使ってしまった」と詫びるが、もう大丈夫。出すもの出したらナントカなる。
…なんて話しをしていたら再びノックの音。
お~、ダミアーに違いない!
親切に彼がまたやって来てくれたのだ。
家内の無礼を詫びたがいっこう意に介さないダミアー。見た目より全然ナイスガイだ。
テスコへ行ったことを告げるとゲラゲラ笑ってた。
もう留守電を聞いて様子がわかっているので、さっそくノブの状態をチェック。
「チョット、キッチンから包丁とフォークを取ってください!」
双方を渡して待つこと5分。
「バコン!」という轟音とともにドアが開いた~!
イヤ~、天照大神は中にはいらっしゃらなかったけど、まさに天岩戸が開いた気分。世の中が明るくなった!
ありがとうダミアー!
でも、すっかり眠気が覚めちゃたよ!

で、この話しのオチをまとめてみた。
Literally the hotel guy fixed the door with a kitchen knife and a folk!!
ココ、笑うとこです。
外人にはウケた。

ダミアーは不便を詫びながら下の写真のように応急処置をしてくれた。ヒモ!
ひと仕事終えて意気揚々と帰ろうとするダミアーは「♪ヒュヒュヒュヒュ~、ヒュヒュヒュ~」とやや勝ち誇ったように口笛を吹いていた。聞いたことのないメロディだ。
よく映画で見かけるでしょ、外人が「♪フフフン、フフフ~」って鼻歌を歌っているシーン。アレで知っている曲が歌われているのを聞いたことがない。
それで、いい機会だと思い、ワザワザ直しに来てくれたお礼に予備で持ってきたお土産をダミアーにプレゼントしながら尋ねてみた。
「ダミアー、それ何ていう曲?」
するとダミアーは急に顔を赤らめながら「し、知らない」と答えた。
あの外人特有の「♪フフフン、フフフ~」はやっぱりアドリブなんだね。前からそうじゃないかと思っていたが、その夜とうとう確信した。


あ~、コレで安心して眠れるワイ。

10_4三日目の朝。
レトルトの親子丼とインスタントみそ汁。コレでゼンゼン満足。やっぱりお米だ~!

20_3アールズ・コート駅前のGREGGSで朝のデザート…というか朝のコーヒーね。
見た目はちょっとヘヴィだけど、そう甘くなくておいしい。そして安い。

30_3GREGGSはパスティ屋さん。好きなんだ~、GREGGS。
何年か前にヨークへ行ったときにスティーヴから教えてもらった。
一番安いパスティが「£0.95で120円」…その時のことが『イギリス紀行2012』に記してある。
それが今回は195円。円安のせいで1.6倍になっちゃった。パスティ一個ぐらいならまだいいけど、コレがチョットした買い物だと大変なことになっちゃう。何も買わないけど…。

アールズ・コート駅のGREGGSの写真を撮るのを忘れた。
代わりにコレ。このGREGGSはMarshallの工場のすぐそばにある店舗。
コレが出来た時うれしかった。
日本にもできればいいのにナァ。

40_2
ついでに…コレはブリクストンのGREGGS。このブリクストンというテムズ川の南の街はデヴィッド・ボウイの地元なんだけど、かなりデンジャラスなところだったナァ~。

M_img_7235_2 パスティとはこういうヤツ。ペストリーを使って作る具入りのパンのこと。安くて、熱くておいしい。
この写真も別の機会に撮ったものね。
50_3
ああ、おいしくてついおかわりしちまった!帰ってからまたダイエットするべ。

35実は今日は朝から雨。
覚悟していたからゼ~ンゼン平気。
どうせすぐ止むだろうし…と思い、とりあえず屋根のあるところを見て回る計画にして、ウェストミンスターへ向かった。

60_3このウエストミンスター駅は私は知る限りでは全地下鉄の駅の中でもっとも近代的なつくりをしている…と思っていたら。

70_3ウエストミンスター駅のコンコースの広告。
「HMS WESTMINSTER」というのは23型フリゲート艦のこと。
「HMS」は「Her Majesty's Ship」、すなわち、「女王様のお船」。
「デストロイヤー」は「駆逐艦」、「クルーザー」は「巡洋艦」、「バトルシップ」は「戦艦」。「フリゲート」もそういう軍用艦のひとつだが、日本では正式な訳語がなく、「護衛艦」ぐらいに扱われている。
WESTMINSTERはニューキャッスルのタイン川にあるスワン・ハンターという会社のヤードで製造された。
タイン川流域は造船をはじめとした重工業で栄えたエリアだったが、サッチャーの政策により縮小し、完全に斜陽化したが、このスワン・ハンターというのはかつては世界で一番有名な造船会社だった。
興味のある方にはコチラの2013年のイギリス紀行のサウス・シールズの記事を是非ご覧頂きたいと思う。
で、この船は180人乗りで、武装もしており、大変使い勝手がよく世界中で活躍しているそうだ。
だからナンダというと、一方ではこのウエストミンスター駅の自慢が記してある。
何でも、この駅はロンドンの地下鉄のフラッグシップで(ココがシャレになってる)、ジュビリー線を拡張した際に改装された。オープンは1999年。
最深部は平均海水面より32m低く、ロンドンの全地下鉄の中で最も深いそうだ。
じゃあ、ってんで東京の地下鉄を調べてみたら、最深の駅は大江戸線の六本木駅で、海抜マイナス42.3mなんだと…アレ?勝っちゃったよ。
ゴメンね、ロンドン・チューブ。

80_3地上に出る。
出ると真ん前にはド~ンとビッグ・ベン。
家内は大感激!これだけよろこんでくれれば連れて来た甲斐があったってもんだ。

100v 雨は大したことはないけど寒いっ!

M_img_0685この辺りはいわゆる官庁街で、モノスゴイ量の車と人がいつも行き交っている。
ビッグ・ベンやら国会議事堂(ウエストミンスター宮殿)やらウエストミンスター大寺院だのがひしめき合っているエリアだけあって観光客もワンサカ。人のこといえないけど…。

90_3ウエストミンスター大寺院に行ったワケだけど、アソコは施設内の撮影禁止なの。ケチ。
朝からモノスゴイ行列。でも、LONDON PASSのおかげで待ち時間ゼロ。
優先して入れてくれるのだ。
入館料は£20.00だからハイ!4,100円なり。高い!ハイ、LONDON PASSがあるから大丈夫。

はじめてオーディガイドってのを借りて見て回ったけど、メチャクチャ面白かったナ。ヘンリー七世やヴィクトリア女王の棺やら…結構勉強してるのよ。

M_img_0690さぁて、まだ雨は降ってるし…。
トイレにも行きたいな…。
そうだ、チャーチル行こう!

110_3ということですぐ近くのチャーチル博物館へ。
LONDON PASS消化企画…でも、ココ案外面白いんよ。以前一回来たことがある。
やはり写真撮影禁止。
スゲェ、混んでやんの。
ここも高いよ~、£18.00だから3,690円。LONDON PASSがあるから大丈夫。
リーフレットに「IWM」あるのは、「Imperial War Museums(帝国戦争博物館)」のこと。いくつか行ってみたが、大戦勝国だけあってこの類の博物館は大変充実してどこも見ごたえ十分だ。

120_3ロンドン・タウン歩きの大きな楽しみのひとつプラーク探し。

130vジェイムス・スミソン(1795-1829年)は鉱物、化学の科学者。全遺産がアメリカに寄付され、スミソニアン博物館で有名なスミソニアン協会が作られた。
ウエストミンスターに住んでいたんだネェ。

140vもうお昼。
やっぱり本場のフィッシュ&チップスは押さえておこうということで、家内が事前に調べておいたてくれたとても評判のいいお店に繰り出した。
場所はオックスフォード・ストリートからチョット入ったところ。「THE GOLDEN HIND」という店。看板から「D」がなくなっちゃってる。

150_3アルコールを置いてないのでコーラで頂く。
家内は定番のコッド。すなわちタラ(手前)。私はハドック。すなわちモンツキダラ…ってナニ?ハドックも定番のネタだ。
外はカリッカリ、中はフワッフワ。魚が新鮮なのだろう、実においしい。チップスもジャガイモの風味が濃くて本当にウマい。
二人ともペロッ。
おいしくてうれしんだけど、この店、「フィッシュ&チップス屋」のクセしてチップスは別売りなんだゼ。
それと、トイレに入ったら鍵が壊れていて、中から出れなくなっちゃった!
オイオイオイオイ、またかよ~!
カギのレバーが緩んでいて、向こう側にとび出して完全にアホになっちゃってる。コリャ、外から誰かが飛び出した錠を押さえてくれないと一生出れないゾ…。
「Help me!  Somebody get me out of here!」とか叫ぼうかとも一瞬思ったけどそれも恥ずかしい。
と思って中から地味にノックをし続けた。小一時間は中にいただろうか…という感じがしたが、マァ
実際には5分ぐらいだったろう。
誰かが外からガチャンとカギを押し込んでくれたのだ。お店の人だろうな。壊れてるの知ってたんだよ。

160_3メリルボン・ストリートに向かう。
途中通りかかったのはコレ。
EMIの昔の社屋。
ビートルズの『Please Please Me』=赤盤、青盤はこの中で撮影された。

170vコレね。

Red_2

Blue_2 その隣はウォレス・コレクションという国立の博物館。
ココでおもしろいものを発見したので近日Marshall Blogで紹介するね!Little Featがらみだよ。

180_3ブラブラとメリルボン・ハイ・ストリートを進む。
ココは色々とオシャレなお店が並んでいて魅力的だ。
風邪が強くで寒い。とてもダウンなしではいられない。

190_2魚屋さん。別にオシャレじゃないけど…。
Img_0712
本屋さん。

200v旅とか地理系の書籍を得意としているお店だ。

210_3このドーント・ブックス自体はオープンが1990年と古いものではないが、オリジナルの本屋は1910年の創業。100年以上経っている。

220_3マァ、何て重厚で素敵なことよ。
以前にも来たことがあるが、いつ見ても素晴らしい。本は好きだ。

230_3家内のリクエストのお店「ロココ・チョコレート」。
普通の大きさの板チョコが£4.95だから1,015円。レートが不利でなくても高価なチョコレートだ。
恐る恐る二枚ほど買って食べたが、メチャクチャおいしかった。もう素材がいいのがすぐわかる。
パッケージも秀逸だった。
お店のお兄さんがやたらとフェミニンで面白かったな。

240_3向かいはチーズ屋さん。
家内はチーズ好きで、コレも彼女のリクエスト。

250_2ゴッツイ!
下に敷いてあるテーブルみたいなヤツもチーズ。

270_2

ここは自然食品のスーパーみたいなものも兼ねているのだが、中に入ってみてビックリ。
クッサ~!
もうチーズ独特のニオイが充満していて激クサもいいところ!コリャ、日本ではかぐことのできないニオイだわ…3秒で脱出!

260_3しかし、ゴッツイ。
ハイジがよろこびそうだわ!

280_3ホラね、だんだん晴れて来たよ~!

320vつづく

2015年7月26日 (日)

イギリス紀行 2015 その3~マーケットに行ってみよう

今日は日曜日。
家内のリクエストであちこちで開いているマーケットへ行ってみよう…ということでロンドン塔の後、リバプール・ストリート駅まで来た。

10_3私は今までロンドンの東の方へ来ることがあまりなかったのだが、こっちの方もいいね~。

20_2このあたりはペチコート・レーン・マーケットとかブリック・レーン・マーケットなんてのがあるんだけど、今回はオールド・スピタルフィールド・マーケットというところに行ってみた。
19世紀からやってる。

30_2ひとりでロンドンに来たらまずこんなところ来ないけんね。いい機会だ。

40マーケットのようす。

50_2マァ、あるわあるわ、いろんなモノが!

60_2中古レコードはない。イヤ、一軒あったかな?欲しいと思うものはないけど、見て回るだけで楽しい。

70_2地図屋…

80_2コレはハンガー屋ではなくてアクセサリー屋。首回りのアクセサリーだけを扱っている。

90_2コレは、実際の文学作品から抜粋した文章で描かれたイラスト。

100_2例えばフィッツジェラルドの『華麗なるギャツビー』。このギャツビーが実際の小説の中の文章で形どられているというワケ。

110_2ホンモノのウイスキー・ボトルをペッチャンコにして作った時計。

120_2コレはわかりやすい。アウトレットの洋服。ゴッチャゴチャ!

130_2ベルト屋さん。待っていればその場でオリジナルのベルトを作ってくれる。

140_2アナグラムのブロックを使った飾り。

150_2こんな感じ。

160_2赤ちゃんの帽子屋さん。

170_2どれも可愛いの!

180_2さほど大きくもなく、混んでもおらず、ブラブラと見て回るにはちょうどよい感じ。

200_2端っコにはテーブルとイスが設置してあり、何種類もの食べ物屋の屋台が並び、簡単な食事ができるようになっている。
そろそろお腹が空いてきたのでウチもお昼ごはんを頂きましょう。

210_2家内が選んだのはコレ。
中の緑のヤツはヒヨコマメ、またはソラマメ、もしくはその両方から作った「ファラフェル」というコロッケのような揚げ物。
中近東の伝統的な料理だそうだ。それを野菜と一緒にピタに挟んだもの。

230_2

この「pilpel」というお店がものすごい勢いで気前よくこのファラフェルをサンプルに配っているもんだからウチもご相伴にあずかった。
そしたらこれがなかなか美味だったので家内はコレを頂いたというワケ。
ボリューム満点!
pilipelはロンドンに4つの店舗を構えているそうな。

220_2私はコレ。
トリの残飯定食…じゃないよ。
チキンのカレー煮とライス。見た目は汚いけどピリリと辛くて結構おいしかった。

240_2マーケットの外に出るとこんな感じ。

250こういう古いいでたちの店舗が街中でごく普通に営業していて実におもしろい。

260_2これなんか古そうだよ~。今は雑貨屋さんのようだけど、昔は果物屋さんだったんだね。看板を掛け換えずそのまま使っちゃうところがおもしろい。

270さっそく、さっきのpilpelの店舗を発見。今日はもういいわ。

280_2リバプール・ストリート駅のほぼ正面にある1745年開業のパブが「ダーティ・ディックス。」 1745年といえば延享2年だ…っていつ?1745年だ。徳川家重が九代目将軍になった年。


元々、このパブは18世紀の中頃に荒物屋や倉庫業を営むリチャード・ベントレーという人が経営していた。
ベントレーは若い頃はとてもダンディだったが、結婚式の日に婚約者が亡くなったショックでその後身の回りのことに一切構わなくなった。
やがて彼の店や倉庫は荒廃し、「汚いモノ」の代名詞となり、「ロンドンの汚い倉庫」という宛先だけで郵便が届いたという。
その後、その汚いリチャード、すなわちディックにちなんでこの店は「ダーティ・デイックス」という名前になったそうだ。下ネタではござんせんのであしからず!
そして、このベントレーはディケンズの『大いなる遺産』に登場する変人キャラのミス・ハヴィシャムのモデルになった。

300_2店内はこんな感じ。さすがに古いナ。

310_2入り口にはゲーム機があって「?」だったけど、中はムード満点だ。

315_2何の銘柄か忘れちゃったけど、エールでひと休み。あ~、リラックス、リラックス。
ロンドン散策の大きな楽しみのひとつ。

320_2隣りのテーブルでは若いカップルが食事をしてる。
雰囲気はタップリなんだけど、この店は、元はビールの醸造所で現在は約220軒のパブを運営する「Young's」というチェーン・パブの一角だそうだ。ちょっとガッカリ。
で、このYoung'sというのは、「Young's Bluecrest」というイギリスの年間の魚介類の消費量の40%を取り扱う食品会社の傘下なのだ。
だからとなりのカップルが食べていたフィッシュ&チップスもこのYoung's Bluecrest社の商品というワケ。
1745年開業の由緒あるパブも大手企業の商品を販売するための一拠点になっている。
ま、そんなもんか…。
ちょうどセメント会社とその直系生コン会社の関係みたいなものだ。

330_2目の前のリバプール・ストリート駅から地下鉄に乗って「コート―ルド美術館」へ。最寄りの駅はテンプル。

340_2コート―ルド美術館はテムズ川沿い、ウォータールー橋のすぐそばにある政府関連機関、芸術・教育関連機関が入った巨大な建物、「サマセット・ハウス」の中にある。

S_img_0659ゴッホ、モネ、マネ、ルノアール、ゴーギャン、ゴヤ、モジリアニ等々、日本には恐らくは来ないであろう印象派の名画が目白押しの有名な美術館。
以前にも来たことがあったが、美術好きの家内にココの素晴らしいコレクションを見せてやりたくてやって来た。
入場料は£7.00。1,435円。高い!でもLONDON PASSがあるので安心、安心。
これでまた£7.00元を取った…と。
しかし、旅の二日目はツライ。
時差ボケは激しさを増すし、少しはトレーニングして来たつもりの徒歩も能力の限界をスッカリ超えてしまったようだ。
動きたくない…。
ちょうどギター二本をバックにした声楽のミニ・コンサートをやっていたので休憩がてらジックリ聴き込んで来た。

345でもまだ歩く!
ライセウムはまだ『ライオン・キング』やってるのか…。

350_2ドゥルーリー・レーンは『チャーリーとチョコレート工場』か?
まったく見る気もおこらんな。
コレ、映画ではジョニー・デップがやったヤツでしょ?昔、飛行機の中でチャレンジしたけどとても観れなかった。

360_2…ということでブラブラ、ソロリソロリとコヴェント・ガーデンへ。ここはまた来るでしょう。

370レスター・スクエアを通ってソーホー経由でウォルドア通りに向かう。ウォルドアはマーキーの二号店があった通り。
途中ロニー・スコッツに通りかかったら長蛇のキュー!あ、列のことね。誰が出るのか気になったが、もう足が棒でアソコまで行くのすら億劫だ。
まだ歩かなきゃならないんだから!

380_2目的地はウォルドア通りのイタリア料理店「Princi」。
家内が日本にいる間にチェックしておいてくれた「ウマそうな店」のひとつ。
食事がマズい…というのが定番のイギリスだけど、チャンと調べればおいしそうなお店がゴマンとある。
「でもそれは大抵イギリスの海外から来た料理でしょ?」ってなことになるけど、そんなの関係ねぇ。
イギリス料理に限定していたらステーキかローストビーフかフィッシュ&チップスばっかりになっちゃう。
ハギス(茹でたヒツジの内臓ミンチ、オート麦、たまねぎ、ハーブを刻み、牛脂とともに羊の胃袋に詰めて茹でる詰め物料理)だのジェリード・イール(ウナギの煮こごり)だのマーマイト(イースト菌のエキス。オイニーがキツイ)だの、そんなもの初めから口に合わないのはわかってるんだから対象外だ。
以前にも書いた通り、グルタミン酸ナトリウムづけの加工食品や、店頭に何日置いておいてもダメにならない不思議なサンドイッチを平気で食べる日本人の方がよっぽど身体にマズイ(=ヤバいという意味)ものを食べてる。
あ、そういえば、卵の消費期限というのは海外の方が長いらしい。25日とか?コレにはワケがあって、向こうの連中は卵を生で食べる習慣がないからだ。
「生卵には寄生虫がいるから」といって、すき焼きをそのまま食べる外人はそう珍しくない。

だからロンドンでも平気でイタリア料理を食べよう。
問題は食事の回数。
つまり、一日の食事の回数はキマっている。
朝っぱらからウマいものめぐりは考えにくいことに加え、我々は米を食べることが義務づけられているから、食事は昼と夜の二回に限られる。
したがって、いくらおいしそうなお店を事前にたくさん発見していても、どれもこれも行くワケにはいかない。
ましてや時差ボケで体内時計が狂いまくっちゃっているから、あまりお腹が空かないので余計食事の回数が少なくなりがちになってしまう。

それと為替レート!
コレは後にまた書くと思うけど、ま、外食はどんなものを食べても感覚的にすべて日本の2倍から3倍の値段になっちゃう!

そんなことを念頭に置いて家族会議を開いた結果、プリンチで惣菜を買って家飲みにしよう!…ということに相成った。
何せビールには困らないでね~。缶ビールでも十分にウマいし安い。

歩きに歩いて「プリンチ」という店に到着。
モノスゴイ人気でお店は満席。
店の右側が食事スペース、左側が惣菜コーナーになっている。疲れ切っていたのと混雑具合が尋常でなかったので店内の写真は撮れなかったが、この惣菜コーナーが何しろ素晴らしい!
どれもヨダレが出そうなくらいおいしそう!
デザートがまた見目麗しい!
悩んだ結果、ツナとモルタデッラのフォカッチャをひとつづつとカプレーゼ、それに冷蔵庫に入っているティラミスがひとつ。それで£18.20だから3,731円。やっぱ高い~!
それでもビールは駅前のスーパーで買い込んで来てるからその分安上がりなのだ。
銘柄は定番のボディントン。好きです。
ボリュームはタップリだし、すごくおいしかった~!

で、この後、予想だにしなかった悲劇が!次号を待て!

390つづく

2015年7月24日 (金)

イギリス紀行 2015 その2~米食ってゴー!

二日目の朝。
珍しく朝から快晴。おかしいな…。期待はしないにしても雨は覚悟してきたんだぜ。
朝、空はどんよりと雲に覆われていて、午後気が付くと晴れて、夜から夕方にかけて快晴…というのが私にとっての典型的なロンドンの天気。
もちろん雨のオプションは一日中いつでもOKという認識だ。
晴れていて文句を言う筋合いは何もないのだが、前半だけムリに晴れてくれて、後半毎日シトシトというのはゴメンだからね。
数年前はまさにコレだった。
ま、それこそコレばかりは天にまかせるよりしょうがない。

10_2今回のお宿はアールズ・コート。
窓を開けるとナント目の前にエキシビジョン・センター!要するにエキシビジョンセンターのすぐ隣り。Led ZeppelinやPink Floydが大コンサートを開催したところだ。
詳しくはコチラ
もし、Zeppelinがコンサートをやっていたらタダで音が聴けただろうにナァ~…というロケーション!

20二日目の朝食。
昨晩スーパーで買ったオーガニックの卵でハムエッグ。それと晩ごはんの残りのチップス(フライド・ポテト)にインスタントのみそ汁。
そして何よりも大切なお米ね。何も炊くことはない。チンで十分。
若い頃は洋食づくしでも何ら問題なかったんだけど、今はまったくダメね。
何がダメって朝ごはんなんですよ。
「お昼にざるソバを一枚ズルっ!」なんてのは無理だけど、スパゲティだのピザだのハンバーグだのフライドチキンだの、日本で昼とか夜に食べるモノって、案外どこでも食べられる。
ところが、朝ごはんってのはまったくそうはいかない。
焼き魚、納豆、のり、ダシ巻き卵、味噌汁、そして炊き立ての白いごはん。
リッツでもプラザでもこんな豪勢な朝ごはんは出て来ない。
本当に日本の朝ごはんはスゴイ。
日本食が無形世界遺産に認定されたとかいう話しを聞くが、主に「朝食」を対象にしてのことだと信じたい。
一見豪華そうに見えるけど、洋食の朝ごはんなんて全然ダメ。一日はよくても、二日目でもう悲しくなっちゃう。
それと、以前も書いたけど、日本人は米を食べないと力が出ない…というか、疲れが取れない。コレで苦しんだことがあるからね。
今回のお宿はキッチン付きだから便利なことこの上なし。

サァ、米も喰ったしゴーゴゴー!

30お隣のエキシビジョンセンター。
Led Zeppelinの『Presence』のジャケットのオッサンの後ろのヨットの写真もここで撮られたものだ。
興味のある人はコチラをどうぞ。

40v「アールズ・コート建築」という言葉があるらしい。下の写真がそれにあたるかどうかはわからないが、このエリアには何しろ素敵な建物が並んでいる。

50地下鉄の切符の自動販売機。銀行のキャッシュ・ディスペンサーみたいなエラそうなナリをしているが大した働きはしない。
券を売って、カードにチャージができてというだけ。日本人ならもっと小さく作るだろう。
向かって右側のヤツなんてオツリが出ない。


さぁて、今回は事前に作戦を立てて来たでネェ。
決まったエリア内の地下鉄を、決まった日数や時間帯に限って好きなだけ乗ることができる「Travelcard」という切符を買うことにしているのだが、いかに有効に買うか…これが問題なのだ。
電卓を片手に「London Underground」の公式ウェブサイトとニラメッコしながら研究した。

60結果、ロンドンの中心のみっつのエリアの地下鉄を7日間自由に使える「7 Days Travelcard」をゲット。
実際にロンドンに滞在してカードを使えるのは5日間なのだが、一日単位で5回買うより7日分買った方が割安なのだ。
だって、1日乗り放題が£12.00。対して7日で£37.70だからね。
3日ロンドンに滞在するのであれば「7days」の元なんか簡単に取れちゃう。
…というのは、今ロンドンの地下鉄の初乗りって現金だと£4.80ですよ。
アータ、これ今の為替レートだと984円だぜ!
新宿から新宿三丁目に行くのに、または渋谷から表参道へ行くのに、梅田から淀屋橋に行くのに、名古屋から伏見に行くのに、984円ですよ!
狂ってるでしょう?狂ってるんですよ。

一方、「7days Travelcard」といえば7日間、Zone 1から3と呼ばれる中心地の地下鉄とバス、一部の国鉄をいくら乗っても7,730円。1日1,104円。
計算おかしいでしょう?計算おかしいんですよ。


このチケットは自販機では買えないので、窓口のオジちゃんに頼んでカードを作ってもらう。
Oyster CardというPASMOみたいなヤツに「7日間使える」というデータを入れてもらうワケ。
このカードを作るのも実は£5.00取られるんだけど、それでも割安。ケースつき。

70実は前日ヒースロー空港からアールズ・コートへ来る時には現金で切符を買った。£5.80、つまり1,189円。
それなら前日にヒースロー空港駅でこのカードを買えばいいじゃんか?と思うでしょ?でもね、ヒースロー空港はZone6といってロンドンの中心から一番遠いエリアにあって、Zone6をも含む7days Travelcardを買うとなると£58.00にもなってしまうのだ。円に換算すれば11,890円。
コレではバカバカしいもんね。
こんなことを事前に計算していたワケ。

80さっきのカードをこの自動改札口の上面の黄色いところに引っ付けると、前方のゲートがバコンと開く。
ところがですね、フィンズベリー・パーク駅みたいにゲートがなくて、この黄色いヤツが見当たらない駅があるんですよ。
それで、ピッとやるのをシカトしておくと、次に使う時にはカードが使えなくなってしまって、窓口の不愛想な黒人のオバサンに頼んでデータを再登録してもらわなきゃならないので注意が必要だ。(係の人が不愛想とも、黒人とも、オバサンと決まっているワケじゃないけど、私の場合そうだった)

90さぁて、いよいよロンドン・ツアーのはじまりはじまり~!
家内は初めてのことで大興奮。カッコいいとこ見せなきゃね!

その前に…とにかく今回は為替レートに泣かされたよ。
今、新聞なんかを見ると1ポンド=194~197円ぐらいの間を行き来しているでしょう?これは銀行間取引の値段だから我々はこのレートでポンドを買うことはできない。
コレに手数料が上乗せになるので£1=205円。今、浅草の両替屋に行ってチェックしてきた。
ロンドンでは両替店によって異なるけど、高いところでは210円ぐらいだったよ。
私は5月の上旬にギリギリ200円以下でゲットししたけど、今回このブログでは£1=205円で計算することにする。

100来た来た。毎度おなじみピカデリー線。

110まずはロンドンの銀座4丁目を家内に見せてやろうとピカデリー・サーカス駅で下車。
「サーカスってナンのこと?」
「サークルってことなんだよ。つまり円だね」
なんて初心者の質問にやさしく答えるわたし。

120「ロンドンのエスカレーターは東京都違って右側に立つんだよ」…なんてことも。

130ドワッ!
いつも大勢の人でゴッタ返しているピカデリー・サーカス駅の改札。誰もいない!
こんなの初めて見た!

140地上に出る。
このリリー・ホワイトというのはスポーツ用品店。シーズン・オフとなったグッズが安く買える。
ワールドカップの終了後のイングランドのユニフォームなんて定価の9割引きぐらいで処分販売しちゃう。誰も課って行かないけど…。
いつも混んでる。

150ロンドンといえばこの景色。
「SANYO」や「TDK」の看板がなくなって久しい。

155エロス像の前で一枚。
自撮り棒大活躍。

156最初の目的地に行くまで少し時間があったので劇場街のシャフツベリー・アベニューをブラリ。

160スゲェ!ほとんど誰も歩いてない!

170もう朝の9時半ぐらいなのにこの静けさ!

180目的地はコレ。レスター・スクエアの端っこにある「LONDON PASS」の販売所。
ここでインターネットで予約しておいたパスを受け取ったり、飛び込みのお客さんが購入したりする。
ウチは離日直前にこのパスの存在を知ったので、現地購入することにしていた。
インターネットで予約しているお客さんには列ができて待たされていたが、現地購入する人はその場でスイスイ。
「インターネットで予約しなくてヨカッタわね!」なんて係のオバサンが言ってた。
事前に頼んでおけば有料で送ってくれるサービスもあり。

210ところでLONDON PASSとは何ぞや?
簡単に言えば、コレを買っておけば加盟している観光名所に自由に入ることができるパスのこと。
♪チョット~待って~、チョット~待って~、「え、イギリスって博物館とか全部タダじゃないの?」…と訊かれそう。
大英博物館だとか、V&Aとか、芸術や科学の普及を促す国立の施設の多くはタダよ。それはそれは観光客にとってありがたい。
ところが、そういった名所旧跡、あるいは観光名所の全部が全部タダというワケでは決してなくて、有料のところは頭がおかしんじゃないかと思うぐらい入場料・入館料が高いのよ。
例えば、有名なウエストミンスター寺院の入場料、拝観料っていうのかな?コレがひとり£20.00だから4,100円。アータ、ふたりで行って、中で記念のペナントの一枚でも買おうものならすぐに10,000円超えよ。
それから、これまた人気のロンドン塔。コレが£24.50で5,223円!日本だったらこんな寺はまずないでしょ?!ロンドン塔は寺じゃないけど…。
ま、こんな調子でケタはずれに高い。
でも、行ったからには見たい、入りたい…で活躍するのがこのパスなんだと。
買う時に何回か言われたのは「マダム・タッソーとロンドン・アイには使えませんからねッ!」だった。
マダム・タッソーは今東京にもあるのかな?ベイカー・ストリートにある有名な蝋人形館。コレの入場料が驚きの£33.00!6,765円なり!
ロンドン・アイはウエストミンスターにあるあのバカでかい観覧車。コレが£19.35だから3,967円。
セントポール大聖堂が対象なのかどうかが最後まで不明だった。

パスは有効期限によって4種類が用意されている。
1日で£52.00=10,660円
2日で£71.00=14,555円
3日で£85.00=17,425円
6日で£116.00=23,780円
で、写真のようにケース、ランヤード、ガイドブックが付いてくる。
極端な話し、1日パスを買って、ウエストミンスター寺院とロンドン塔と、あとひとつどこかへ行けば簡単に元は取れちゃう。
ウチはどれを選んだかというと、5日しかいないのに6日パスをゲット!大盤振る舞いである。
もちろん勝算はあっての話し。
…というのは、事前にインターネットでどこに入れるかということを調べたんだけど、「高い、バカバカしい!」という理由で今まで行きたくても行けなかった施設がゴロゴロ網羅されている。
それなら今回一網打尽にそれらの施設をすべて踏破してやろうじゃないの!…と考えたワケ。
結果はどうだったかというと、マァ、トントンに毛が生えたぐらいかな?
もう一日あれば楽勝だったんだけどね。
やはり好きな人には見どころ満点のロンドンの観光名所だからね、ユックリ見て回りたいのが人情だけど、このパスのおかげで、元を取ることばっかり考えちゃってつい早足になってしまうのが難点か?
特にこういう公的な観光名所は5時とか4時半までしか入場できず、開館から7時間ぐらいしか猶予がない。
移動、食事、休憩の時間を考慮すると、かなり時間が限られているのだ。コレが結構手ごわい伏兵だってことに気付いたのは後になってからのことであった。
後悔は全くしていないけどね。

同じものがパリ、ダブリン、ローマ、ベルリンにもあるんだって。東京じゃできないだろうナァ。お金を取ってまで見せる施設が少なすぎるもん。
東京でやるなら「MESHI PASS」だね。
加盟店ならどれだけドカ喰いしても金を取られないってのどうよ。牛丼10杯ぐらい食べちゃうヤツいくらでもいるんじゃないの?
220ちょうど『ひつじのショーン』って映画の公開キャンペーンを展開していて、ロンドンの観光名所にはその場所にちなんだ格好をしたショーン像が置いてあって、コレを探すのが存外に楽しかったナ。
キティちゃんのもあったらしい。

230翌週末のクラプトンのロイヤル・アルバート・ホールのチケット売り出しの看板がチケット屋に出ていた。

240これがレスター・スクエアに林立しているハーフ・プライス・チケット屋さん。
ニューヨークでいうところのtktsね。
主に毎晩上演しているミュージカルやお芝居のチケットを取り扱っている。
その日の売れ残りのチケットを当日に格安で販売するワケ。また、ここの係員が不愛想極まりない。どうせやるならニコニコしてろ!っての。
ああ、この黄色い看板の『Sunny Afternoon』っての観たかったんだけど、時間が合わなくて断念!
好きな人には題名を見ただけでおわかりでしょう。The Kinksのミュージカル。

250vさぁて、LONDON PASSも無事にゲットしたし、元を取りに行くか!…イヤ、ロンドン観光を楽しむか!…イヤ、マーブロの取材に出かけるか!
ということで最初に訪れたのはロンドン塔。
やっぱりこのタワー・ブリッジ駅から外に出た瞬間の感動はいつ来てもスゴイよね。しかも天気がいい!

255ここにもショーン。

260こっちはビフィーター姿のショーン。
可愛いね~、子供たち!

275マァ、信じられないぐらいの晴天!寒いかな?と思って薄手のダウンジャケットも用意してきたけど今日は必要なさそうだな。

280ウチはですね、イギリスに来るためにアン・ブーリンの映画を観て予習してきたんですよ。
だから感動もひとしお?ったって、アンが首を斬られたところだからね。

290いつも混んでいるけど、今日もモノスゴイ混雑っぷりだった!
この建物の中に王室の財宝が展示されているのね。撮影禁止。ムービングウォークに乗ってサッサと移動させられちゃう。
この「E II R」というロゴの「E」と「II」はもちろん「Queen Elizabeth II」のこと。女王陛下が崩御してチャールズ皇太子が戴冠すれば「C III R」になるらしい。
Charlesという王は1660年から1685年まで在位したチャールズ2世以来となるからだ。
これでいくと、ダイアナの下の子、ヘンリーが王位を継承したら、8世以来ヘンリーというなの王がいないので「ヘンリー9世」となる。
カッコよくない?「八っつあん」直系だぜ。ハーマンズ・ハーミッツにまた歌ってもらわねば!

300あ、ちなみにウチでは「ヘンリー8世」のことを親しみを込めて「八っつぁん」と呼んでいます。

310みんなサ、ロンドンでも一、二を争う観光名所ってんで、ワイワイ楽しそうにVサインしながら記念撮影しているけど、ココ、元は政治犯らを収容する刑務所であり処刑場だったんだぜ!その前は城砦だった。
ヘンリー八世の時代、「ロンドン塔送り」は死刑宣告を意味した。一度入ったら生きて出てこれないのが普通。「オマエ、つべこべ言ってるとロンドン塔だぞ!」ってな具合。
罪人たちは船に乗せられてテムズ川からこの「トレイターズ・ゲイト(裏切り者の門)」を通ってロンドン塔に収容された。

315このあたりでアンは首を斬り落とされたという。
ちなみにロック・ファンはよくご存知だと思うが、ヘンリー8世には6人の奥さんがいて、処刑されたのは2番目の奥さんのアン・ブーリンと5番目のキャサリン・ハワードの2人。
ヘンリー8世はナンダカンダで6人の妻のうちアン・ブーリンのことが一番好きだったらしい。
アンを処刑する時、フランスから特別に切れ味のよい刀を取り寄せてスパッと首を落とさせたという。また、その刀が本当に切れるかどうか、自分の首で試してくれと申し出たヤツもいたらしい。
一方、キャサリンの時はそこらへんの刀でゴリンっとやっちゃったらしいよ。
昔は残酷だよね~。

320王室の財宝以外にも武具甲冑の類のすごいコレクションが展示されている。

330

340これは1613年に徳川秀忠からジェイムス1世に贈られた鎧ふたつのうちのひとつ。日英間の最初の貿易協定締結の記念品。
この鎧は元々武田勝頼のものだったとか…ホンマか?武田信玄の息子だよ~。会ったことないけど。
1961年まではロンドン塔内で飾られていたが、「重要人物からの贈り物」とされていただけで、すでに日本云々ということは忘れ去られていた。どうせ日本なんかその程度のもんだたのだろう。
返して欲しいね。それで鑑定団に出そう!
ちなみにどちらがマネをしたのかはしらないけど、BBCでも鑑定団と同じ内容の番組をやっているんだよ。

350アン・ブーリンと家内。

360スゲエ股間!
この鎧のモデルがヘンリー8世のものというワケではないんだろうけど、身体がデカかったヘンリー8世はたくましいふくらはぎを見せながら、フランスの王と自分のどちらが立派かと取り巻きの連中に尋ねたらしいが、一番の自慢は股間だったらしい。
で、鎧のこの部分も大変大きなパーツが取り付けられたということだ。
シゲ2世はコレの1/5で十分だわ。

370vテムズ川側の出口からタワー・ブリッジを望む。ここでまた感動!

380つづく

2015年7月18日 (土)

イギリス紀行 2015 その1~食わせろ、カツカレ~!

5月、イギリスに行ってきた。
仕事の用事もあるんだけど、今回は観光もタップリ。家内と一緒なのだ!
彼女は私を数えきれないほどイギリスに送り出してはくれたものの、自分が実際に行くのはコレがはじめて。
「え、ナニ、奥さんイギリス行くの初めてなの?」とやたら多くの人に驚かれたが、大きなお世話だい!


準備万端、大分前から期待と興奮のうちに待って、待って、待って、待って…ついにやって来た出発当日…雨でやんの。
イヤな予感。
数年前、前の会社を辞めてイギリスに2週間ほど滞在している間、ほとんど毎日雨だったことがあったからネェ。寒くてよ~。
ま、イギリスに行く以上、雨は覚悟しておかなければならないのは百も承知だけど、こうして東京にいるウチから雨に降られたんじゃお先真っ暗じゃんか!
そして、はじめての羽田からの国際便。
ウチはスカイライナーにさえ乗れば、成田も羽田も行くのにあまり時間が変わらない。金はかかるけど、荷物が持ち込みやすいスカイライナーの方が断然いいと感じた。
しかも、なんだ羽田!
コンビニに置いてあるポテチの製造日が古いじゃねーか!ここのところアミノ酸摂取を控えていて、ポテチ断ちしていた。でも、飛行機の中ぐらいは禁忌を解こうということで、空港でポテチを買う計画にしていたのだ。
もちろんポテチはビールのお供。これと幾ばくかのイカ系おつまみで飛行の中はバッチリのハズだったのだ。しかたないので、何か「ポテト系」のものを買い込んでおこうと「じゃがポックル」をゲット。
何でこんなところで北海道土産を買ってんだか?

J_plane2今回の荷物はかなりマッシブ。
カメラやら、PCやら、友達へのギフトやらでパンパンだ。
それに加えてハイライトの最終日のイベントに使用する家内のサプライズ・グッズがスーツケースの片面を占めている。
もちろんすべて計量済み。23kg以上は追加料金になっちゃうからね。ANAはふたつまで荷物を預かってくれるので助かる。
レンズの重みが問題で、家で何回も体重計に乗って確認した。
昔、ニューアーク空港でヒドイ目に遭ったことがあったからね。

20それにしても、いつの間にかどこもかしこも中国語の表記が入るようになっちゃったね。ロンドンは「伦敦」か…。「幕尼黒」なんて、コレだけ見たら何のことやら絶対にわからないな…。

30飛行機の席はかなり後ろの方。別に構わない。
じゃがポックルとイカ系おつまみ三種でビールを頂いた後は機内食。
ご存知の通り、メニューが二種類。今回はカツカレーとブリの西京焼からのチョイス。
さすがにもう機内食が楽しみということはないんだけど、少しでもおいしそうな方が食べたいじゃんね。
前の方からカレーのいいニオイがしてきているし、ここは問答無用でカツカレーでしょう。
すると、いくつか前の席でメニューを採っているCAさんがやたらと「ご希望に沿えないことがあるかもしれません」と言ってる。同じことがメニューにも書いてあるのも知ってる。
ま、カツカレーのことを言ってるんだろうな…と思うわね。
そして、我々の番…
CA : 今日のメニューはブリの西京焼きとカツカレーでございます。
ブリといえば氷見の寒ブリ。氷見うどんも大変おいしゅうございますが、氷見と言えばやはりブリ。その脂の乗ったのったブリを高級西京みそで丁寧に焼き込んだ自慢の逸品でございます。
一方、カツカレーの方は、脂質糖質ともに過剰で、向こうが透けてみるような薄切りの豚肉を使い古しの油で揚げた、一回の摂取で軽く2,000カロリーに届かんとする、お客様のようなメタボを気にするべき方にはとてもとてもおススメできるような代物ではございません。それにご飯も水分が多くベチャベチャで、カレーライスに向かない炊き方をしております。さぁ、どちらになさいますかッ?!」
私 : カツカレーください。
CA: ………数に限りがありまして、お客様のご希望に沿うことが出来ない場合がございます。ましてや格安チケットでこのような後部のお席をご利用いただいているお客様は特に望みが薄うございます。
私 : カツカレーください。
CA :  はいブリですね!
私 : イヤ、カツカレー。
CA : ………あ、今。カツカレーが品切れになってしまいました。ブリの西京焼きをご用意させていただきます。

オイオイ、だいたい初めからカツカレー足りないんじゃん?!
こうなると益々カツカレー食べたくなる。
もちろんCAさんのセリフは冗談だけど、もっとしっかり票を読んで来いっての。もしくはカツカレーと真っ向から勝負できる人気メニューを対抗馬に仕立てるべし!
ま、これから向こう一週間、魚っ気のあるものはフィッシュ&チップスしか摂らないだろうからよしとすることにした。
やっぱおいしくはないよ。
この味噌汁、あまりにもマズイというかイヤな味。後でまた触れるけど、多くの薬品を使って化学反応で強引に味噌汁にしてみました…みたいな。

40そして、着陸前の食事。
オイオイ、また魚だよ。今度はシャケだ。言いたくないけど、羽田で食べた朝ごはんもシャケだったんだぜ!
コレも選べるんだけど、もうひとつの方はもっと受け付けにくいようなメニューだった。
三回続けて魚になっちゃっやよ!

50ま、そんな食べ物の恨みもロンドンの街が見えてくれば忘れようというものだ。
お、案外天気がいいな。
イヤイヤ、コレに騙されちゃイカン。「イギリスの雨は主に全部に降る」…コレを肝に銘じておかなければ…。

55ヒースロー空港到着。なんかエラク歩くナァ…。

561年と2か月ぶりのヒースロー空港。ガラリと変わっちゃった!

60新しいターミナルが完成したのね。スッカリ立派になっちゃったのはいいけど、飛行機降りてから歩かされる距離はハンパじゃなかった!

70vでも、地下鉄への連絡は格段に便利になった。要するに歩く場所がズレただけのことみたい。
今回のロンドンのお宿はピカデリー線のアールズ・コート。
アールズ・コートにはもう何回も言っているので安心、安心。

80アールズ・コートに着いた~。ロケーションはコンベンション・センターのすぐ隣のクレッセント。

90コレがそのお宿。

100「ホテル」じゃなくて「スタジオ」か。
もちろんMarshallが置いてあるようなレコーディング・スタジオではないよ。
ホテル関連で使う「スタジオ」という言葉は「スタジオ・ベッド」が設置されている部屋のタイプのことを指す。
「スタジオ・ベッド」というのは昔よくあった、ソファを兼ねたベッドのこと。昼間はソファの形をしていて、寝る時には背もたれが平になって「ベッド」に早変わり…というヤツね。

110vもうひとつの意味は、「部屋の区切りがなくて、トイレ、浴室、キッチン以外の設備がひとつの空間に収まっている間取り」のこと。いわゆる「ワン・ルーム」というヤツ。
コレはアメリカで生まれた言葉らしんだけど、ここイギリスへ来ると「全部の設備がひとつの空間に詰まっている間取り」に意味が変わっちゃってるのかな?
下の写真がそれ。
手前はベッドだ。

とにかく、キッチンつきの部屋にしたかったのだ。
理由は「米」。今回は家内も一緒だし、自炊して米を摂ろうという作戦なのだ。
以前、二週間滞在した時、中盤からは時差ボケも取れ、変な時間に目が覚めず、ユックリ眠ることが出来るようになったのにまったく疲れが取れない。
それが米を食べてないからだ、ということに気がついたのだ。
我々、ダメよ、パンじゃ。
で、ロンドンで和食を食べるとなるとメッチャお金がかかるからね。朝だけでも自炊しようと思い立って、スタジオを探したというワケ。

で、ココ、バツグンに場所がよくて、清潔で、係の人も親切で、しかもふたりで泊まればゼンゼン格安ということでスッカリ気に入ってしまった。
私は一時ハマースミスのホテルを定宿にしていたことがあったが、それもひとりで泊まるとやたらと高くつくし、キッチンも当然ついてない。
ここは最高!
もうここを定宿にしようかと思ってるぐらいなの。

120簡単に荷ほどきしてからアールズ・コートの街へ繰り出す。
駅周辺にはTESCO、Marks & Spencer、The Co-operative Food、Sainsbury'sと大きくはないけどスーパーは揃っているし、ちゃんとしたパブや各国料理店が並んでいて何ひとつ困ることはない。
地下鉄もピカデリー、ディストリクト、サークルの三線が通っているのでとても便利。
駅にトイレもあるよ。

130三軒ある駅前のパブから選んだのは「Courtfield(コートフィールド)」という店。食べ物のメニューとハンドパンプがある…ということだけで選んだ。

140ま、典型的なロンドンのパブのたたずまい。

150とにかくエール!

160家内はまずはLONDON PRIDE。私は1730ってのをオーダー。
やっぱり好きだな~。
この香り、この味、そしてこの生温かさ。
ただね~、問題はレートですよ。これで1パイント£4.80かな?ヘタをすると1,000円になっちゃうからね。浅草の地ビール屋と全く変わらない。
チョット前の円高のころなら600~700円ぐらいだったか…。
Marshallの工場があるブレッチリ―あたりの一番安いパブだったら400円もしないで1パイント飲めた。

170ハラ減った~!
三回続けて魚だったからね。ガッツリ行くぞ~というこで脂質&糖質特集!
「ロンドンでハンバーガー」だってか?笑わば笑え。
こういうものがおいしいのだ。

180ペロリだもん。
「イギリスの食事はマズイ」のが確固たるイメージだが、やはりマズいはものはマズい。
でもね、マズいモノを避ければ当然のことながらおいしいものもたくさんある。
ま、私なんかイングリッシュ・エールがどこでも当たり前に飲めるだけでも幸せなんだけど。
今回は家内の徹底的な事前リサーチのおかげで食べ物もすごく良かった。大満足。
この茶色いソースはチョット危なかったけど…。
それと、この店のダメなところはパイント・グラス。
チャンとしているパブはエールの銘柄の入ったグラスに必ずエールを注いてくれるのだが、この店はほぼお構いなし。それはよくない。

190帰りにTESCOへ寄って明日の朝の食材の買い出し。
写真は別の日の昼間に撮ったもの。
このTESCOが後に悲劇の舞台になろうとは一体誰が想像できようか!

200家内ビックリのクリスプス。WALKERSの小さいパッケージが24袋入ってる。
こっちのポテチはグルタミン酸ナトリウム、すわわち「MSG」を使わない安心素材で作っている。MSGは日本で言うところの「うまみ調味料」ね。
イギリスではこのMSGの使用を徹底して排除している。過剰に摂取すると精神障害を引き起こす恐ろしい薬品として取り扱われているのだ。
日本ではこれを食品衛生法で「アミノ酸」として無害ヅラして取り扱われているから大変始末が悪い。
そのあたりのことを調べたらチト恐ろしくなっちゃって、最近は何か食材を買う時にはこの「アミノ酸」含有の有無を確認するようにしている。
ところが、日本でこのアミノ酸が使われていない加工食品などほとんど皆無で、買えるモノがまったくないと言っても過言ではないということを知った。
こういうことを言うと、「ナンでぇ、西洋の連中はそんな化学薬品をキラっているクセに、コーラをガブガブのんで肥満になってるじゃねーの!」と反論されれそうだ。私もかつてはそう思って西洋人の思想を嗤っていた。
でもね、考えてみるとコーラは心配なら飲まなければいいだけの話しで、避けることはいくらでも簡単にできる。
でも普通に流通している加工食品のアミノ酸を避けることは容易ではないんですよ。
日本はアメリカの悪食品の吹き溜まりだからね。
イギリスは世界でも最もオーガニック食品の規定がキツい国で、農作物をつくる土にまで厳しい監視の目を向けているんだって。

オーストラリアから帰って来たセガレの話し。
イギリスもそうなんだけど、食パンのような生活に直結している食べ物はやたらと値段が安い。薄く切った50cmぐらいの長さの食パンがひと袋60セントぐらいらしい。イギリスでも1ポンド以下だ(180円とか)。
とても量が多くて食べきれないので買ったことはないが、オーストラリアで暮していたセガレはそのコスパに重宝したらしい。
しかし、そのパンを買ってくると、一日か二日分を残して、すぐに冷凍してしまわないとマズイことになってしまうことにすぐ気が付いた。
アッという間にカビだらけになってしまうのだ。防カビ剤が入っていないから。
オーストラリアもオーガニック食材王国だからね。
そこへ行くと、日本のスーパーなんかで売っている食パンは全然カビないらしい。
知らないところで我々は一体ナニを喰わされているのだろうか?
日本人は「世界一おいしいご飯を食べている」つもりになっているけど、食材自体はかなり危険だということを知っておくべきだろう。

210vTESCOにあったハイネケンのアトラクション。いかに上手にビールを注げますか?みたいな。イギリスに来たらラガーは飲まないようにしているのでパス。

220vつづく

2014年6月 6日 (金)

イギリス紀行 2014~その3

帰途、駅の前にあるグロッサリー・ストアでビールを買う。
2軒あって、ともにアラブ系の人が経営している。ロンドンのこの手の店はほとんどがアラブ系移民の経営だ。
その内の1軒に入って冷蔵棚を見ると500mlの缶ビールがすべて4本組みで売っている。欲しいのは2本。明日には日本に帰るので4本も要らないのだ。
で、店員のお姉さん(お姉さんだったからこっちの店にまず入った)に「Can I break this?」と尋ねると「Sure!」と快い返事。ところが、奥から「ビア?ノーノーノーノー!」と厳しい声を上げながらオッサンが出て来て、分解しちゃイカンといいやがった!チッ!
その女性店員は目で「Sorry!」と私に合図をしていた。別にいいじゃんね~。バラしたって。

そこで、そのまま隣の店に入る。入った瞬間ギョッとしてしまった。
この手の店は万引きを防止するためか、必ずレジのカウンターが入口のすぐ横にレイアウトされている。
そのカウンターの中から何やらうめき声がするのだ…と思ったらお祈り。きっとメッカの方向なのであろう、店員のひとりがお客さんをそっちのけで横を向いて熱心に祈りを捧げている。
これも日本で考えられない。コンビニに入ってカウンタの中で店員さんが大声で「般若心経」を読んでてごらんよ。絶対驚くでしょ?

イギリスは晴れさえすれば一日中空が美しい。空が低く、雲に手が届くようだ。高い建物も少ないので夕焼けが映える。

296さぁ、ディナー、ディナー!今晩は今回のイギリス最後の夜。
ピカデリー・サーカスのJAPAN CENTREで買ったものと日本から持って行ったもので宴だ~。

「緑のたぬき」とシャケ缶は日本から持参した。
JAPAN CENTREで買ったものは、ごはんとふりかけ。B&Bのキッチンが自由に使えるのでうれしいなッと最初はよろこんだのだが、ヘタに材料を買っても、考えてみると調味料がないじゃん。
前々回、やはりB&Bで自炊しようと思って、材料を買い集めたが、パスタを茹でるための塩がないことに気付いた。それで極少量の塩をゲットするためにデカイ箱入りを買うハメになったことを思い出した。
B&Bのキッチンとて塩コショウぐらいはあるのだろうけど、全部塩味っていうのもね~。
こういうときは醤油味に逃げるのが定石なんだろうけど、持って来てないし、買うとあまりにも高くてバカバカしい。調理用具を洗うのも面倒だ…ということでハジキ出した答えがフリカケ。
メーカーは見たことも聞いたこともない広島の会社のモノ。そんなのカンケーねぇ。
電子レンジを所定の時間より1分ぐらい余計にセットして、チンチンに熱くしたごはんにかけて喰らう。これがまたウマイんだな~。
ちなみにごはんもフリカケも日本の値段のおおよそ3倍ぐらいかな?それでもソーホーにあるガリガリのニンジンが入った1,600円もするカツカレーを提供する日本食のレストランよりずっと経済的でウマイ。

コレが当日の豪華なディナー。炭水化物、アミノ酸、合成保存料、過剰塩分の大パーティ。ごはんの向こうはモニカのせいで使い物にならないパソコン。
300そしてコレ。最終日スペシャル。
コレは悩んだわ。Sainsbury'sのお惣菜。ローストチキン。
ナニに悩んだかというと、調理の手間の要らないビールのアテということでチンして食べられるもの…ということでパックの惣菜を思いついたんだけど、ロクなものがない!
イヤ、失敬。パッケージに使われている完成写真はおいしそうなんだけど、どう考えても実際は違うだろうな~…というモノばかり。
ナントカ風カレーとか、ナントカライスとか、なまじ味を付けてしまうところが恐ろしい。何しろおいしいモノより産業革命を選んだ人達のすることだからね。
本当に15分ぐらい考え抜いて選んだのがこのローストチキン。
ところが!意に反して、味がチョット薄かったものの、肉が柔らかくてメチャクチャおいしいでやんの。モモ肉が8ピースほど入って800円ぐらいかな?決して安くはない。

310『イギリス紀行 2014』の最終回は少し食べ物の話しをしよう。

これは宿泊したB&Bの朝食。例のモニカのバアさんが用意してくれる。トースト、ハム、シリアル、オレンジジュース、牛乳、コーヒー、紅茶…といったところか。
B&Bによってはフル・イングリッシュ・ブレックファストを用意してくれるところもあるが、コレで十分。
2日間、2回とも全く同じ。食器や調味料が置いてある場所も寸分違わない。
トーストはおいしいな~。
何回も言いますが、イギリスにはイギリスパンは見かけません。それと、自分の国が極東の小国で「イギリス」と呼ばれていることを知るイギリス人はほとんどいません。「ゴエテとはオレのことかとゲーテいい」ってヤツですな。
もちろん宿泊している他の人と顔を合わせて食べる。

私は2枚のトーストにバターを塗ってハムをはさんで食べるのが好きで、いつも自分の席で勝手に調理しちゃうんだけど、いまだかつてコレをやっている外人にお目にかかったことがない。もしかして失礼なのかしらん?

320_2これはミルトン・キーンズのホテルの朝食。おいしそうでしょう?
パンが真黒だ!日本ではあまり見ないけど、海外のトースターって上下のヒーターの中を進むベルトコンベアの上にパンを乗せて焼くケースが多いじゃない?私は比較的よく焼いたトーストが好みで、あのトースターを1回くぐらせただけでは焼きが足らないことが多い。

ってんで2回通しするとこの写真の下のトーストのように焼き過ぎになっちゃうのだ。
アレって、大抵片面の方が火力が弱くて、そちら側をもう一回焼きたくなっちゃうのが人情じゃない?
ところが、2回目にトースターに入れる時、どっちの面を上向きにすればよいのかわからなくなっちゃうんだよね。で、結局、同じ面を強火の方で2度焼きしちゃってまっ黒けってことがよくある。

あのトースターって、「クロワッサンを入れるな!」って注意書きが添えられていることが多いんだけど、入れるとどうなるか知ってる?
盛大に燃えます。ボヤ状態。
知らないで一度やっちゃったことがあって、かなりビビった。トースターの中でボーボー火柱立てて燃えちゃうんだもん!ラッキーなことにホテルの人が近くにいなかったので怒られずに済んだ。

330ある日の朝食。持参した味噌汁つき。そう、スープ類が恋しくなるんだよね。

340次の日の朝ごはん。

330その次の日の朝ごはん。

330またその次の日の朝ごはん。

330そのまたまた次の日の朝ごはん。

330そのまたまたまた次の日の朝ごはん…って全部同じじゃネーか!
ま、写真は冗談だけど、とにかく毎日同じ。
せいぜいこれにシリアルやフルーツやヨーグルトをとっ替えかえひっ替え足すぐらい。この毎日同じ朝食にゲンナリしちゃうんだよね。日本の朝ごはんってなんて素晴らしいんだろう。
そういえば缶づめのシロップ漬けのフルーツはたいていどこにでもあるんだけど、生野菜って置いてないナァ。
「生野菜」といえば、海外のあのブットイきゅうり、あれイヤだな~。
330これはミルトン・キーンズのレストランで食べたオニオン・スープ。いわゆるスターター(前菜)。
イギリスのディナーはスターター⇒メイン⇒デザートという順番で構成されているが、スターターが結構へヴィなことが珍しくない。
ま、私は口が裂けても小食だなんてことは言えないが、海外へ行くと体内時計が狂いまくってしまうせいか、あまり盛大に空腹感を覚えない。
そんな時、日本だったら完全にメイン・ディッシュほどもあるスターターを頼んでしまうと、まずメインが食べられなくなる。
それでスターターをスキップすることもままあったりする。
しかし、パーティの席ではそうはいかない。他の人に合わせないとね。
それでスターターに一番安全なのがスープ類。これとてたくさん飲めばもちろん腹がタプンタプンになって次のものが入らなくなる恐れもあるが、まぁ、大量にサーブされることはないので安心だ。
ちなみにこのオニオン・スープ…メッチャおいしかった!
パンが付いてる。女性だったらまずコレで満腹?

350今日のメイン。
シーザー・サラダの上に網焼きの(Char grilled)鶏のムネ肉が乗っかってるヤツ。アララ、やけにライトだな…選んだのは自分だけど。
他のチョイスはラムとかなんだもん。向こうの人はよくラムを食べる。私、どうしてもアレが苦手なのよ。
そういえば、いつかウサギを食べてた人がいたっけナァ。
私は食の冒険ができない方なので、イギリスで迷ったらとにかく牛ステーキ。これが一番安全。そして存外においしい。次にチキン系統。
ウナギのゼリー(Jellied eels)なんて絶対食べれないもんね。

360この鶏が柔らかくて、塩加減もよくバカウマ!
しかし!好事魔多し。
おいしく食べていると「イワシ」が出て来たんだよ、イワシが。別にイワシが嫌いなワケじゃ全然ないんだけど、何でココに入れるかね~?

365デザートはチェリー・パイにアイスクリーム1スクープつき。
チェリー・パイの味の濃いこと!最初はいっぺんに酔いが醒めるほど酸っぱくて飛び上がっちゃったけど、ウマイ!しかし、パイ部が頑丈すぎて全部は喰えん。中身だけ頂きました。アイスクリームはいつもおいしいな~。

370ある日の昼食。
チャリング・クロスにあるチェーン店の安いパブでエールを頂く。手前に転がっているのは行きの飛行機の中でもらったパン。ビンボー!
これにポテチと少量残っていた柿の種。
こんなランチでもここでエールをグイと頂くのは何ともいい気分。だって、ココ、昔はあの有名なMarqueeだったところなのよ!LOUDNESSもSHOW-YAもココで演奏したんだよな~。詳しくはMarshall Blog『名所めぐり』で!

380vティータイム。
冷たい風が強くて寒いんだけど、日が照っているので動くと暑いし、歩き疲れた。ノドも乾く。パブで休む。エールおいしい。これでまた歩ける。
メリルボンの方の極普通のパブに入ったんだけど、テレビでプレミア・リーグの試合をやっていて結構盛り上がっていた。
お店を出る前にはトイレを忘れずに…と。

390vそれにしてもビール類はおいしいよな~。
これもSainsbury'sのビールの棚。日本では見たことない銘柄が山ほど置いてある。
でもね、結構イギリス以外のビールが紛れ込んでいるので要注意なんよ。あんなに安くておいしいビールがたくさんあるのにどうして輸入ビールを飲むかね~?

400ビールを飲めば行きたくなるのでトイレ。
おもしろいものを発見。
ロンドンの街中の公衆トイレは最近有料になったところも多いが、安全で比較的清潔だから安心して入ることができる。
で、どこでも共通して見かけるのがこのサイン。
おしっこがガマンできない女性のイラスト。もちろんコレは男子トイレで撮ったものだからご安心あれ。

Back again already?--- もう帰って来ちゃったの?

410vコレも。
Phew! Just made it?----ふぅ~!間に合った?

420vまただ。
We can't keep meeting like this----こんな風にして待ち続けることはできません。

430vこれもそう。
どうしてもコレについて知りたくてGraceに教えてもらった。
実はコレ、bladder、つまり膀胱の病気を予防するためのキャンペーンをやっているのだそうだ。

これらのサインを頻繁に見るようでは膀胱がヤバイかもしれませんよ!…すなわちトイレに行き過ぎだ~きを付けて!ということ。
私なんてビール飲んだら大変なことになるからね~。しかし、行政がこういうことをするのだからおもしろい。

440これは地下鉄でみかけたヤクルトの広告。ヤクルトはイギリスではかなりポピュラーな乳酸菌飲料だそうだ。
先日、社長のJonが来た時にコレの話しになった。イギリスにはヤクルト・レディはいないそうだ。欲しい人はスーパーで普通に買っているとのこと。
さて、この広告、「年に一度、プラットホームに立っている間に解く難しいクイズの日」というクイズになっている。真ん中の猫のところには;

Which 2 underground stations contain no letters from the word "CATLIKE"? (「CATLIKE」という言葉に使われている文字が出て来ない地下鉄の駅名を2つ答えてね)

という問題。この手のクイズは一般的なようだが、結構難しい。
Graceの答えは「St. Jon's Wood」。あのアビィ・ロードがあるところね。
一瞬、オ!と思ったが、Jonが「ダメ。tが入ってる」と答えを一蹴。
そこで私は探しましたよ、地下鉄の本と首っぴきで…。

この問題を難しくしているのは「a」と「e」という頻出の母音が入っているのと案外「t」がクセモノなのよ。
で、ようやく見つけたのがノーザン線の「Borough(ボロウ。バラって発音するのかな?)」というテムズ川南岸の駅。近くのElephant & Castleまでは行ったことがあるけど、ココは行ったことない。
どう?大正解でしょ!もうひとつは今も検索中。

折り紙は向こうの人の憧れだからね。チョロッと鶴を折っただけでも結構ビックリされる。

450ピカデリー線の車内。
車内で寝ている人は少ない。日本みたいにヨダレを垂らして寝ているような人はまずいない。夢中になって携帯でゲームやっている人もいないナァ。

そういえば、ロンドンでは歩きながらしゃべっている人はいても携帯をイジりながら歩いている人も見かけない。
今の東京はヒドすぎる。そろそろ歩きながら前を見ないで携帯をイジることを法律で禁じた方がいい。たくさん死人が出ないとダメかな?
その代わり向こうの人は電車の中でも平気で大声で話している。

以前にも書いたが、私は「歩きスマホ」は絶対しないようにしている。カッコ悪いんだもん。
それとハラが立つのは「携帯の電源を切ってください」と言っているのに電車の優先席で平気で携帯をイジっている連中。「ココで携帯をイジるな!」って言ってるんだからヨソでやるがいいじゃないの。
これにいいオッサンやオバサンが多いから余計腹が立つ。アレ、優先席だけ電波を圏外にすることはできないのかね?
455車両間の移動はできない。
これも大発見だと思うんだけど、この車両の前面に黒い小さなボタンが付いている。コレを押してはいけませんよ。
このボタン、車両ごとにドアを開け閉めするためのボタンなのだ。そうとは知らずに勝手に押したりすると大変なことになる。

460v円が弱くなってしまったおかげでロンドンでの買い物が一気に苦しくなった。もう大抵のモノが日本の方が安くなってしまった。
そういう事情でCDも本も今回はほとんど買って来なかった。

それでもFreddieの家にお邪魔させてもらったんで、Queenが特集になっているCLASSIC ROCK誌と…

470ビートルズ関連の本を一冊。タイトルに惹かれた。「われらのボクちゃんはどうやってアメリカを征服したか」。「our boys」というのが気に入った!
そう、ビートルズはイギリス人のモノです。

ああ、またロンドン行きたくなってきた!

480おしまい