イギリス紀行2012 秋の陣 その7~寒い!けどガマン、ガマン…
2012年11月2日 初出
夕方。もう少し魚眼でロンドンを撮ってみる。これはナショナル。ギャラリー。トラファルガー広場から撮ったところ。
反対にナショナル・ギャラリーからトラファルガー広場を撮る。晴れてるんだか、曇ってるんだかよくわからない天気。イヤ、ゼッタイに晴れてくれないと困るのよ、今晩だけは!
1805年、スペインのトラファルガー岬でのナポレオンとの戦いが「トラファルガーの海戦」。勝利に道にいたホレイショ・ネルソン提督がこのモニュメントの先っちょに乗っかってる。
マーシャルの運転手のスティーヴと昨日、「イギリスではあんまり白バイを見かけない」と話していたんだけど、いるわ。ちょっと工事現場の誘導員みたいでしょ?
それをくぐる。ここから一直線に伸びている道がThe Mall(ザ・マル。変な名前)。つきあたりがバッキンガム宮殿だ。
見ると物々しい警備。ここはいつ通ってもおまわりさんがたくさんいるんだよね。っと思ったら、ここ総理大臣、つまりキャメロン首相の公邸なんだと。よくニュースで黒い壁の家からキャメロン首相が出て来る映像を見かけるでしょ?あれがこの奥の左側の建物。知らなかった~。
その向かいのパブ。別に報道陣でも何でもない。ただ呑んでるダケ。
もう夕方になるとどこもかしこもパブは満杯で外へ人があふれだしてる!
国会議事堂が火事だ!ってなぐらいに夕焼けが美しい。その上のこの分厚い雲!こりゃまたひと雨くるナァ。
近くまで行ってみる。メッチャきれい!で、ここからが大変だった。やっぱり雨がジャンジャン降り出して来て寒いのなんのって!でもどうせすぐに上がるにキマってるんですよ。そして、夜陰を待つ。
ところが、なかなか雨が止まなくて、しかもいるところがない。パブに入ろうにもどこもかしこも満員だし、だいだい金がない!仕方ないので若い子たちに交じってマックの入り口のたまり場の地面に腰をおろして本を読んで時間が過ぎるのを待つ。寒い~!
今回は三脚も持って来ていたので、どうしてもコレが撮りたかったのです。
以前にも書いたように、ロンドンという街の夜はネオンサインが極端に少なく、案外暗いので、こうしたライトアップされた建物が実に美しく映えるんですな。それに雨ばっかり降っているから空気がきれいだし。
ウェストミンスター橋で撮る。あたりは三脚を抱えたアマチュアカメラマンがイッパイ!
コレ、光の線は当然車のヘッドライトなんだけど、上の方の線はナニかわかりますか?そう、二階建てバスのニ階のライトなんですね。
露光時間が長いのでこれだけ撮るにも結構時間がかかのね。マジで寒かった~。さあ、ホテルへ帰って最後のきつねどん兵衛でも食べよう。
まだつづく