イギリス紀行2012 秋の陣 その6~Cityを往く!
2012年10月26日 初出
シティの散策はまだつづく。
よく為替の値動きのレポートで「ロンドン市場」なんて言ってるでしょ?あれ、こなへんでやってるんだよね。ってこんな言い回し、いかにも経済に疎い感じがしますな。おうよ、疎いよ!「経済」について語れと言われたら、「生コン」について語った方が全然ラクだもんね。
でも、ここが世界経済の中心地だということはわかる。ん~、経済感じるな~。後ろの立派な建物は1568年に設立された「王立取引所(Royal Exchange)」。このウマに乗ってるオッサンはDule of Wellington。Dukle Ellingtonなら好きなんだけどね。
その隣のこちらは「イギリス銀行」っていうとナンカ軽いナ。Bank of Englandというと重くなる。
こっち側が正面なのかな?この建物はチョット間に紹介したイギリス一小さい国立博物館のジョン・ソーン卿によって設計されたんだと。
そして、今日のウォーキングの目玉はコレ。前から来てみたかったんだけど、いつも忘れちゃって…。
Leadenhall Market(レドンホール・マーケット)。
オリンピックでマラソン・コースになっているのを見て「そうだ、そうだ」と思い出して今回は真っ先に訪れた。
ここは本当にスゴイ。早い話がただの屋根付き商店街、すなわちアーケードなんだけど、新小岩あたりのアーケードとはワケが違う!美しいことこの上ない。ロンドンだけでなくイギリスの大きな街にはこうした美しく装飾したアーケードがゴロゴロしている。そういえばニュー・キャッスルのセントラル・アーケードも素晴らしかった。
ところで、どんな高級ブティックがゾロゾロと並んでいるのかと思うと、中身は新小岩と大して変わらないかったりする。
チーズ屋さん。
肉屋さん。あれかね、ここの人たちの間では「肉屋のジョン公」とか「チーズ屋のリンダばーさん」なんて呼び合ってるのかね?
アーケードの長さは新小岩のそれとは比べ物にならない。ところが真ん中あたりでアーケードがクロスするところがあって、これが猛烈に美しい。
天井がこんなんなってる。
1881年につくられたのね。「Leadenhall」の名は14世紀にこの辺りの土地を持っていた人の家の屋根が鉛、つまりLeadでできていたというところからそう呼ばれるようになったんだそうな。
ここを訪ねたのはもう5時過ぎぐらいだったかな?そのせいか商店街自体は実に閑散としていた。
文房具屋さんだってこんなにおしゃれ!
ちょっとした路地はまさに中野サンモールみたいなんだけどね…ゼンゼン違うか?
でも、ここでも夕方になるととパブだけはにぎやかかだ。
しかし、いくらきれいでもマラソン・ランナーはイヤだったろうなー。地面が結構凸凹してるんですよ。くわばらくわばら。
せっかく来たので、入口にあったパブに入ってみた。店内をバチバチ撮影できないのが残念なくらい好きな雰囲気。お、ここは食べ物があるな…ドレドレ。「HAND-PRESSED BURGERS」か…「ハンド・プレス」って、足じゃプレスしないでしょ、さぬきうどんじゃないんだから~。ま、「手ごねハンバーグ」ってやつかね?みんなイギリスの料理はマズイマズイって平気で言うけど、こういうのは結構おいしいですよ。でも一番おいしいのは付け合わせのチップス(フライド・ポテト)なんだけどね。食べたいナ~、ハンバーガー、お金ないしな~。ってんで同じじゃがいもでも。カバンの中に忍ばせてあったWalkersのCheese & Onion味をこっそりいただいちゃう。あー、エールに合うな~。
あ~、立ち食いそば食べたいナァ~。
あ、そういえば昔、ニューヨークのタイムズスクエア近辺のセヴンス・アヴェニューに「EAST」とかいう立ち食いそば屋があったんだよね。当時$7だったから、かき揚げそば一杯が1,000円ぐらいだったかな?バカバカしいから我慢してたけど、最後の最後にはどうしてもたべたくなっておにぎりといっしょにいあただきましたっけね。あ~、立ち食いそば食べたい。でもこのとびきりおいしいエールでガマンしよう!
もう少しつづく