ライブ・レポート Feed

2016年12月21日 (水)

寺田恵子ソロ at GARDEN <特大オマケつき>

寺田恵子13年ぶり、7枚目のソロアルバム、『PIECE OF MY HEART』が10月19日にリリースされ、9月10日の札幌を皮切りに全13本のレコ発ツアーが実施された。

Cd 今日はその千秋楽、10月22日の下北沢GARDENでのもようをお送りする。
出演はこのお三方。

20客電が落ち、ジャニス・ジョプリンのア・カペラ・ナンバー、「Mercedes Benz」が場内に流れる中、三人がステージに現れる。

30寺田恵子

40v力石理恵

50v原田喧太

60vオープニング・ナンバーは恵子さんのオハコ…

70_wb「ウーマンズ・ブギ」だ。

80v東京の直前の公演は16日の静岡。アルバムの発売前ということになる。
結果的にこのGARDENだけがアルバム発売後のライブとなった。
「皆さん、予習してきたと思いますけど…。アルバムを聴いていてもいなくても楽しめるライブにします。
でも、ノレる感じの曲がないのでタイミングを見計らってノッテね!」

P_img_0177 1曲目はThe Rolling Stonesの「Jumpin' Jack Flash」でガス。

90v_jjf今日はアコギ一本の喧ちゃん。
でもハードに弾ききっちゃうよ!

100v意外にもアコースティック・セットでツアーをするのは今回が初めてだとか…。
「今回のアルバムはソロの歴史。30代半ばでギターを始めて、いろいろ遊んでいる間に何となく弾けるようになってきたのでアルバムを作ってみました」
で、ニュー・アルバムに収録されていない「冷たい月」をシットリと…恵子さんの6枚目のソロ・アルバム『Wonderground』からのチョイス。

110v_tt今回のアルバムは6月の『NAONのYAON』が終わってから制作に入り、9月には完成した。
しかし、ひと月ほどリリースが遅れ、上記のようにリリース後のライブが東京だけになってしまった…「ゴメンなさ~い」という説明があって…「SHOW-YAの曲を演ります。歌いやすいようにアレンジしました」、とココではじめてニュー・アルバムの収録曲を披露。

120_wa喧ちゃんのギターから始まったのは「私は嵐」。

M_img_0127 コレがまたおっそろしくドシっとした仕上がり。
なんかJohn Lee Hookerのブルースを聴いているようで、ヘタをするといつものバンド・バージョンよりヘヴィな感じ?

130v「たまにはこういう感じもいいでしょ?
座っている方、ユックリどうぞ。立っている方…ご苦労様です!
咳したい人は咳したっていいんだよ!
寒かったり、暑かったり、ラジバンダリ…ココ笑うとこ!」
…って恵子さん、それはチョット古いわ!ココはやっぱり「そ~なんです、山本さん」でしょう?
で、ココからドップリとニューアルバム・コーナーに入る。

M_s41a0137 アルバムのオープナー、「目を開ければ」。

140_maMCでは丁寧に曲の説明をした恵子さん。
内容はSHOW-YAのウェブサイトと重複するので割愛する。
ただ、ひとつだけ…この曲は「Burning Bridge」という仮タイトルだったそうで、恵子さんによれば「『bridge』には『逃げ道』という意味もある」ということで、ソレが気になった。
日経ビジネスが英語を学習するビジネスマンのために推薦して英和中辞典のスタンダードになった大修館書店の『ジーニアス英和辞典』の第3版で調べてみると、見事に出ていない!
でも何かわかるまで調べないと気が済まないタチなので、インターネットで調査してみると、小学館の『プログレッシブ英和中辞典』の第4版で関連の表現を発見。こういうときは大辞典が欲しくなる。
この意味の「bridge」は成句で使われるようで、「a bridge of gold」とか「a gold bridge」で「うまい逃げ道」と言う意味になる。
また。恵子さんがおっしゃるように、「burn one's bridges(←複数形になっているところに注意!)」で「背水の陣をしく」という意味になるそうだ。
勉強になりました。
恵子さん、ありがとう!

140v_mk続いてはダウン・タウン・ブギウギ・バンドの「身も心も」。
1977年だったのか…もっと前のような気もするが…というのは、ダウン・タウンが「スモーキン・ブギ」で出て来た時のことをよく覚えているから。私が小学生の時のことだ。
「スモーキン・ブギ」は曲も見た目も衝撃的だった。その曲がElmore Jamesの「Shake Your Moneymaker」の改作だということを知ったのは、後年Fleetwood Macを通じてのことだった。
ものすごくどうでもいい情報としては、実は宇崎さんって中学、高校、大学と私の先輩なんだ。
ところで、この曲、恵子さんにピッタリだった。
サビの「♪身も~、心も~」のところはトリハダが立ったよ!
本当に自分の曲であるかのように入り込んで歌う姿には鬼気迫るものがあったよね。

150vそして、SHOW-YAで時折演奏している「Blue Rose Blues」。

160_brb恵子さんの歌にピッタリと寄り添うようにして弾く喧ちゃんのプレイがまたいいんだ。
出すぎず、かといって引っ込みすぎない完璧な伴奏。

170vお次はニュー・アルバムでは本家の木村さんと共演した「嫌んなった」。

180v_in私も中学から高校にかけて憂歌団に夢中になったことがあってね~、中間試験の最中にコンサートに行って親にひどく怒られた。
そんなだからシャッターを切りながら恵子さんと一緒に歌っちゃたよん!
この曲もダイナミックな恵子さんにピッタリだ。
まさか「おそうじオバチャン」や「パチンコ」っていうワケにもいかないだろうし…「シカゴ・バウンド」なんかも恵子さんが歌ったら絶対にいいと思うよ。

190続いてはノリノリ系で「カッコマン・ブギ」。
コレもダウン・タウン・ブギウギ・バンドのナンバー。

200_kbシェイカーを片手にドライブする恵子さん!

M_s41a0389
恵子さんが「みんな参加型の曲」とこの曲を紹介したのは、ブレイクでお客さんに早口言葉を言ってもらうというスリリングなパートが仕込まれているから。

205
もちろんメンバーも!
「ブラジル人のビラ配り」?
「マグマ大使のママ、マママグマ大使」ってのはスゴイね。

210v恵子さんに指名されやしないかと客席は戦々恐々。
恵子さんと目を合わさないようしていると、「下向かない~!」って怒られちゃうし…。
でも、指名された皆さんもバッチリで大きな大きな拍手が沸き上がっていた。

M_s41a0429 「ノレる感じの曲がない」なんて冒頭で言っていたけど、とにかく笑いの絶えない楽しいライブ!

M_s41a0400

M_s41a0091 恵子さん、自前のスマホで客席をパチリなんてシーンも!二井原さんみたい?

M_s41a0503さらに後ろの方のお客さんにそのスマホを渡して、後ろから自分を撮ってくれって!
コレは使い方をお客さんに説明しているところね。

M_img_0255 「いい?ゼッタイに中を見ちゃダメよ!」と大騒ぎしながらお願いしちゃった!

M_img_0256 「チョット!ゼッタイに見ないでよ!」
ナニが入っているのかな~。

M_img_0173 そしてみんなでポーズ!
うまく撮れたかな?

M_img_0180 宴も、イヤ、ショウもたけわなで、SHOW-YAナンバーをもうひとつ。

230v_gl「限界LOVERS」!

250v_amそして、「座ってる人、立ちたい?」とあおっておいて…

260「ああ無情」をお見舞いした!
お客さんもすかさず「プワップワッ」って合いの手を入れるから大笑いしちゃったよ!

270v…と、結局大盛り上がりの体を見せて本編を終了した。
イヤ~、おもしろかったな~。
こういうのはいいね、ジックリ聴けて、ドップリ笑える。
最上のエンタテインメントだわ。

270v_pohそして、アンコール。
「ファンの方々に感謝しています。ファンと一緒に音楽をやっているのが楽しいんだわ!
「で、『キミは人のために歌ったことがあるか?』って訊かれて、『キミを必要とする人たちがいて、その人たちのことを考えたことがあるか?』と言われ、人のために歌うということを思いました」
「人が笑顔になれることが幸せなんだということに気づいた」
…と恵子さんの音楽への思いを語って歌ったのは…

M_img_0044アルバムのタイトル・チューン「Piece of my Heart」だった、
感動のワン・シーン。

M_img_0348 ガラっと変わって「何か聴きたい曲ある?」と、リクエストを受けた「紅」を惜しげもなくワンコーラス披露。
サービスも忘れない!

240

そして最後を締めくくったのはZeppelin!
Marshall Blogから偶然3日続けてLed Zeppelin!!

V_img_0087 曲は「Rock and Roll」。
コレは喧ちゃんのライブに恵子さんがゲストで出演した時にも演っていたんだけど、何と言っても見どころは、途中で容赦なくアクセルレート(テンポを速くすること)していくところ!
290
「テンポ上げま~す!」
ココは恵子さんのギター・テクニック(?)の見せ場だ!

300v何せ恵子さん、エフェクターまでつないでるからね!
トレードマークのバラをあしらったブースター。カッコいい!

310メンバーの二人も恵子さんと一体となってすさまじい疾走感を見せる!

320
M_s41a0382 お客さんも「♪ロンリロンリ」の大合唱でショウの最後を楽しく締めくくったのであった~!

340vイヤ~よく笑った。
長さもちょうどいいし、実に見ごたえのあるショウだったな。

350ステージの去り際には恵子さんのルーティン、「みんな、愛してるよ~!」。

寺田恵子の詳しい情報はコチラ⇒KEIKO TERADA OFFICIAL SITE

360  
<特大オマケ>
この日は終演後に恵子さんを囲んでの第二部、すなわち、「打ち上げ」が企画された。
「特大オマケ」としてそのようすもレポートしちゃうよ!
コレが第二部のステージ。

370恵子さん、ご登場~!

380何はともあれまずは乾杯。

390カンパ~イ!

400「大人のムーミン」をはじめとした恵子さんの楽しいネタやおしゃべり…

410もちろん歌も…

420「なだそうそう」をみんなで歌ったんだよね~。

430vさらにプレゼント・コーナーも

440勝負はジャンケン。

450そして、ファンの皆さんに心を込めた感謝の気持ちが述べられた。

470まだ終わんないんだよ。
続いては恵子さんとのツーショット大会なのだ!チョ~盛りだくさん!
こうして寺田恵子ソロツアーの千秋楽の夜は更けていったとさ…。
あ~、ホントに楽しかった!

480(一部敬称略 2016年10月22日 下北沢GARDENにて撮影)

2014年8月23日 (土)

池田綾子~pianote vol.3

自分も長年ギターを弾いてきたもんだから、やっぱりギタリストが一番シックリくる。ベーシストも同様。
撮影の話しね…。
ま、生意気を言わせてもらえばギタリストの「今、撮って!」っという声が聴こえてくるような…と言いたいところだが、多くの場合、聞き逃しちゃってる?
最近は仕事柄ドラムの写真を撮ることも多くなった。
ドラムの撮影は条件が厳しく大変難しい。でも、それだけに面白い。

案外好きなのは管楽器。やっぱりジャズが好きだからね。管楽器の人を撮る時はいつもBlue NoteやPrestigeの好きなレコード・ジャケットを頭に思い浮かべながらシャッターを切る。

ヴァイオリンも好きな楽器だけにいつも夢中になってしまう。この楽器はナリは小さいく音色も繊細だが、ファインダー通して見ていると、弦をこする弓の動きというものは想像以上に大きく、かつ激しく、弓のポジションによって写真の表情がダイナミックに変わってくるのでかなり考えてシャッターを切る。そこが面白い。
世の中、一体どれだけ楽器の種類があるのかは寡聞にして見当もつかないが、楽器本来のサイズと、演奏時のサイズの隔たりがこれほど大きい楽器はヴァイオリンとトロンボーンぐらいではなかろうか?

さて、では一番撮影がムズカシイ楽器は何か? 私の場合は鍵盤楽器だ。
激しくアクションを決めるプレイヤーならまだしも、弾き語りスタイルの鍵盤奏者の撮影は大変難しい。
まず、通常楽器が大きいため主人公が隠れてしまう。
次にどうしてもアクションが小さいのでバリエーションが少なくなってしまいやすい。
したがって雰囲気が異なる写真を撮りたい時はコチラが動かなければならない。
さらに現場がメッチャ静かなもんだからシャッター音が気になる…等々、奏でられる音楽とは裏腹に撮影する側にとっては激務なのである。
それだけにチャレンジし甲斐のある仕事なのだ!

で、今日のお仕事はそのピアノの弾き語り。

10_2テーマでもあるロウソクとのコラボレーションを標榜した幻想的なステージ。これがまた滅法暗い!
でも幽玄でとてもいい雰囲気だ。

20v出演は池田綾子。
「自然派」なんて表現が当たるのかどうかはわからないが、美しい声でやさしく愛らしい音楽を奏でるシンガーソングライターだ。

40v_2

会場は超満員!それだけに撮影場所が限られてしまうのよ~。でもコレは覚悟のうえ!

30_2ショウがスタートした。

50v静か~!
シャッターを切るのがコワイ。

60いつもは綾子さんはバンド形態で歌っており、実はこのピアノの弾き語りというのはご自身にとってのひとつのチャレンジなのだそうだ。

私はといえば、女性シンガーのピアノの弾き語りを聴いたりすることは普段まずない。ちょっとローラ・ニーロを聴くぐらいか?それでも何年に一度あるかないかのことだ。

A_img_0196それがこうして仕事とはいえドップリ音楽と対峙していると…コレが実にいいのだ!
ナニがいいって、まず綾子さんの声!
何て愛らしくて、澄んだ声なんだろう。鈴を鳴らす声とはまさにこのこと。
音楽の主役は何といっても歌だ。
そして、歌は魅力的な声を得てはじめていい音楽となる。こうしたシンプルなフォーマットとなると当然のことながら「歌」と「声」の関係はますます濃密になる。

70歌詞は綾子さんのペンによるもので、これまたフェミニンでやさしいこと極まりない。
何しろ一度しか聴いていないので、曲ごとの解説ができないのが残念だが、出てくる曲、出てくる曲、すべてが最高にチャーミングなのだ。
130
加えて魅力的なのがメロディ。
「え、そっちへ行く?」みたいな意外なメロディの展開があって存外にスリリングなのだ。それらは決して奇を衒ったものではなく、歌詞と緊密にからみ合うことによって一層輝きを増す。

そして、ピアノ!
ヴォイシングだけでなく、よく聴いていると内声の動きなど実に凝ったアレンジが施されていて、綾子さんの曲に信じられないぐらいの厚みと深さを与えていく。
やはりキチンと楽器を勉強した人のやることは一味違う。
120
「よっしゃ!」演奏がバッチリとキマってひとポーズ。
MCで何度も「ピアノの弾き語りは自信がない」みたいなことを言っていたが、ゼ~ンゼン心配ない。

80ゲストも登場。
ヴァイオリニストの下岡千香。
石井竜也の他、ストリングス関連の演奏やアレンジの仕事で引っ張りダコの売れっ子ヴァイオリニストだ。もっと簡単に言うと私の大切な友人だ。
100v
千香ちゃんも最高の音楽教育を受けたプロ中のプロだ。
さすが!綾子さんの曲をヴァイオリン一丁でドラマチックに彩っていく。
実はこの日、お客さんに誕生日の人がいて、サプライズで「♪Happy birthday」を歌ったんだけど、この誰もが知っている曲に千香ちゃんが与えた副旋律のカッコよさといったら!あんなの初めて聴いた。

ちょっと話は反れます。この「♪Happy birthday」の曲は完全に世界の共通歌になっていることは間違いないでしょう。
で、「♪Happy birthday to you, happy birthday to you」のパートは絶対にこの文句でうたうでしょ?英語が極端に不得意な日本人だって「♪たんじょーびーおめでとー」なんて歌わない。
ところが、ここを自国の言葉で歌って祝うお誕生パーティってのに出くわして驚いたことがある。
あれはヘブライ語かなんかだったのかな~?
すんごい変だよ。
ロンドンのホテルに併設されたレストランでのこと。アレね、一瞬、何の歌かゼンゼンわからなくなるの。少なくともあんまりめでたくあい感じがしたな…。
脱線終り。

90すごく印象に残った曲があった。それは自分が大好きだったピアノにさよならを言う歌。
ああいう視点は男性には絶対ないものだ。
綾子さんの美しい声でその物語を編まれると感動もひとしおなのだ。


無事に本編を終了~!

140鳴り止まない拍手の嵐!

150激しいアンコールを謙虚に受け止めてて数曲演奏してくれた。

A_img_0220_2 花束が贈呈され、歓声に応える綾子さん。
実は、ホッとしたって感じ?

160終演後にもファンの要望に丁寧に応えてお買い上げ頂いたCDにニコニコとサインをする綾子さん。アララ、ギッチョなのね!私と同じ!ま、私は食べる時だけですけど。

170当日販売されたアイテムのひとつがコレ。
NHK BSプレミアムで放送していた火野正平さんの旅番組。

火野さんにはものすごく強烈な印象がひとつあるんだよね。それは小学校の時に見た『飛び出せ!青春』。火野さんが転校生を演じた一編があって、コレがまた破天荒にイヤなヤツの役だったの。子供ながらに観ていてものすごくムカついた。
その転校生の名前は忘れもしない「兵頭」。
私の中では火野さんのお名前はいまだに「兵頭」なのである。
相手が子供とはいえ、それほど強烈な印象を植え付けてしまうスゴイ演技と脚本だったのだろうね。

綾子さんはこの番組の音楽の作詞と歌を担当している。
これはそのサウンドトラックCD。
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そして、そのソングブックも併売され、我先に求めんとお客さんが長蛇の列を作った。
176b

『この時の中で』と題されたコンサートの開催も決定している。
日時は2013年11月23日(土・祝)。会場は日本橋三井ホール。
やさしい歌声に包まれて幸せな気分になりたい方はゼヒ!

池田綾子の詳しい情報はコチラ⇒Ikeda Ayako Official Website

180v(一部敬称略 2014年7月7日 目黒Blues Alley Japanにて撮影)

2014年8月18日 (月)

SUMMER SONIC 2014~QUEENを観たよ…の巻

昨日(8月17日)、サマソニへ行ってきた。
10_2Megadeth、Mogwai、Crossfaith等々、もちろん今年もMarshallのバンドやアーティストが大勢登場した。
でもダメ。もう昼間は行かれない…暑すぎちゃって。

何しろ去年はスゴかった。マジで身の危険を感じたからね。50年生きて来て一番暑かったわ。

おととしはおととしで、昼間トンカツでイッパイやって、炎天下に海の方のステージまで歩いて行ったら、本当にゲロ吐きそうになったからね。

年取って体力が落ちるのが早いか、環境破壊で温暖化が早いか…いずれにしてもコリャいつまでもできそうにないわい。

20_2…ということで今年は涼しくなってから出向いてみた…QUEENを観るために。30_2昼間気が狂ったように照りつけた太陽も姿を消し、風があったこともあって夕方にもなると大分楽になった。

40人の動きもユッタリしてコレっくらいの時が一番いいんでねーの?

50_2さて、QUEEN。
私が中学生の時、QUEENって女の子にものすごく人気があってね。今でいうSMAPみたいで、「ワタシはフレディ」、「ワタシはロジャー」ってな感じで完全にアイドル的存在だった。
何しろ毎日のように「ぎんざNOW」でフィルムが流れていたからね。また、その「ぎんざNOW」を見るために中学生や高校生が5時15分までに家に帰っていたんだから!
生来ヘソ曲りの私はQUEENを故意に遠ざけていた。「QUEENなんて女が聴くもんだ」って。

したがって何回か実物を見るチャンスがあった来日公演にも行くことがなかった。本当に後悔している。ナマのFreddie見ておけばよかった。

そんな私も年を取れば丸くなってくるもので、自然とQUEENを聴くようになった…恥ずかしながら。イヤ、本当は子供のころから「Keep Youeself Alive」なんかメッチャかっこいいと思ってたんよ、正直。知ってたのQUEENがいいことは。でもなんかミーハーっぽくてイヤだった。

ということで、何年か前にロンドンに行った時に素直にトッテナム・コート・ロードのドミニオン劇場で『We Will Rock You』を観た。
Img_0334
この時、ちょうど上演200回記念かなんかでホンモノのBrian Mayが出て来て「Bohemian Rhapsody」のソロを弾いてくれたの。うれしかった。
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これは2012年にイギリスに行った時のもの。日本でいうところの『めざましテレビ』、いや、『朝チャン』にしよう…のようなBBCの朝のワイドショウ、『Breakfast』に出演した時のBrian May。
「動物保護活動家」としての出演で、肩書にはQUEENの「Q」の字もない。こうして案外普通にテレビにでちゃってるのには驚いた。

60さて、幕張に話題を戻す。

そんなだから別に「Freddie MercuryじゃないQUEENはQUEENじゃない」なんて言うつもりもまったくなかった。いいのいいの、ゼンゼン構わないの。
ただ、どんな状態であろうと「QUEEN」と名乗っているロック・バンドを人生で一度見ておきたかったのだ。

先に出演したAvril Lavigneが終演すると多くのお客が場外に出てしまい、やっぱりQUEENは古いか…と心配したが、ナンノナンノ、開演時にはアリーナ、スタンドともに満席となった。

70v_2紗幕にQUEENのロゴが投射されて始まったオープニングは「Now I'm Here」。
やっぱ興奮するね~。血が騒いだよ。
驚いたのは2曲目。何と「Stone Cold Crazy」。大好き。

しっかし好事魔多し。
このボーカルさん、Adam Lambertっての?Brianらから絶賛されたとか言ってたけど…チョットな~。
だってゼンゼンFreddieと違うんだもん。声が高けりゃいいってもんじゃないでしょう。
これならPaul Gilbertと組んでたFreddie Nelsonの方がずっと良かったのに…。Freddieもリハーサルで「Plat the Game」とか歌ってたけど、Freddie Mercuryにソックリだったよ。
でも、ま、Adamも一生懸命やってるから、ヨシとするか。

80セット・リストはこんな感じ。
言っておきますが私は熱心なQUEENファンではまったくないですからね。でも、これぐらいは知ってる。

Now I'm Here
Stone Cold Crazy
Another One bites the Dust
Fat Bottomed Girl
???
Seven Seas of Rhye~Killer Queen
I Want It All
Teo Toriatte
BraianでLove of Life
Rogerの歌
Under Pressure
I was Born to Love You
Radio Gaga
Crazy Little Thing Called Love
Bohemian Rhapsody
~ENCORE~
We Will Rock You
We Are the Champions

私も人の子、やっぱり「Bohemian Rhapsody」には涙してしまったよ。
この曲は「Waterloo Sunset」や「Hey Jude」と並んで私の「ブリティッシュ・ロックの名曲ベスト10」に堂々と入れるつもり。後の7曲は楽しみながらジックリ決めている。

個人的には「I was Born~」だの「Gaga」だのどうでもいい。それより「Brighton Rock」やら「Keep Yourself Alive」とか「Let me Entertain You」とか「Tie Your Mother Down」とか演って欲しかったな~。

それにしても今のロックと比べると、どこをどうしても曲のクォリティが桁も格も違うね。雲泥の差だ。
もうこんなバンドは出てこないだろうなァ。
そして、こんな音楽を作り出したイギリス人っていったい…。やっぱりブリティッシュ・ロックが好きだ。

90_2 今年訪れたロンドンのFreddie Mercuryの家。聴いていてココを思い出してしまった。
この時のレポートはコチラ⇒【イギリス - ロック名所めぐり】アールズ・コートの見どころ

Img_0174さぁ、チャッチャと急いで駅に行かないと混じゃって電車座れなくなっちゃう!

100v(2014年8月17日幕張メッセにて)

2013年8月21日 (水)

DAIDA LAIDA 1stアルバム発売記念「Dreamer's Train TOUR~鼓動~」

人気プレイヤーが集い、鉄壁のロックを奏でるDAIDA LAIDA。

10_2
先に発売されたファースト・アルバム『DREAMER'S TRAIN~キセキノハコ~』発売記念ツアーのファイナルが初台Doorsで開催された。

Dlcd この公演の模様が収録されDVD化されるあたり、ジャケットに使用する写真の撮影のお仕事を頂戴して思う存分撮ってきた!

20_2DAIDA LAIDAのメンバーは;
NoB

30vMASAKI

40v_2白田一秀

50v_2清水賢治

60v_2Joe

70v_2…とな~んにも説明する必要のない強豪たち。
DAIDA LAIDAはオールスター・バンドなのだ。

80v

90MASAKIさんのヤカンはどこでも大活躍!
また、MASAKIさんがメンバー全員にヤカンを使って演奏させるところなんざおもしろいことこの上ない!
100vしかし、みんなその道の達人ばかり、凄まじい安定感がただよう!

110_2すごい音圧のド迫力のロックだ。

120v高い演奏技術に裏付けされた演奏というものは見ていて気持ちがいい。

130vこのDVDは12月14日の発売を予定している。

150vショウの内容を書いてしまうとDVDの楽しみが半減するので、詳しくは書かない。

160_2写真をご覧になってDVDへの期待を膨らませて欲しい。

165v

170v_2RudeeはこのバンドではMarshallは使っていない。

180v_2ってんでShige Blogに登場してもらっているが、そのプレイはどんな機材を使おうと流麗極まりない。

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195vア・カペラのソロではもう限界まで弾きまくってくれた。

200v_2
230_3
対するMASAKIさんも負けてはいない。

210vあらん限りのテクニックで応戦!

220

230_2

240v_2ソロ・アルバム『PSYCHO DAZE BASS』も大好評だ。

275cd_2

アンコールではJoeさんと組んで爆笑コーナーを演じてくれた。
MASAKIさんのこのユーモア感覚が実にうれしい。「笑い」は最高のエンターテインメントだからだ。

250v_2モクモクとキーボードを操り続ける清水さん。この鍵盤サウンドがなくてはDAIDA LAIDAサウンドは成り立たない。

260_2

270v要塞のようなセットは写真撮影には不向きだがゴージャスなドラミングには不可欠なものだ。

290vパワーと技術が絶妙にミックスされたJoeさんのドラミング。

280_2ってなワケでDVDをお楽しみにしていて欲しい!

300

310_2

320DAIDA LAIDAの詳しい情報はコチラ⇒DAIDA LAIDA OFFICIAL SITE

330(一部敬称略 2013年6月29日 初台Doorsにて撮影)

2013年7月23日 (火)

「様式美」でいこう!

 2012年9月7日初出

「様式美」…いい表現だ。

いつから「様式美」というロックのジャンルが定着したのかは浅学にして知り得ないが、こうして日本語で、しかも漢字で表現できる音楽ジャンルがある…ということがうれしい。

だって日本人って「英語崇拝主義」よろしく何でも英語化しちゃうじゃん?そのくせ英語表現を好む割には英語が苦手だったりする人が多かったりするでしょ?

前にもどこかに書いたかもしれないが、不思議なのは携帯電話が「ケータイ」という日本語名で定着していること。アレどうして英語で呼ばなかったのかな?最近は「モバイル・フォン」とか英語で呼んでいるけど、以前は「セルラー・フォン」って言ってたでしょ?「セルホ」、「モバホ」…両方ムリなく略せるし…。それなのに、スマート・フォンが出てきた途端、こっちは「スマホ」って呼んでるじゃない?どうして「リコー」にならないんだろうナァ。日本人独特のリズム感によるところなんでしょうな。

私だってやっぱり英語の表記がカッコいいと思うことが多々ある。でも、日本語で表記できるものは日本語を使った方がいいと思うし、何でもかんでも英語表記するのはキチンと英語の勉強をしてからの方がいいと思うんだよね。(でもどうしても英語単語を使った方がラクな時があるの。「クリエイト」とか「インスパイア」とかね)

せめて着ているTシャツにプリントしてある文言の意味ぐらいは知っておいた方がいい。

それと、日本分なのに外来語、もしくは海外の固有名詞の部分だけアルファベットにしてある文ってよく見かけるじゃない?あれも何だかナァ。日本語を話しているのにところどころ、キマって短い単語だけ本格的な英語になっちゃう帰国子女のコントがあるでしょ。アレみたい。(ああいうネタは大好きです)

シゲブログでもアルバムの紹介や『イギリス紀行』などでは英単語を交えることがあるけど、アレは固有名詞だけ。「原題」とか「原名」を尊重してのことで、ある部分だけEnglishでexpressすることはnothingなのdeath!

でもね、ドイツ人の友達にきいたけど、彼らもそうなんだって。ドイツ語表記より英語表記の方がカッコいいと思われているんだそうです。同じアルファベットなのにね!

日本語も英語も様式にこだわるところが美しいのだ!ってんで、今日のレポートは『Jill岡垣☆様式美大作戦』。

まずタイトルがいい!

出演は岡垣正志率いるJill's Project-EXとAphrodite。もうこの手のサウンドが好きな人にはタマらないであろうライブだった。

Jill's Project-Exの岡垣正志。やっぱり「様式美サウンド」にはキーボードが絶対に欠かせない!ロックにおける鍵盤楽器の使われ方としてもっとも重要で、もっともカッコいいsituation、あ、シチュエーションだと思う。ホントにこうしたキーボードが入っているバンドって少なくなった。

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ギターは足立"You"祐二と、

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日下部"Burny"正則。
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アンコールのみに登場したのが…

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KRUBERABLINKA(クルベラブリンカ)赤尾和重に…
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Strange, Beautiful and Loudの三宅庸介
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そうバーニーを除いてはみな岡垣さんのTerra Rosaに関わった方々だ。

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バーニーといえばレス・ポール。でも335もいいもんだ。ビグズビー付きというところがまた泣かせるね!実はこの日、バーニーが出るのを知らなくてビックリしちゃったんだけどね…。でも久しぶりに会えてうれしかった!
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相変わらずのド迫力ヴォイス!和重さん最高!

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三宅サウンドもいいように大炸裂!スンゲェ音の存在感!
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うちわ片手に爆笑MCを展開する和重さん。エエなぁ~。死ぬほどわろたわ~!

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短い時間ではあったが、コッテリ系の様式美サウンドは観る者の心をわしづかみにした!

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そして!来る10月13日、そんな仲間が集う狂熱の様式美の宴がまたも開催される!題して…

『クルベラブリンカと究極の楽師達@東京キネマ倶楽部はちょっぴりテラローザです』

クルベラブリンカ率いる和重さんの呼びかけで、この愛すべきサウンドを様式美あふれる会場でゲップが出るほど堪能しようと言う企画なのだ!
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出演は…ジム・マーシャルに次いでシゲブログのオープニングを飾ってくれた、アタシの大好きなクルベラブリンカ…赤尾和重(vo)、 鈴木広美(g)、 山崎浩一(b)、 泉谷賢(ds)、 岡田英之(key)。
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スペシャル・ゲストとして、Love Missile…足立祐二(g)、 瀧田イサム(b)、 山崎  慶(ds)。

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YOUさん、またマーシャル弾いてくれるといいネェ。他では聴くことのできない独特のサウンドがカイカンなのよ!

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さらに、これまた大好きなYosuke Miyake’s Strange,Beautiful and Loud…三宅庸介(stratocaster)、山本征史(b)、金光健司(ds)。
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「完成されたスタイル」という魅力を猛烈に教えてくれる三宅さんのギター。
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「ワン・アンド・オンリー」という言葉が実にシックリくるね。
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さらにさらに、岡垣さんも出演してくれるのだ!

そしてTerra Rosaの曲も演奏される!

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時は10月13日。会場は東京キネマ倶楽部。この凄まじくも素敵な連中が日本一様式美を誇る会場に解き放たれるのだ!ク~、タマランね~!
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これは見逃せないでしょう!

「様式美」と言葉でいうのは簡単なんだけど、実際にこの手の音楽を演奏することは決してたやすいことではない。過酷な鍛錬に耐え抜いた屈強な精神の持ち主だけが習得できる器楽演奏の技術をぶつけ合うのがこの手の音楽なのだ。「選ばれし者たちが奏でる音楽」といっていいかもしれない。そういうところがス・キ!
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チケットのお求めはコチラ⇒東京キネマ倶楽部メール受付
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(一部継承略 ライブ写真:2012年8月4日 目黒Live Stationにて撮影)

2013年6月19日 (水)

マジで『バンドやろうよ!!』~FLiP編

2012年8月24日 初出

前回レポートしたdollsのオープニング・アクトの後、本編がスタート。このコンサート(あえて「コンサート」って呼ぶよ)、進行がすこぶる素晴らしく大いに感動してしまった!

出演者は7!!、今日紹介するFLiP、ステレオポニー、そしてSCANDALと4組なのだが、転換の待ち時間なしなのだ。皆無!これは実によろしい。転換で20分もっかってしまうとテンションが下がるばかりか、帰りも遅くなっちゃうからね~。

どうしてるかていうと、ステージに2バンド分のバックラインをあらかじめ並べておいて、演奏している間に次の出演者がもう片方のセットを済ませてしまう。だから、1曲ずつ出演者が変わるもんだから実に楽しいし盛り上がる!まるでバンドの「わんこそば」や~!

そして、FLiP。

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FLiPは2曲目に上手側ステージに登場。実はFLiPは以前、あるイベントをレポートした時、以前のブログに登場してもらったことがあった。その時はじめてステージを見たのだが、ストレートなサウンドに実にウマイ具合にチョロリと地元沖縄のフレイバーをまぶしてある音楽が新鮮で印象に強く残っていた。

そして、久しぶりに見るFLiP。彼女らははさらにさらに!スケールを強大化していた!
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ボーカル&ギターのサチコ。

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ギター&コーラス、ユウコ。

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ベース&コーラス、サヤカ
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そしてドラム&コーラスのユウミ。
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液体を飛び越してドッカ~ン!と固体がいきなり気体になったような爆発感!
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FLiPのファースト・フル・アルバム『未来evolution』収録の「カザーナ」。
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いきなりのノリノリ・チューンに観客も大爆発!

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イントロ、バッキングとギターのシャープなオクターブ・フレーズが小気味よい。
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FLiP最初の登場はこの1曲を演奏してSCANDALにバトンを渡すのだが、たった1曲でズバッと観客の心をつかんでしまうような、そんな演奏であった。イメージ的には開始数秒で「背負い投げで一本!」みたいな…。
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そう、FLiPは「有効」も「効果」も存在しない「一本!」のバンドなのだ。(ってナニ言ってんだか…でもそんな感じ!わっかるかな~、わっかんね~だろ~な~←これもわっかんね~だろ~な~)
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存在感の強いベース・ラインでFLiPの低音域をガッチリ固めるサヤカ。
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2回目の登場時には3曲を続けて演奏した。ますは「Cherry Bomb」。年配の諸兄(含むアタシ)、♪チチチチチチチチじゃござんせんよ。セカンド・フル・アルバムの1曲目に収録されたタイトなファスト・チューン。

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電光石火の早業、手際のいいユウミのドラミング!

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続いて同じく『XX emotion』から「Shut up, Men!」。ハイ!こりゃ男性陣、口をつぐむしかない!

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とめどもなくエキサイトするサチコ!FLiP最初のシングルとなった「カートニアゴ」。ブレイクで「♪カート、カート…」ってところが何ともカ・イ・カ~ン!
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テレキャスター・デラックスからクリエイトされるユウコのソリッド、ワイルド、タイトなギターがFLiPサウンドにベストマッチする!
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間に7!!とSCANDALをはさんでもう1曲。
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今年2月にリリースされたシングル「ワンダーランド」。これまたたたみかけるようなハードドライビング・チューン!

容赦なく全力疾走するFLiPは気持ちイイ!
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こういうイベントは各バンドが惜しみなく自慢の見せ場を用意してくれるんで好きです。まずバラード演らんもんね。ロック・コンサートはそうこなくちゃいけネェ!そんなロックの直球魂を見せてくれたFLiPのステージだった。

また観たいな…FLiP。

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FLiPの詳しい情報はコチラ⇒FLiP|OFFICIAL WEBSITE
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つづく

(一部敬称略 2012年7月16日 SHIBUYA AXにて撮影)

住友俊洋ソロ・アルバム発売記念ライブ!

2012年9月18日 初出

音楽のジャンルを問わず、いいライブに出くわすと「あ~、『音楽』を聴いたナァ~」って思うよね~。それがたとえ普段聴くことのないタイプの音楽であっても、何か心に触れるものがあるというか、波長が合うというか…。ジャンルを超えて得も言われぬ満足感が生まれるもんだ。

なんて書きだすと、今日の主人公の奏でる音楽がタイプではないが、いいライブだった…という風にとらわれそうだね。言い方を変えて…こうれはどうだろう?

いい音楽や演奏はカテゴリーを超越する。

つまり音楽には本当は種類なんかなくて、「いい音楽」か「よくない音楽」、もしくは、「いい演奏」か「つまらん演奏」の2種類しかない…ということ。へへへ、これデューク・エリントンのパクリだね?でもさすがデューク、いいこと言うわ~!

住友俊洋の登場です。

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住友さんとの出会いは、彼まだSavoy Truffleをやっていた頃のこと。某ギター雑誌の編集者(当時)の親友の紹介だった。…といってもいきなり住友さんをご紹介いただいたワケではなく、初めに「音」ありきだった。つまりSavoy TruffleのCDを聴かせてもらったのだ。

「ナニこれ?外人でしょ?」

と思わずにはいられなかった。メンバー各人のプレイが日本人離れしているのもさることながら、曲が日本人の書くそれではない!とまず感動したね。それでその親友氏にお願いしてライブで上京された際に(横浜だったけど)ご本人に紹介していただいた。

その住友さんがソロ・アルバムを発表した。「発売記念ライブをするから行きませんか?」と、またしてもその親友氏から誘われて駆けつけた。

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これがその住友俊洋のソロ・アルバム『Long Way to Go』。オリジナル曲2曲を含む5曲入りの力作だ。
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さてその後、住友さんとは何かとお近づきにさせていただき、ハンドワイアード・シリーズの大阪での発表会にSavoy Truffleとしてご出演いただいたのが最初のお仕事だった。あれもいいライブだったし、楽しかったナァ~。
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他にもVintageModernのプロモーションDVDへのご出演、同じくVintageModernの発表会、親友氏の雑誌でのサザン・ロック・ギター特集の取材、フジロックも見に行ったし、ライトニン・ブルー スにもお邪魔した。

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元マーシャルの社員でサヴォイの大ファンというヤツもいたりして、結構あれこれごいっしょさせていただく僥倖に恵まれてきたのね。

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それだけに今回のソロCDの発表は実にめでたい。ライブも素晴らしいに決まってら!
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ライブの出演はCDでも大活躍のふたり…

ベースの井出信志。

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ドラムの三夜陽一郎。

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ん~、この音!住友トーンとしかいい得ない芳醇にして深い音色!エレキギターの醍醐味やね~!

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住友さんの歌をはじめて聴いたのは日比谷野音の「ライトニン・ブルース」のことで、曲は「Statesboro Blues」だった。

あの時のことは忘れられない。なぜかというと、おそらく初めて住友さんを見たお客さんだったのであろう。演奏中しきりに友達に向かって「スミトモってす げーな!」、「住友ってすげーな!」と何度も繰り返し叫んでいたのがすごく印象的だったのだ!もちろん「そうだよ。スゲエに決まってんじゃん!」と心の中 でその人に叫んでいたのは言うまでもない
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失礼千万なのを承知で言うと、あの時より住友さんの歌は格段の進化を遂げたように思う。アレ?歌ってこんなに簡単に上達するもんなのかしらん?と思わざるを得ないほどの絶妙な歌いっぷり!
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住友さんのギターって独特な呼吸というか、フレーズの歌わせ方を持ってるんだよね。息を吸って、その息を全部吐ききるまでとにかく弾く…みたいな。そして、聴き慣れたフレーズの中に、背筋が寒くなるよな音を少しだけ入れる。これが快感なんだ。

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もちろんお家芸のボトルネックについては何をかいわんや。スライドバーを滑らせつつ、ハーモニクスを出す瞬間がまたタマラナイ!コキーンって!

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アルバムにも収録されている「Born Under a Bad Sign」なんか鳥肌ものだった!
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エドガー・ウインターのカバーなんかも取り入れたりして…この選曲のセンスがチョイとよそと違ってておもしろいんだよね~。
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また、リズム隊のふたりが出すぎず引っ込みすぎず、実にいい塩梅で親分を押し出してくる!
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それを得て、まるで宙に舞うかのように奔放に弾きまくる住友さん!
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アンコールではグランド・ファンクでおなじみ、Soul Brothers Sixの「Some Kind of Wondrful」。
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いいナァ~。こんな曲だったっけ?というぐらい住友節になってる。別に突飛なアレンジが施されているわけでもなし、こうしてシレっとカバー曲を演ってその人なりの味がでてしまうところこそ”Some Kinf of Wonderful”なのではなかろうか?

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短い時間に住友さんの魅力が詰め込まれたいいライブだった!間違いなくコリャ「いい音楽」だ!

住友俊洋の詳しい情報はコチラ⇒JUST SLIDE A BOTTLE
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住友さんのインタビューがギターマガジン10月号(リットーミュージック社刊)に掲載されているので見てね!

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(一部敬称略 2012年8月6日 横浜Thumbs Upにて撮影)

Chris Duarte Live in Japan 2012 <後編+YOUNG GUITAR DVD>

2012年9月6日 初出

さて、クリス・デュアルテ。今回のショウを観て強く感じたのは、「あ~、『音楽』を聴いたな~」ということ。

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前回も触れたように私は自主的にブルース・ロックを聴くタイプではない。しかし、こうしてクリスの音楽に感銘を受けたのはクリスがブルース・ロックの範疇におとなしく収まってなんかいない破天荒なミュージシャンということなんだろうな…これまた同じようなことを前回も書いたが、また書かずにはいられないのだ。
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歌がまたいいんだよね。向こうの人は本当に歌がウマイ。英語も完璧だし!それよりも、この人たちの音楽なんだからウマイのは当たり前だね。

クリスは歌も全力投球なんだよね~。最後までまったく手を抜いたりしない。歌はギター・プレイの延長線だし、ギターも歌の延長線と考えてるんじゃなかろうか?

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それにしてもスリリングなギター・プレイの連続にはマイッタ!
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アウトに、インに、行ったり来たりでジックリ聴かせちゃう!「エ~、なんでここでそのフレーズ出すかね~」の連発よ!

もう平気でドアウトなフレーズを弾いた時もまったくワザとらしくないんだよね~。ごく自然に妙チクリンなフレーズをポコっと置いてしまう。カッコいいよ~。
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オガンちゃんのスーパー・プレイをひとときも聴き逃すことはできない!
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単純なエイトにシャッフル、スローブルース…
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そして4ビートもパーフェクトにこなしちゃう!4ビートといえば…

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「座らない弾けないヨ」とイスを出してきたクリス。ツラっと弾き出したのはコルトレーンの「Moments Notice」!
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この難局を何ら問題なく弾きこなし、スウィングしまくるオガンちゃん!
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クリスがまたすさまじいプレイで、まさにギターの「シーツ・オブ・サウンド」だ~!クリスを初めて観た時から「あ~、コルトレーン好きなんだな」と感じた。さりげなく(イヤ、さりげあるか?)挿入したコルトレーン・スタンダードが後半のステージの実にいいアクセントになった!
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小粋にスウィングした後は、大詰めに向かう。

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どこまでも弾き続けるクリス!またエフェクターの使い方がうまいよね~。普通さりげなく使うような音色でも、クリスはドカ~ンと思いっきりエフェクトさせちゃう。江戸っ子のそばの食い方みたいなことなしない。もうドップリとそばをつゆにつけちゃうの!オルガン効果とか実に歌にマッチしてるんだよね。とにかく自然でカッコよくエフェクターを使っちゃう!
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コーラスも完璧!
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自然に歌うオガンちゃん!その姿はまるで南部男だ!
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今頃アッチでどうしてるかな?

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クリスピーなプレイでクールに自分の仕事をこなしたジャック・ジョーンズ。オガンちゃんとのコンビは抜群だった!

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ア・カペラのギター・ソロ。
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まさに魂を感じさせるギターだ!

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「残業」と称するアンコールも力いっぱいこなす。

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こんな残業なら大歓迎だね!

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最後にキチッとごあいさつ。妖しげな日本語のMCもクリスのショウの魅力のひとつ。妙なアクセントはまるで歌のようで、新式のスティーヴ・マリオット?そういえば今回はラーメンの話ししなかったな。でも相変わらずお好きなようです。

いかがでしたでしょうか?私の切り取った瞬間の数々でクリス達の素晴らしい音楽を少しでも伝えることができていればうれしいです。そうであることを祈って止みません!

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かわってこちらはYOUNG GUITAR誌付録DVDの収録風景。

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何回かにわたって、様々なブルースの弾き方を講義してくれるという企画。
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アクロバティックな日本語が飛び交い、実にリラックスした雰囲気のなか収録が進む。
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しかし!弾き出すと真剣そのもの!
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いよいよ立ち上がり出した!
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バンドだろうとバッキング・トラックだろうと弾きだしたらもう止まらないね。
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結局、クリス節大爆発!昨日のライブと変わらない本気ぶりにまたしても超のつく音楽人ぶりを見た気がした。

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YOUNG GUITARロゴ入りのシャツも持参!気配りも忘れない。アメリカ人にしておくのはもったいない人だ!

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Chris Duarteの詳しい情報はコチラ⇒The Chris Duarte Group  Official Web Site of Chris Duarte(英語版)

小笠原義弘の詳しい情報はコチラ⇒Dancin' Funky Bass!!!

(一部敬称略 ライブ写真:2012年7月26日目黒Blues Alley Japanにて撮影)

Chris Duarte Live in Japan 2012 <前編>

2012年9月5日 初出

ワタクシメのヘタな写真でこの音楽の達人たちが奏でる驚異的なサウンドの片鱗を少しでも感じ取っていただけるとうれしいと思う…。写真中心でご覧あれ~!

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クリス・デュアルテの来日公演。

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ベースは小笠原義弘、オガンちゃん。
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ドラムはジャック・ジョーンズ。

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表記としてはきっと「デュアーテ」さんが正しいんだろうな。、アメリカ人の発音だと「r」で舌をきつめに巻くので私には「デュアルテ」に聴こえるな。なので今回は「デュアルテ」さんでいきます。

さて、クリス・デュアルテのステージを観るのはこれ3回目…かな?
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前回は比較小さな会場で、タバコの煙に3時間近く燻されながらのライブだった。以前のブログでレポートしたんだけど、ichiroちゃんとのツインギターで、究極の弾きまくり大会だった。それでも両雄相譲らずのすさまじいステージで、かのichiroちゃんですら「もうギター弾くの飽きちゃったよ!」とステージで言わしめたほどだった。
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今回はトリオでのパフォーマンス。またしてもクリスの魅力が大爆発した充実のステージとなった。

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実はですねェ、ワタクシ、ブルースとかブルース・ロックって自主的に聴くことはほとんどないんですね。決してキライなワケではないんだけど、長時間聴いているのはなかなかにツライ。よっぽどの演奏でない限り、飽きてしまうんだよね~。要するにお子チャマなんですかね~?

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でもね、クリスの演奏はチョイと違う。「ブルース・ロック・ギタリスト」というワクにはめ込むにはワクが小さすぎちゃうんだよね。何と言うのか、もう「音楽の塊」みたいな感じ。「音楽の塊」が歌ってギター弾いてる。

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「音楽の塊」といえばこの人もそう。
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世界のオガンちゃん。現在アメリカに潜伏中!アメリカで演奏しているオガンちゃんの姿を一度見てみたいナァ~。
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今回初めて観たジャック。
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シンプルにして深い味わいのドラミングはクリスの音楽によくマッチする。ちょっと加藤浩次に似てる?!

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とにかく音楽の香りに満ち満ちた最高のエンタテインメントということができよう。とにかく出て来る曲、出て来る曲、どれもがカッコよくてしょうがない!早く次の曲が聴きたくなる!
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今回もスゴかったオガンちゃんのベース。やっぱりこれぐらいじゃないと世界から声をかけられないんだな~。
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シレっと弾いてたけど、1曲アホみたいにすさまじいランニング・ベース・ラインがあったな。ホントのJaw-Dropping!ちなみにこの写真の時ではない。なぜなら、あんなベースラインを聴かされている時にシャッターなんか切れないってば!

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オガンちゃんとのイキもピッタリだったジャック。ベーシストと顔を見合わせて大口を開けてドシャメシャ叩く…なんてことはまったくなく、クールなドラミングに徹していた。
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こっちはそうはいかない!ラーメンを食べた直後だったのであろうか、もうノッケからスロットル全開!
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最初から最後までクール・ダウンなんてことはなかった!
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これらの写真でナンカ伝わりましたかね?次回はもっと詳しくお届けします。

Chris Duarteの詳しい情報はコチラ⇒The Chris Duarte Group  Official Web Site of Chris Duarte(英語版)

小笠原義弘の詳しい情報はコチラ⇒Dancin' Funky Bass!!!
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つづく

(敬称一部略 2012年7月26日 目黒Blues Alley Japanにて撮影)













マジで『バンドやろうよ!!』~dolls編

2012 年8月24日 初出

もはやガール・バンドの頂点に達したといっても過言ではないSCANDALが主催するイベントが『バンドやろうよ!!』。好評に好評を重ね、今回で3回目を迎えた。SCANDAL、FLIP、ステレオポニー、7!!が集まり、あまりにもにぎにぎしく、かつゴージャスなイベントとなった。

それにしても、女子の勢いの強いこと!卓球、バドミントン、サッカー、柔道、アーチェリー、レスリング、水泳等々、ロンドン・オリンピックでも女性陣の活躍には目をみはるばかり。

音楽においても、中学や高校の吹奏楽部だって女子ばかりだもんね。バンドもそう。私は数年にわたり関西最大の高校生のバンドコンテストの審査員をさせてもらっていたが、出場者は約9割が女子だった。

まさにこの『バンドやろうよ!! vol.3』はそんな女子のパワーを感じさせてくれる熱狂のイベントとなった。

ホントのところはね、女の子でも男の子でもいいから、いい音楽を聞いて「自分も演ってみたい!」という気持ちになって、みんなでマジでバンドやってもらいたいのよ。

お、そろそろ始まるゾ!

オープニングに登場したのはdolls。

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名古屋出身の純ガール・トリオ・バンドだ。

メンバーはギター&ボーカルのEve。

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ベース&ボーカルのMayu。

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ドラムのSach(サチ)。
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昨年の12月、『第2回SCANDALコピーバンド/ヴォーカリスト・コンテスト』で486組の頂点に立ったバンドである。

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それだけに堂に入ったステージはなかなかの見ものであった。
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何たってアータ、この人たち1996年とか1997年の生まれでっせ!「オレがそのころ何やってたかな~」なんて思い出せない時代のことでは断じてなくて、ついこないだの話しですよ!

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つまり、16歳とか17歳。
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それでこの演奏ですからね。自分が16~17歳の時にやってた高校生バンドとは雲泥の差だわ。
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とにかく、若者しか持ち合わせていない自然なエネルギーを爆発させた演奏が魅力的であった。
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曲はSCANDALコピーバンド・コンテストの勝者らしく、SCANDALの「マボロシナイト」とオリジナルの「Burst」を演奏。
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2曲という短い時間ながら満員の観客を前に堂々とその存在感と開け来る平井の可能性を示したのであった。

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演奏後、ステージ袖へ下がろうとした時、3人が同時にハッと気づき、振り向いてお客さんにもう一度頭を下げた。これやろうって決めていたのね~。とてもすがすがしく気持ちのいいシーンだった。
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終演後には人気ウェブサイトのteenaのインタビューを受けた3人。
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今回のステージの感想や、コピバン・コンテスト・グランプリの話しなど…
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満足いくステージの後だけにイキイキと自信ありげに応える彼女たちはキラキラと輝いていた。
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インタビューのもようはコチラ⇒teena「第二回グランプリ、dollsSHIBUYA-AXの楽屋でインタビュー!」
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7月に発売されたデビュー・ミニアルバム『dolls』も大好評発売中!

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dollsの詳しい情報はコチラ⇒Fairy ★dolls

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つづく

(一部敬称略 2012年7月16日 SHIBUYA-AXにて撮影)

TAIKO GATHERING vol.2 <後編>

2012年8月17日 初出

GOCOOライブの後半は人気のパフォーマンス「Ka-gu-ra」から…。

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GOCOOのメンバーが狐面をつけ…

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奏で…
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そして舞う。

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横笛はKaori。

幻想的にしてイマジネーションあふれるシーンはGOCOOショウのハイライトのひとつだ。
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もう後はクライマックスに向かうだけ!
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それにしても今回の選曲はいつもよりロック色が濃いものであった…と思ってるんですけどね。私はよくGOCOOを「キング・クリムゾンっぽい」と形容しているが、それどころか、今回はもっとスケールを広げたプログレッシヴ・ロック・テイストあふれるレパートリーを並べてくれた。

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サルサ・ダンスのワークショップで会場のほぼ全員を踊らせてしまったMacomoも加わる。
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さらに、ダンサー2人も登場してMacomo y sus divas from Team LA BOMBA dance companyとなるともう会場は興奮のるつぼ!

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ナンノナンノ!まだまだ盛り上がるぞ!「ウィダー」こと鈴木晃一郎も再登場する!
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もう会場はトランス状態!一階席のお客さんは、さっき覚えたステップで華麗にGOCOOと共演する!
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ニ階席の観客も総立ちだ。
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クリスタル・ボールのジャグリングも登場。
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甲子園球児にように最後の最後までまったく手を抜かないパフォーマンスで魅せるKaoly。時間が経てば経つほどパワフルにそしてアクティブにバチが空を舞うのだ!
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もちろんGOCOOメンバー全員が同じ勢いで襲いかかって来る!
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ウィダーもノンブレスで熱い息を猛烈な勢いでディジュに送り込む!

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そして、クライマックスへ!

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モントルー・ジャズ・フェスティバル(スイス)への出演を含む、6カ国を巡るヨーロッパ・ツアーを展開し無事帰国したGOCOO。ドイツ、ハンガリー、イタリア、フランス、ポルトガル、と各地でセンセーションを巻き起こしたことは言うまでもなかろう。

これからもオリジナリティあふれるパフォーマンスに期待する。
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GOCOOの詳しい情報はコチラ⇒GOCOO公式ウェブサイト

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さて、場面はガラリと変わって炎天下!

浅草~上野間を貫く かっぱ橋本通り。毎年7月上旬に「下町七夕まつり」がここで開催される。通りの両側には自前の出店やフリーマーケットが立ち並び、多くのパフォーマーたちが訪れる人を楽しませる。
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そのまつりの最終日、TAWOOが登場!
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そのロケーションが素晴らしい!この写真向かって右が「どじょう料理屋」、左が元「東京電力テプコ館」!そう、TAWOOがその間に入って乾坤一擲!世直しのパフォーマンスを見せてくれた。

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キネマのステージなどではいつも裏方に徹しているKazumiも登場!
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太鼓にドラに「エ、何このパワー?!」的なプレイで人目を惹いていた。

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GOCOOメンバーのkeiko。
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Kaori。そう、今日の記事のはじめの方で横笛を吹いていた人…笛の時と太鼓の時と全く異なる表情を見せてくれる。だから楽器ってスゴイ。演奏者の頭の中をまったく変えてしまうのだ。

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屋外でも元気にAkiko!

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Chihiro、汗だくの大熱演!がんばれチッヒー!
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数ある路上パフォーマンスの中で、ひと際見物客を集めたTAWOO(音もバカデカかったけどね!)。3回のパフォーマンスすべて、大喝さいを浴びていた!
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TAWOOの詳しい情報はコチラ⇒TAWOOオフィシャル・ウェブサイト


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(一部敬称略 6月29日&7月8日撮影)

2013年5月16日 (木)

驚愕のアイリッシュ・ダンス!

2012年8月7日初出

「歌え!」と言われればよろこんで歌いましょう。「ギター弾け!」と言われれば久しぶりにがんばって弾きましょう。

でもね、「踊れ!」って言われたら断るね。年甲斐もなくイッキで勘弁してもらいますよ。…罰ゲームの話し。

ダンスだけは絶対にダメ!だって、自分が踊っているところを想像したら…吹き出しちゃうどころか、不快感を周囲に与えるとまで思うんだよね。

だからこそ、ダンスには強い憧憬の念がありましてね。見るのは大好きなのよ。ミュージカルのダンス・シーケンスは大好き。特にタップ・ダンスが好きで生でサミー・デイヴィスJr.を観たこともあるし、セイビオン・グローヴァーの『Brigin' da Noise, Bringin da Funk』もブロードウェイへ観に行った。

社交ダンスも好き。だからリヴァプールの近くのサウス・ポートというところに行った時、遠くに見えるブラックプールに感激したりもした。

ある日…アメリカの人の友人からメールをもらった。「友人」などというのはいささかおこがましいが、私を「friend」と呼んでくれるので、ここはひとつ甘えて「友人」にならせてもらう。

この友人はラリー・モートン(Larry Morton)といって、北米地区のビートルズとディズニーの音楽作品の出版権を持つ全米最大の音楽出版社ハル・レナード(Hal Leonard Corporation)の社長さんだ。などと言うとさぞかし、恰幅のよい好々爺を連想するかもしれないが、ラリーは若々しく、いつもニコニコとしている絵にかいたような超ナイスガイだ。

ジャズが好きという共通点もあり、光栄にも、そして図々しくもラリーとは長いお付き合いをさせていただいていて、会うたびに、彼からはお嬢ちゃんの話しを聞かせてもらっていた。

お嬢ちゃんはローレンちゃん(Lauren)といって、アイリッシュダンスをやっていて世界コンテストにも出場しているんだ!とよくうれしそうに話していた。

ここでマメ知識…外国の人はよくDiminutiveといってRichardをRickとかDick、WillianをBill、AlexanderをAlexのように呼び名を使うでしょ。これに興味があって、名刺をもらった初対面の人に「これはReal nameですか?それともDiminutiveですか?」なんて訊いたりすることもあるのね。

ややこしいのは「ジョン系」。JoeはJacob、Jon(Jon LordとかJon Anderson)はJonathan、でJohnはJohnときてる。しかもJackはJohnにもJacobにも用いられる。

これらは呼びやすく、口にしやすくすることを目的としているんだろうけど、大学の時の英会話の先生でMalory(マロリー)という人がいて、「子供のころ自分の名前がすごくイヤだった」と言っていたのが印象に残っている。その先生によれば「友達はみんなDickとかBenとか一音節なのに自分の名前は『Malo-ly(マロとリー)』と二音節で長くカッコ悪い」というのだ。

「フーム、外国の人もそんなんあるんだ?」と当時は思ったが、今こうしてたくさんの外国人とお付き合いしているとなるほどと思う。でもMal Waldronというピアニストがいるぐらいだから「Mal」にしちゃえばいいと思うけどそうはいかないの。なぜならMalはMalcomのDiminutiveって決まってるからなのね。おもしろいね~。

で、ここまでは豆知識のイントロ(エ、まだ?!…的な)。

Larry(ラリー)というのはLawrence(ローレンス)のDiminutiveなのね。で、私の友人がお嬢ちゃんにつけた名前はLauren(ローレン)。そうなんです、Laurenというのは男性名のLawrenceの女性版なのだ。ようするにLarryは愛娘に自分と同じ名前をつけたというワケ。向こうの人は平気でこういうのやるよね。じいさんの名前そのまま付けちゃうとか…。コレ日本ではまずないでしょう?

話しはもどって…前述の通り私は実際に踊るのはまっぴらゴメンだが、観る方は大好きなので、「いつかローレンちゃんのダンスを観てみたい!」と思っていた。

ラリーからのメールはローレンちゃんが所属する「トリニティ・アイリッシュ・ダンサー(Trinity Irish Dance、以下TID)」の日本公演のご招待だったのだ!

チャンス到来!もちろん大よろこびでご相伴にあずかることにし、公演日を待った。

そして、公演日当日…会場は渋谷のオーチャード・ホール。

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TIDは1979年にシカゴで創設。1987年にアイルランドで開催された世界アイリッシュ・ダンス・コンクールでアメリカのチームとして初めて優勝し、現在まで18回世界タイトルを獲得したアイリッシュ・ダンス・チームの世界最高峰なのだ。エキサイティングにしてチャーミングなショウは大人気を博し、世界各地の公演がソールドアウトとなってしまう。

そして、今回は4度目の来日で、札幌から福岡まで全13回の公演を実現させ、前回の来日時同様各地でソールドアウトとなったのだ。

観たかったんよ~、アイリッシュ・ダンス!

ロビーではアイリッシュ・ムードを盛り上げるバンド演奏が…。他にTIDのオリジナルグッズやアイリッシュ・グッズの即売所が設けられとてもにぎわっていた。
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そして、開演!

幻想的なオープニングからエキサイティングなパフォーマンスへ!

おわ~!カッコいいやら、可愛いやら!こりゃ一時も目が離せん!問答無用、想像以上の素晴らしさだぞ!

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可愛い衣装を身にまとい、驚異的な足さばきを見せる「ステップ・アバウト」という作品。愛らしい出で立ちとは対照的に、一糸乱れぬ完璧な動きで空を舞う長い足はあまりにも魅力的だ。そして、この笑顔!普通であれば、激しい運動による呼吸困難で断末魔の表情にもなろうかというところだが、ニコニコと表情ひとつ変えない様は実にカッコいい!

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男性陣のダンス・バトルもスリリングだった。写真中央がプリンシパルのタイラー・シュワルツ。全アイルランド選手権、北米選手権、全スコットランド選手権、イギリス選手権等々でタイトルを獲得した世界最高ランクのダンサーとして知られている人。「トリニティ史上最高のダンサー」と評されている。

バスラフ・ニジンスキーは一息で5mだか10mだか横へ飛んだとかいうが、おそらくタイラー君のようだったのだろう…と思わせるような軽快な動きは感動ものだ。足に羽がはえているのよ!

これぐらい踊れればダンスやってもいいな…ザケンなよ!ってな感じか?

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もちろん音楽もトリニティの重要な要素だ。演奏するはディファレント・ドラムス・オブ・アイルランド(Different Drums of Ireland)というカルテット。ギター&ボーカル、ドラムス、ハンド・ドラム、イリアン・パイプ&笛という楽器編成。時折打ち込み音源を交えながらケルト風味満点の完璧な演奏でダンサーをインスパイアする。アイルランドやアメリカの大統領に呼ばれて演奏したこともあったという。

こういう人たちの器楽演奏のテクニックってスゴイよね。我々の知っているところではシン・リジーの「ブラック・ローズ」のあの部分みたいのを平気で奏でてしまう。

ダンサーとの絡みも完璧で、おたがいにリスペクトし合い、この総合芸術を組み立てているのが観ていてよくわかる。

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ショウの間中ダンサーの後ろで演奏していたディファレント・ドラムス・オブ・アイルランドも最後は観客の歓声に応える。

約2時間、ラリーのおかげで最高に幸せな時間を過ごすことができた!

それにしても、このダンスだけは足の長い方が有利だな…。
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終演後に面会することができたローレンちゃん!もうニッコニコで大興奮!

「日本が好き!帰りたくない!」なんて言ってくれた。まだ、これほど暑くなかったからね、この時は…。

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モートン家はアイリッシュの血筋。ラリーの父方のおじいちゃんはアイリッシュ・フィドラーだった。さらに母方のおばあちゃんはアイリッシュ・ダンサーだったそうな。で、両親がローレンちゃんがまだほんの小さい時にTIDのショウに連れて行ったところ、力強く美しいダンサーたちは幼い彼女ちゃんをたちまちにウチに魅了してしまったそうだ。

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そして、ローレンちゃんはあこがれのTIDに入るために5歳の時からアイリッシュ・ダンスのレッスンに励んだ。

猛練習の結果、彼女は国内コンテスト(USA National Championship)のみならず、本場アイルランドで開催される世界大会(World Championships)でソロ、団体でともにメダルを獲得したのだ。
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そしてローレンちゃんは13歳の時にTIDのジュニア・チーム(Junior Touring Company)に入り、全国ネットのテレビショウ、全米各地やフランス、スペイン等などでパフォーマンスを披露、そして、とうとう念願のTIDのメンバーになったのであった!やったね、ローレンちゃん!

入ったはいいけど、さすがに世界一のチーム、その練習は生半可なものではないらしい。トップ・ダンサーたちは普段は週に10時間程度のトレーニングをしているが、こうしたツアーの前になると毎日10~12時間の練習をこなさなければならない。そうだろうなぁ~、いくら才能あふれる優秀なダンサーたちでも、あれだけのパフォーマンスを実現するには相当な練習量が必要なハズだ。
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そしてこの日、日本の観衆に目もくらむような素晴らしいダンスを披露してくれたのであった!

ホントに素晴らしいかった!また観たい!すぐ観たい!

Larry-san, Lauren-chan, domo arigatou!!

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最近、中学校かなんかのカリキュラムで「ダンス」という単元があるらしいが、アレ何をやってるんだろう?アイリッシュ・ダンスをやれ!なんていう気は毛頭ないけど、人形振りだらけの妙なあの踊りはやめてもらいたいナ~。ああいうのはパッと見はカッコいいかもしれないけど、美しくない。

門外漢なので多くは語れないが、ダンスも音楽や映画と同じ状況にあるようですな。フレッド・アステアやジーン・ケリー、シド・チャリシやジンジャー・ロジャースのダンスの方がはるかにカッコいいと思うんですけどね。少なくとも彼らのダンスは優雅で美しい。人形振りも結構だが、こうした素晴らしいものを勉強したうえで取り組んでもらいたいと願っている。ロボットはコロッケだけでもう結構。またオヤジのボヤキになっちゃった!

(敬称一部略 2012年7月16日撮影 ※ライブ写真提供協力:株式会社テンポプリモ

2013年5月 3日 (金)

TAIKO GATHERING vol.1 春~GOCOOの世界

2012年5月14日初出

Tiko gathering vol.1 Spring~The world accordimg to GOCOO

『オーケストラ・リハーサル(Prova d'orchestra)』というフェデリコ・フェリーニの1979年の作品がある。深夜のテレビで放映されたのを、たった一度眼をこすりながら観ただけなので細かい部分は一切覚えていない。元来、フェリーニだとか、ゴダールだとか、ワイダとか、評論家先生方が絶賛するこのあたりのヨーロッパ映画ってサッパリわからないのですよ。フェリーニも『甘い生活』だの、『8 1/2』だの、『アマルコルド』だの、『ジンジャーとフレッド』だのと、チョコチョコ観てはいるものの、どーもワカラン!

やっぱ映画はハリウッドよ!黒澤よ!…これが私の映画道なのです。歳をとってきているのでコムズカシイのはもう一切ダメね。子供の頃、お年寄りが時代劇ばかり観ているのを「一体ナニがおもしろいのやら?」と不思議に思ってたけど、いよいよ来たぜ!その良さがわかる歳が!

で、フェリーニは結局、小学生の時に観た『道』ぐらいしか印象に残っていなかった。ジュリエッタ・マシーナ演じるジェルソミーナが切なくて…子供ながらに「ずいぶんイヤな映画だ…」と思ったものだ。対するザンパノを演じるアンソニー・クイン。好きだな~。これも一度しか観たことがなくて、是非また観たいと思っている彼の主演作品で『25時』というのがあった。戦争に翻弄されるユダヤ人の話しで、とても切ない映画だった。『アラビアのロレンス』のハウェイタット族の首長もよかったし、『炎の人』のゴーギャン役もスゴかった。あ~また昔の映画観たくなってきたな…。

もうひとつ印象に残っているフェリーニ作品が『オーケストラ・リハーサル』というワケ。この映画の中でオーケストラの各パートの担当者が自分の楽器について色々とインタビューを受ける。ま、自分とは感覚の相違があれど、「こういう性格だからこういう楽器をやっている」というのが浮き彫りになってくるところがおもしろかった。

N響の方の主席オーボエ奏者の茂木大輔さんに『オーケストラ楽器別人間学』という著書もある。やっぱ音楽にたずさわる人はみんな興味のあるとこなのだろう。

さて、自分はどうか?

やっぱり、ギターなんだよね~。最近はもうすっかりイジる時間も少なくなってしまったけど、やっぱりギターが好き。正確にいうとギターを使った音楽が好きなのかも知れない。間口を広げてもせいぜい弦楽器。絶対打楽器人間じゃないと思う。

こういうのは、好みの音楽や家庭での環境など、かなり早い段階での刷り込みが影響しているんだと思うけど、楽器が違えばそれぞれが滅多に相容れようとしないし、奏でる人の性格も似通っているからスゴイ!生まれた時から「楽器をやるならこの楽器」って運命づけられているような気がする。

管楽器ばっかり好きな人もいれば、ベースのことしか頭にない人もいるもんね。

そして、今日は和太鼓の話題(コ。ここシャレになってます)。生まれながらにして和太鼓を叩くことが決められていた方々のライブのレポート!

弦楽器族の人間が打楽器族を撮影するとどうなるか?そこんところも含めてご覧あれ!

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この日は『TAIKOギャザリング vol.1 春』というタイトルのイベント。下谷さんのお祭りが昨日で終わって、今週末は三社さん。それに大分先駆けて開かれたのこのお祭り!

「♪何もすることがなくて、おろしたてのバラ色のシャツきて…」…おまつりっていいよね!

でもこちらは4人どころじゃなくてお客さんもゴッチャにまみれての太鼓の大宴会!楽しいよ~!

主宰は世界で活躍する和太鼓バンド、GOCOO(ゴクー)。そのGOCOOがプロデュース和太鼓グループTAWOO(タヲ)の演奏や、東京キネマ倶楽部で催された和太鼓のワークショップの第1回目の発表会も併演された。

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ワークショップの発表会。

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1か月程度のワークショップでアンサンブルに参加できるようになる。新しい趣味を見つけた人、ストレスを発散している人、エクササイズしてる人、そして和太鼓の魅力にとりつかれた人、みんな楽しそうだ!

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TAWOOの演奏。

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アタシだってね、パラディドルやフラマキューぐらいは知ってますけどね、このスティック…バチか…で延々と叩き続けるなってとてもできゃしませんね。すごいエネルギーだ!

TAWOOのメンバー、kaori。

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Keiko。

このポーズ!自分がやった時のカッコ悪さを想像するとタマランわ~。

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Akiko。

そもそも、このパターンというか曲が覚えられそうにないですわ!

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Chihiro。

また打楽器特有のダイナミクスを味わうのも楽しい。ピアノから…

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はじけるようなフォルテシシモまで!

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男性陣のソロ。

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このGOCOO一派は女性比率の高いパフォーマンス団体だ。その中で男性だけの演奏となるとまた雰囲気が変わっておもしろい。

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一糸乱れぬアンサンブル…

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キマッタ!
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イベント中ごろにはお客さんが参加しての体験コーナー。
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和太鼓といえば、子供のころキャラメル欲しさに山車に乗って叩いた「ドンドンカカカ」ぐらいだかんね~。
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ここでGOCOOの人気者、Nogzo(ノグゾー)さんの指導で会場が一体となる。

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音を出してみることから始まって、最後はみんなで大合奏。曲は「天才バカボン」だ!はじめのうちはホンノちょっと恥ずかしがっていたみなさんもNogzoの明るく楽しいリードで最後は「え~、もう終わり?」みたいな…こういうところが打楽器のいいところなんだよね。ギターではこれできないから。

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そしていよいよGOCOOのパフォーマンス!

GOCOOをご存知ないシゲブロ読者のためにプロフィールをば…淺野香(Kaoly)をリーダーとした1997年デビュー和太鼓バンド。メンバーの松崎太郎(Tarow)が制作したオリジナルの太鼓を含め、30台を越す和太鼓を使用している。。
活動は国立劇場「日本の太鼓」から「フジロック・フェスティバル」までと幅広く、海外でもヨーロッパのビッグフェスを中心に中南米やオセアニア、アフリカなど延べ28ヶ国174回(2012年1月時点)にのぼるライブを敢行している。

和太鼓の常識を大きく越えたサウンドが絶賛され、グローバル・ミュージックとしての和太鼓の在り方を打ち出しており、ド映画『マトリックス』のサウンド・トラックにも日本から唯一参加。2009年の7月には雑誌 『Newsweek』の「世界が尊敬する日本人100」にも選ばれている…のだ。

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GOCOOのリーダー、タヲ太鼓道場主宰のKaoly(カオリー)さん。

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あのね~、とにもかくにもカッコいいことこの上ないのよ、Kaokyさん!

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「ハッ!」と気合いを入れて打擲する瞬間、その場の空気が締まるのだ。

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そして、白鳥のように舞う姿は、打楽器奏者というよりバレリーナだ。
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しかもこのスタミナ!この日、ズッと出ずっぱだったのですよ。出ずっぱりでもボーっとステージに立っているワケではないからね。ずっと力イッパイ叩きっぱなし!まさに和太鼓のAavatarなのだ!

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これね~、みなさんね~、和太鼓のアンサンブルっていうとどういうサウンドをイメージしますか?

そうだな…和太鼓のオノマトペといったら…「ドンドコドンドコ」でしょ?私流の聴き方だけど、GOCOOのアンサンブルからはそれが聴こえてこない。

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そうした和太鼓のステレオタイプを粉々にしてしまったって感じね。だからといって奇をてらったワケのわからない演奏ではまったくない!伝統的な奏法を踏襲した上で、完全に自由な発想でアンサンブルを組み上げているというやり方だ。

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自分たちを「和太鼓バンド」と標榜しているが、そう、私にはね、キング・クリムゾンのイメージがメッチャ強いのです。私は先に触れたように自分を根っからのギター人間ではあると思ってはいるけど、打楽器も結構好きでござんしてね、GONGの『Expresso II』なんて愛聴盤だし、某音大の打楽器科の卒業記念コンサートに行ったこともあるんですよ、ハイ。

それでも退屈な演奏は退屈ですからね。正直、数年前に他の団体の和太鼓のリサイタルへ行ってシンドイ思いをしたこともある。

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でもね、このGOCOOは観てても、聴いてても飽きない。曲がいいんですよ。私にとっては、キング・クリムゾンであったり、マグマであったり、後期のゴングであったり、クセナキスであったり。

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何といおうか、打楽器のアンサンブルなのに、そこにメロデイが見えてくるんだよね。

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シンバルをかき鳴らすJera。

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長胴太鼓、シメ太鼓、桶胴太鼓、バンブー、銅鑼担当のTakema。

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ワークショップで会場を大いに盛り上げたNogzo。Takemaと同じく、長胴太鼓、シメ太鼓、桶胴太鼓、バンブー、さらにジャガラシンバル、ホーミーを担当している。

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女性比率の高いGOCOOの中でステージ中央、Kaolyの背後でガッチリとサウンドを引き締めるその姿は金と銀か…。男だからふたりとも金将だ。

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リーダーのKaolyはシメ太鼓、長シメ太鼓、桶胴太鼓、インディアンドラム、法螺貝、ボーカル、MCと八面六臂の活躍!

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シメ太鼓、桶胴太鼓、あたり鉦、バンブー担当のChiyo。
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Tarowもシメ太鼓、長シメ太鼓、桶胴太鼓、あたり鉦、スリットドラム、シンバル、銅鑼と担当楽器が多い傍らGOCOOが使用している桶太鼓を製作している。

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シメ太鼓、長胴太鼓、桶胴太鼓を担当するYoccy(ヨッシー)。

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Haruna。担当楽器はYoccyと同じだ。
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今、シゲブログではこうやってひとりひとりメンバーを紹介しているが、GOCOOってステージでダラダラとメンバー紹介をしないんだよね。これも好き!

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中には大所帯のバンドで、ひとりひとり紹介して、かつ1人ひとことなんてのもあったりするじゃない、20分ぐらいかけて…。大会社の歓送迎会じゃあるまいし…サラってやってもらいたいことがあるよね。

そういえば、「メンバーを紹介します!」っていうの、アレ昔はこんなにやらなかったもんですよ。

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ちなみに、記録に残っているもので一番カッコいいと私が思っているメンバー紹介はハービー・ハンコックの1976年の『V.S.O.P.』だな。「The Eye of the Hurricane」の前。ハービーの紹介でトニー~ロン~フレディ~ウェイン~ハービーの順で入っ来てテーマをプレイした瞬間に鳥肌の出ない音楽ファンはいないだろう。

ああいう風にやってくれるメンバー紹介なら大歓迎なんだけどね!

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GOCOOがそれをやらないのも、GOCOO自体がひとつの人格を持ったパフォーマーだという意識があるからなのかもしれない。ひとりならメンバー紹介する必要もないもんね、「GOCOO」なんだから。

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シメ太鼓、長胴太鼓、桶胴太鼓担当のYumi。
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GOCOOのフロント陣、シメ太鼓、長シメ太鼓、桶胴太鼓、長胴太鼓他を担当するKanae。

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同じくNori。
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恐らくはじめてGOCOOを観る時、この2人の動きに目を奪われる時間が少なくないであろう。

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ステージ上下でKaolyをはさんだその姿は将棋なら「飛車角」、『水戸黄門』なら「助さん角さん」、『ヤッターマン』なら「ボヤッキーとトンズラー」だ。(あ、もちろん「名コンビ」という例えね!)

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最初から最後まで全身の力を振り絞った演奏から目が離せないのだ!

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GOCOOはとにかく全員楽しそうだ。全員終始笑っている。だから観ている方も楽しい!

是非みなさんにもこのワン・アンド・オンリーのGOCOOの世界を味わっていただきたい。
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世界が舞台のGOCOO。この7月にもドイツ、ハンガリー、イタリア、ポルトガル、フランス等7ヶ国15回公演のヨーロッパツアーが決定している。

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GOCOOの詳しい情報はコチラ⇒GOCOO公式ウェブサイト

今日冒頭にレポートした「和太鼓ワークショップ@東京キネマ倶楽部」の2ndクールがもうすぐ始まります!

詳しい情報はコチラ⇒和太鼓ワークショップ@東京キネマ倶楽部公式ウェブサイト

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(一部敬称略 2012年4月1日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

灼熱のへヴィ・メタル!~KRUBERABLINKA発進!!

2012年4月23日

先週の土曜日、とあるライブの撮影に行って来たんだけど、もう数えきれないくらいの方々から「ブログ再開おめでとう!」、「楽しみにします!」、「がんばって!」、「またアレが読めてうれしい!」ともう涙がジャージャー出るほどうれしいお言葉を頂戴しました。この場をお借りしまして、温かいご支援につき心から御礼申し上げますとともに、相変わらずのお引き立てを何卒よろしくお願い申し上げます。

おかげさまで開始早々アクセスも期待をはるかに上回る件数をマークし、今、燃えに燃えております!シゲちゃん、ワイルドだゼェ~?

前職を辞し、マーシャル・ブログを脱稿してホッとしていたのだが、このバンドの音を聴いて矢も楯もたまらなくなった!どうしてもまた書きたくなったのだ!また筆を握り(PCのキーボードだけどね)、いいバンドや音楽を少しでも世に広めたい!という欲望と義務感が爆発炎上したのだった。

スタート早々、涙系の記事が続いたシゲブログだが、今日からは元気イッパイみなさまにいい音楽の情報をお届けしていきたいと思う。マーシャル・ブログの続き、イ~ンヤ、それ以上と思ってお楽しみあれ!

さあ!KRUBERABLINKA(クルベラブリンカ)の登場だッ!

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元Terra Rosaのスーパー・ディーヴァ、赤尾和重が結成したKRUBERABLINKA(クルベラブリンカ)だ。大阪を拠点とし、同じく元Terra Rosaの鈴木広美をギターに迎えている。

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これが昨年11月にリリースされた5曲入りミニ・アルバム『KRUBERABLINKA』。 コレいいんだゼ~。歌詞もメロディもアレンジも演奏も、実に細かいところまでていねいに作り込まれていて、和重さんの気合いの入れようが充分に伝わってくる。

また、録音もいいね。最近の高域と低域しか聞こえてこない、誰が何をやってるんだかさっぱりわからないドンシャリ・レコーディングと違って、それぞれのメンバーのプレイが目前に飛び出してくる。何回聴いても疲れない。

最初、バンドの名前からするに、ロシア系の要素が入っている音楽を想像してしまったが全然違う。でも、考えてみるに古今東西、スラブ系の要素を盛り込んだロックって今までにないんじゃないかな?狙い目かもよ?!

アッレ~?!しかもレコーディング・メンバーを見るとベースがオガンちゃん(小笠原義弘)じゃん!「ワシ、へヴィ・メタル苦手やわ~」とか言っておきながら…盤石のプレイではないの~!

そして、このCDを聴けば聴くほど「ああ、ライブが見たい!」という欲望が募るのであった!

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そしてとうとうその日がやって来た。2012年2月25日、目黒の鹿鳴館での『Battle Hymns』というイベントにKRUBRABLINKAが登場したのだ!

ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンのカッワーリーに導かれてメンバーが登場する。

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メンバーは、赤尾和重。

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ギターに鈴木広美。
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ベースは山崎いっつあん浩一。
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岡田英之のキーボード。
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そして、ドラムは泉谷賢だ。
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腕利きのメンツに囲まれて思う存分シャウトする和重さん!

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セットリストはミニアルバム+1曲と言う内容。オープニングはアルバム1曲目のキラー・チューン「Don' be so mad」だ。

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怒涛のごとく押し寄せる音の壁!これぞロック!
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アルバムと同じく、2曲目に「太陽」を持ってきた。これメッチャ好き!何なのよこのリフは? フツー、こんなん弾かないよ!

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この曲を聴いた時、35年くらい前に初めてジューダス・プリーストを聴いた時の戦慄をおぼえたね。「The Ripper」ね。「おんなディオ」なんてよく言われる和重さんだけど、私にとってKRUBERABLINKAはジューダスだ。ボーカリストだけは確かにロバート・ハルフォードではなくてロニーだけど…。

恥ずかしながら最近知ったのですが、「ジューダス・プリースト」って「ジーザス・クライスト」のモジリなんですってねェ~?

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3曲目はグッと落としてバラードの「砂山」。

このビミョーな和重さんのブルーノート感覚がタマランね。「ウォ!ソコそうやって歌っちゃう?!」みたいな…。やっぱりロックはどこかにブルースの要素が必要なんよ。

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舐めるようにジーックリと歌い込む和重さんに鈴木広美の泣きのギターがからむ!

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「♪さらさら崩される気など 砂山の心根にはありはしない…」なんてまるで石川啄木か島崎藤村のような詩もステキだ。

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1曲はさんで5曲目は「だれも」。これも好き!「♪だ~れも」のリフレインが印象的なミディアム・テンポのハードブギ!

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いつか令文さんもおっしゃっていたが、若い人は3連を演らないって(あ、これKRUBERABLINKAが若くないって意味ではないのよ!)。このドライブ感!カッコいい~っての!こうした、ノリのよいブギもハードなロックの大きな魅力ではなかったか?ザッコザッコと疾駆するサマはロックそのものだ

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レコーディングでもライブでも絶妙なバッキングでサウンドを分厚くする岡田英之のキーボード。「だれも」ではゴキゲンなオルガン・ソロが炸裂した!

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そう、リズム隊の力量も見逃しては絶対にならない!

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すさまじいパワーでフロント陣をプッシュしまくるこの律動感もKRUBERABLINKAの大きな魅力であり、心強い武器だ。
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1時間にも満たないステージ…アット言う間に最後の曲だ。
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締めくくりもアルバムと同様「業火(ごうか)」。業火とは、罪人を焼く地獄の火のこと。タイトルにはギョっとさせられるが、サウンドはソリッドでヘビィな正統派ハード・ロック。

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イントロのギターリフからして魅力的だ。この曲では鈴木広美のギターの魅力が最大限に発揮された。3/8+3/8+2/8パターンに乗って展開するギター・ソロが素晴らしい!

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それにしてもこの声!「声の壁」だ!最後まで全力で絞り切る歌唱はまるで業火にあぶられる罪人の断末魔の声!あ、スミマセン、これ全然ホメ言葉じゃないね!でも人並み外れた何かものスゴイものを感じさせてくれることは確かだ。

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ナゼこれほどまでにKRUBERABLINKAの音楽が魅力的でカッコよく、シックリくるのか?…理由は簡単!曲がいいとか演奏ウマイなんてのは当たりまえ。その理由は…ハードロックの魅力的な要素がパンパンに詰め込まれているからだ。

それは、まず①ボーカルの声がいわゆる「ロックの声」で、声量がある②ギターの低音弦で奏でるギター・リフがある③ギター・ソロやキーボード・ソロといった器楽演奏の見せ場がある④複雑なキメに対応できるしっかりした、それでいてドライブ感満点のリズム隊がいる⑤ステージマナーをわきまえている…だと思うのですよ。マーシャル・ブログ時代にもズ~ッと言ってきたことなんだけどね…。これがロック!少なくとも聴きたくなるロック!

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とにもかくにも自分の音楽を奏でることを最高に楽しむ和重さんを見るのが最高に楽しい夜なのであった!次回作、次回のライブ、両方実に楽しみだ!

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KRUBERABLINKAの試聴はコチラ⇒KRUBERABLINK My Space

KRUBERABLINKAの詳しい情報はコチラ⇒KRUBERABLINKA facebook

赤尾和重のブログはコチラ⇒赤尾和恵 official website

鈴木広美のブログはコチラ⇒Blue Symphony Official Web Site

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後日譚:和重さんに訊いてみた・「カッワーリー好きなんですか」って。ヌスラット大好きなんですって!趣味がいい!私も大好きなのだ!

(一部敬称略 2012年2月25日 目黒鹿鳴館にて撮影)