2016年7月 8日 (金)

イギリス紀行2015 その19 <最終回>~ さらばUK、また来る日まで!

この紀行文もチンタラやっているウチに早一年が過ぎてしまい、その間にイギリスの国体が変わってしまった。
この旅をした頃はまさかイギリスがEUを離脱するだなんて夢にも思わなんだ。
世の中っていうのは変わるもんだナァ。

さて、まだEUの一員だったころのイギリスでの最終日。
もう夜には日本に向かう飛行機に乗らなければならない!
フライトの時間まで大分あるので、ニューポート・パグネルを離れ、ジョンの家で時間をつぶさせてもらうことになっていた。
その前に…お土産をほとんど買っていないので、ジョンに頼んでミルトン・キーンズのショッピング・センターに寄ってもらった。
ココはもう相当何回も来ているので勝手知ったるところ。
Marks & Spencerがあることも知っていたのでまずそこへ直行。

05コレ、マクドナルド。
私には無用の代物だけど、チョット興味を引いたのは、この突っ立っている三基のメカ。
これでオーダーするらしい。
海外のマクドナルドの店員って、信じられないぐらい不愛想じゃん?それともアレはニューヨークだけかな?不愉快というよりコワい。そういう時にこのシステムは実にありがたいね。
さて、お土産。
Marks & Spencerでアレやコレやと買い込んだけど、数が足りない!
ということで、チョット離れているが、Sainsbury'sへ移動することにした。
数を稼ぐには紅茶が一番。Sainsbury'sにはコスト・パフォーマンスに長けた紅茶のパッケージが豊富に取り揃えてあるのだ。

06約束の時間時間にチョット遅れてジョンが迎えに来てくれて、彼の家を再訪した。
ありがたいことに荷物を全部部屋に上げておいてくれた。
お土産を買ったので、荷造りをし直せるようにという心配りだ。
ジョンは強面だが、実に細かい気配りのできる人なのだ。
実は、ジョンの家にまた行ったのには、時間を潰すという以外の目的があった。

10_2それは下の写真の彼、バディちゃん。
一昨日彼が徹底的になつかなかったのをエリーが気にしてくれて、リターン・マッチを仕込んでくれたのだ。
エリーも実にキメ細やかに気を遣ってくれる人で、昨日お土産に持っていったお菓子を開けないでキープしていてくれて、我々の目の前でバディにそれらのお菓子を開けさせたのだ。
そして、「シゲとミユキが持ってきてくれたのよ!」と何回もバディに吹き込んで何とか慣れさせようと努めてくれた。
そして、ようやくこんなことができるようになってきた。
やっぱり女性の方が圧倒的にウケがよく、徐々に家内には接近するようになったのはよいのだが、今度は家内がビビってる。
そう、言葉がサッパリわからんのよ。
そのうちバディは自慢のDVDを引っ張り出してきて、ひとつひとつ家内に「フガフガ」と説明し出す。
家内はもう「ワオ」と「サンキュー」の一点張り。イヤ、二点張りか…。

20vでも、いつの間にか距離は縮まってこんな調子。
バディは一生懸命何か説明してくれている。

30_2すると向こうからカヌーがやって来た。

40_2さすがネイティヴだよ。
こんな小さい子でもそれを指して「Another boat!」と叫んでる。
言えないよ~、日本の子に「another」は…当たり前か。

50_2ナンダカンダでスッカリ仲良し。
絵本を見ながら「Funny face!」なんて大よろこびしている。もちろん、内容は英語なので読み聞かせはできません。
結果、家内は「another」と「funny」を教わりましたとさ。
そして、いよいよ出発の時間に…。
さんざん強要されて何とかバディが「Thank you Shige.  Thank you Mi#$%#」と挨拶してくれた。
スティーブが迎えに来てくれて、ヒースロー空港へ。
イヤ~もうジョンとエリーにはとんでもなくお世話になっちゃったな~。
最高に楽しかった!

60車の中で運転手のスティーブと色々話した。
スティーブは最後のジムのショーファーだ。私も10年以上の付き合いがある。
ブレッチリー・パークの暗号博物館の入館料が高すぎて入れなかったとスティーブに話すと、次回はタダ券を用意してくれるって。オレは覚えてるぞ!
アッという間にヒースローよ。
新しいターミナル。エラク変わった。
ANAのカウンターの受付が知った顔の女性だったので、新しいターミナルについて少し話をした。
以前よりも遠くなって不便になったとのこと。
免税店も以前の方がヨカッタという。

70さっそくロビーに向かうと…あ~あ~あ~あ~あ~、スッカリ様子が変わっちゃったよ!

80…というか以前と別の建物なんだから仕方ない。

90上から見るとこんな感じ。
確かに広くなったけど、「世界一充実している」と言われていた以前の免税店コーナーの方が愛着があって全然いいな。

100_2それでも「ホンモノのイングリッシュ・エールが飲める最後のチャンス!」という触れ込みのバーはやっぱり用意されていた。

110…というので1パイントずつ頂きますわナァ。

120_2それとチップス。
イギリスのフレンチ・フライはやっぱりおいしい。

130こんなものも据え付けてあった。

140vさらばロンドン!さらばUK!また来る日まで。

150vヨーロッパ便ってロシアの上を飛んでいくでしょ?
上から見下ろしていると、モノスゴイ野っぱらとか山の中で時折、いくつか小さな小さな明かりが見えるじゃない?
アレをみるといつも「一体どんな人がどうやって暮らしているんだろうナァ~」って思うんだよね。
これから我々はまた東京へ戻ってMarshall Blogを毎日書いて以前と同じ生活に戻るけど、あの明かりの家に住む人達は我々とはあまりにもかけ離れた生活を送っているワケじゃない?何かそれがすごく不思議なんだよね。

160_2それにしても飛行機の中の映画もツマらなくなったナァ。
昔は最多で往復7本の映画を観たこともあった。ま、その頃も大した映画をやっていたワケではないけど、今よりは少しはマシか?
『アメリ』を往復で3回観たこともあった。

170そして、恐怖の機内での朝食。最後の機内食だ。
私はお腹が空かないのと疲れで、スキップすることが多い。
最もどうにもマズイものが出て来るのを既に知っているからお腹も空かないんだけど…。
コレ、ウマければ食べちゃうよ。
下は家内のチョイス。
ソーセージとオムレツ。いつも出るんだよ。
もうニオイでヤダ。ウンザリということで私はもうひとつを選んだ。

180_2ナンカのおかゆ。
ビックリ級のズイマ!コレはヒドイ!ヒドすぎるぞ!
そういえば、いつかUAに乗った時に、やはり朝食で「韓国風ヤキソバ」みたいなものが出たことがあった。
コレがまた泣きたいぐらいヒドイ味だった。
スチュワーデスが(今は「CA」っていうのか?当時はスチュワーデス)、隣に座っていたアメリカ人に「お味はいかがでしたか?」と尋ねた。
すると、そのアメリカ人はなんのたらいもなくハッキリと「Disgusting!!(クソマズイ!)」と言い切ったのには大笑いしてしまった。そのCAも笑っていた。

190_2ということで羽田に帰着。
家内がいてくれたおかげで比較的アッという間のフライトだった。
京浜急行で帰ろうと思ったら地震の影響でダイヤがズタズタで、エラク時間がかかってしまった。

10 イヤ~、楽しかったナァ。行っている間に父が死んじゃったけど…。
一年経った今でもこの時のことをアリアリと思い出すことができる。
私も軽く30回以上はイギリスに行っているが、最も楽しい旅のひとつだった。

実は家に帰ってビックリしたことがあった。
それはこうだ。
荷解きをしていると、私のデイバッグのポケットから見知らぬ封筒が出てきた。
そこには几帳面な字で「To Shige」と記してあった。
何だろう?と思って中に入っていた手紙を取りだして読んでみると…そこにはジョンからの私の父の逝去に関するお悔みと私への励ましの言葉がつづられていた。
感動。
泣いちゃったよ!
そういう人なんだよナァ、ジョンって。
Marshallに勤めていて、そしていい上司に恵まれて本当に幸せだと思った。

翌日はお通夜、そしてお葬式と長旅の疲れなど許されない過酷なスケジュールだったが何とかこなした。
それもこれも家内のキメ細かな協力なくしてはとても乗り切れなかったと思う。
この場をお借りして心から感謝申し上げる次第である。
また行こうぜ!EUじゃないイギリス!

200おわり