イギリス紀行2012 その3~アドストック
2013年6月28日初出
ある日、ロランが「いいところがあるからご飯を食べに行こう!」と夕食に誘ってくれたのだ。ブレッチリーから車で20分ぐらいかしら?アドストックという村。スティーヴと3人で訪れた。
クッソ~!愛用のカメラにカード入れて来るの忘れた!仕方ない…持ち合わせのコンパクト・カメラで撮影だ!
なるほど、これは美しい家並みだぞ!都会からちょっと離れると(ブレッチリーやミルトン・キーンズは都会ではないけど…)、こうして素敵な村がイギリスにはゴロゴロしてる。
これがロランの言ってたパブ。かやぶき屋根である。わらぶきかな?合掌造りの家と同じように、イギリスでもこの手の屋根は何年だか何十年にふき替える必要があって、ものすごくお金がかかるらしい。で、ガンコにこうしてかやぶき(わらぶきかな?)屋根を貫き通しているのはリッチな証拠なんだと。
今日はサーロイン・ステーキ。ゴチになりました。ステーキはおいしいですよ。みんなイギリス料理のことをさんざんに言うけど、ある程度ちゃんとしたお店であれば、ステーキであれば、そう問題はない。焼くだけだからね。ソースだって悪くはない。
それとステーキが一番無難ということもある。結構、こういうパブでもウサギとか出すところがあって、また、ラムをよく食べるんだよね。そういうのが揃っている時は迷わずビーフステーキ。醤油なんかなくたって全然平気。妙なものが出て来るより全然いい。アタシャ食べ物の冒険が苦手なんです。
このステーキはおいしかった。この上に乗っているミドリのヤツ、何て言うの?スゲエ、大地の味がした。とても食べられなかったナ。じゃがいもはおいしい。このトマトを炒めちゃうのはやめてもらいたいナ~。ま、まずくはないけどね。
食べ物の話しはまたおいおいおと…。
食事を済ませて3人で村を見て歩くことに…。この家もかやぶきだ。わらぶきかな?
みんなお祝いしてるんですよ。というのも、この週の終わりぐらいから「ダイアモンド・ジュビリー」のイベント週間が始まるのです。これもまた何回か後で紹介するけど、とにかくみんな好きだゼ~、ロイヤル・ファミリー。日本人の皇室好きと同じ。こちらはナンカもっとブランド化しててアイドル係数が高いんだよね。それにRoyal HighnessとかHer Majestyとかカッコいいんだよな~。
どこの村にもきっとある古い教会。
教会の裏が広場になっていて、夕陽の美しさにひかれてドンドン入って行く。
すると後ろでスティーヴとロランが「シゲ~!シゲ~!」と大騒ぎしている。何かと思って彼らのところに戻ると、私がいたところはプライベート・スペースで関係者以外立ち入り禁止だった!道理で犬が飛びついてきてワンワンワンワン猛然と吼えるワケだわ(イヤ、ここはバウワウバウワウか)!てっきり人なつこい犬かと思ったら、私、不法侵入者だったのね!下の写真の中の犬。飼い主の女の子が助けてくれた。スミマセンでした。
デケエにわとり!これはイギリスに限ったことではないんだけど、アメリカでもドイツでも、卵の味が日本より格段にいい感じがするんだよね。風味があるっていうのかな? おいしい。私はいつも朝食の時、卵はサニーサイドアップ、つまり片面の目玉焼きにしてもらうんだけど、白身も黄身もとても味が濃いように思うんですよ。油が違うのかな?うん、絶対おいしいと思う。いつか醤油をたらして、炊きたてのごはんにかけて食べてみたいものだ。
可愛いおうちでしょう?ムーミンがでてきそう。でも実際住んでみりゃ水の出は悪いし、冬は寒いしで結構大変なんじゃないのかな?
これも可愛いね。家がヅラをかぶってるみたい!
ひとしきり歩いた後は、またさっきのパブで軽く飲み直し。この「Leffe」っての飲んだんだけど、なんだよ、コレ後でしらべてみればベルギー・ビールじゃんか!道理で妙な味がすると思ったゼ。眼鏡のオジちゃんがロラン。タイカレーづくりが上手なのさ!
つづく