マジで『バンドやろうよ!!』~dolls編
2012 年8月24日 初出
もはやガール・バンドの頂点に達したといっても過言ではないSCANDALが主催するイベントが『バンドやろうよ!!』。好評に好評を重ね、今回で3回目を迎えた。SCANDAL、FLIP、ステレオポニー、7!!が集まり、あまりにもにぎにぎしく、かつゴージャスなイベントとなった。
それにしても、女子の勢いの強いこと!卓球、バドミントン、サッカー、柔道、アーチェリー、レスリング、水泳等々、ロンドン・オリンピックでも女性陣の活躍には目をみはるばかり。
音楽においても、中学や高校の吹奏楽部だって女子ばかりだもんね。バンドもそう。私は数年にわたり関西最大の高校生のバンドコンテストの審査員をさせてもらっていたが、出場者は約9割が女子だった。
まさにこの『バンドやろうよ!! vol.3』はそんな女子のパワーを感じさせてくれる熱狂のイベントとなった。
ホントのところはね、女の子でも男の子でもいいから、いい音楽を聞いて「自分も演ってみたい!」という気持ちになって、みんなでマジでバンドやってもらいたいのよ。
お、そろそろ始まるゾ!
オープニングに登場したのはdolls。
名古屋出身の純ガール・トリオ・バンドだ。
メンバーはギター&ボーカルのEve。
ベース&ボーカルのMayu。
昨年の12月、『第2回SCANDALコピーバンド/ヴォーカリスト・コンテスト』で486組の頂点に立ったバンドである。
何たってアータ、この人たち1996年とか1997年の生まれでっせ!「オレがそのころ何やってたかな~」なんて思い出せない時代のことでは断じてなくて、ついこないだの話しですよ!
それでこの演奏ですからね。自分が16~17歳の時にやってた高校生バンドとは雲泥の差だわ。
とにかく、若者しか持ち合わせていない自然なエネルギーを爆発させた演奏が魅力的であった。
曲はSCANDALコピーバンド・コンテストの勝者らしく、SCANDALの「マボロシナイト」とオリジナルの「Burst」を演奏。
2曲という短い時間ながら満員の観客を前に堂々とその存在感と開け来る平井の可能性を示したのであった。
演奏後、ステージ袖へ下がろうとした時、3人が同時にハッと気づき、振り向いてお客さんにもう一度頭を下げた。これやろうって決めていたのね~。とてもすがすがしく気持ちのいいシーンだった。
終演後には人気ウェブサイトのteenaのインタビューを受けた3人。
今回のステージの感想や、コピバン・コンテスト・グランプリの話しなど…
満足いくステージの後だけにイキイキと自信ありげに応える彼女たちはキラキラと輝いていた。
インタビューのもようはコチラ⇒teena「第二回グランプリ、dollsSHIBUYA-AXの楽屋でインタビュー!」
7月に発売されたデビュー・ミニアルバム『dolls』も大好評発売中!
dollsの詳しい情報はコチラ⇒Fairy ★dolls
(一部敬称略 2012年7月16日 SHIBUYA-AXにて撮影)