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2013年6月10日 (月)

イギリス紀行2012 秋の陣~Denbigh Road Walk Down

2012年10月11日 初出

またまた始まりました『イギリス紀行』!今回は9月22日に開催されたマーシャルの創立50周年記念コンサート『50 YEARS LOUD LIVE』前後に滞在したイギリスの模様をお送りします。

一部の方々にはすでにご覧いただいた写真も少々含まれておりますが、ガマンしてお付き合いくださいまし。

さて、今回はマーシャルの事務所に自分のオフィスを構えてもらって、一般社員の方々としばらくの間、時を同じくした。みんなとてもよくしてくれたし、まあ、いろいろな発見があって面白かったナ。

天候も前回の5~6月の時よりもおしなべて良好だったが、もう気候は完全に日本でいうところの冬。5月でもあれほど寒かったので、今回もバッチリ冬支度をして渡航したのであった。

ま、それでも朝からドップリと雨という日も当然あって、この通り、丸一日太陽が顔を出さない。北部の方では豪雨が続き、かなりの水害も出てしまった。とにかく世界中の天候がメタメタだね。

左の男性、こんなに寒いのに半袖!ちなみにこれを撮っている私は下着、シャツ。厚手のニット、薄手のジャンバーの4枚体制です。だってね、海外で風邪でも引いたら一巻の終わりだからね。この歳になるとそりゃ気を付けますわ。それでも晴れの日は湿度が低いせいか、そんな格好していて少し歩いたりするともうガンガンに熱くなって汗が出てきてしまうのね。これがコワイ。だから気温&体温に合わせてこまめに上着を着たり脱いだりしていた。

それと何と言っても海外でコワイのが歯痛だよね。今まで怪しかったことはあっても、幸いにガッツリ痛くなったことはない。海外へ行くととにかく甘いものは気をつけるようにしている。

ところで、左に見えるのはおなじみマーシャルの本社社屋。そして、その前のこの通りをDenbigh Road(デンビー・ロード)という。この道沿いにホテルがあり、毎日歩いてマーシャルに通ったというワケ。

今回のエピソードはその通勤途中に撮った写真で構成してみた。それで今日のサブタイトルを「Denbigh Road Walk Down」としてみた。これはソニー・ロリンズの『East Broadway Run Down』のパクリね。

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我がオフィスから見下ろすデンビー・ロード。風邪も結構強くて寒そうでしょう?
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しかし、晴れるとトコトン気持ちがいい。これは「ハルフォーズ」というカー用品店。いかにもイギリス的な名前じゃない?「ハルフォード」っていうから鉄鋼関係かと思ったでしょ?そうメタルね。
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前回も書いたけど、イギリスの空は低くて本当に美しい。
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夕方になるとこうした線状の雲が出てくる。
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飛行機が飛んでるワケでもないので、飛行機雲ではあるまい。日本ではあんまり見かけないよね?
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だいたいマーシャルの工場からホテルまで歩いて12~13分ぐらいかかるかな?こんなに空を見上げながら歩くなんて、子供の時以来のことだ。

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また雨が降り出しそう!でもこれぐらいじゃもう全くビビらんけんね!
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こうしてものすごく雲の厚いところと晴れてるところが平気で共存していて、そのコントラストが格段に美しい。
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夕焼けをジッと眺めるなんてもう長いことしていなかった。
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ホテルに帰る前にちょっと寄り道。ここはAylesbury Street(エイルズベリー・ストリート)という繁華街。イヤ、繁華はしてないか。パブとインド料理店が2軒ずつ、小さなスーパー(Marks & Spensor)、ピザ屋、中華料理、必ずどこにでもあるチキン屋。それに少々の商店が並んでいる程度。

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通りかかってビックリしたのがこのウェディング・ドレス屋。どれもデ、デカい!
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そして太い!ウチの家内が着ようものなら頭からつま先まで完全に入り込んでしまうようなサイズ。…と店名を見ると「Large & Lovely」という。なるほどね、日本でいえばライオン堂の花嫁さん向けみたいなものか…。
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そして、以前も紹介したフィッシュ&チップス屋。何回かお世話になった。
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定番のタラのフライ。揚げたてでおいしかった。実はこの味はおなじみで、マーシャルで会議があるとここから取り寄せてごちそうになるからだ。これはレギュラー・サイズ。マーシャルが出してくれるのは、ありゃラージサイズだな。
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このバレーボールをちょっとつぶしたぐらいの包みの中には…
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チキン&チップス。1/4ムネ肉のフライ。これが出てくるまで15分ぐらい待たされた。つまり、揚げ置きが底をついて、その場で揚げてくれたのね。これがまたベラボーにうまい!ま、揚げたてだからね。でもね、味付けもとてもよくてマジでおいしいです。ポテトはどうも最後まで食べきれん!

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パブにも入ってみた。「Bull & Butcher」という店。ドアの横の緑の看板に「Real Ales」ってあるでしょ?これに弱い。別にリアルでもなんでもないんだけどね。
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店内のようす。これは店の後ろの部分。表の通りの部分は典型的なイングリッシュ・パブのスタイルで、仕事帰りのおっちゃんでゴッタ返していたので、そそくさとこちらに移動。ん~、落ち着けていい感じ。あ~、エールがおいしい!

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ここのパブのお姉さんがやたらと愛想のいい人だったので、ちょっと訊いてみた。「あの壁のDISCOっていうのはここで踊るワケ?」するとお姉さんがノリノリで踊って見せながら答えてくれた。「そうよ~、♪フフフフン、ここと表の方の店で踊るのよん~、♪フフフフフン、楽しいわよ~、カラオケじゃないのよ~、♪ハハハハン、ブギーなのよ、ブギー!わかる?ブギー、ブギー知ってるの?ブギー、♪ホホホホン~、ハイ、エールいっちょお待ち!」なんて説明してくれた。

ディスコで踊ることをブギーっていうのかね?まさか、ステイタス・クォーのレコードに合わせて踊り狂うとか?

帰り際に、「♪ラララン、お出かけですか~(これはウソ)、ブギーで待ってるわよ、ブギーで!♪ルルルルン」とか言ってた。

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これでマーシャル工場近辺の散策レポはおしまい。次回からはロンドンで新展開!

(iPhoneにて撮影)