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2013年5月13日 (月)

イギリス紀行2012 その5 ~ 北へ!<ヨーク:後編>

2012年7月2日初出

大聖堂から離れ、さらに街を行く。オ、城門が見えて来た!岸町か?!
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一部は途切れているものの、街の中心は城壁グルリとに囲まれている。

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こうして城門の外に出ると、街の中と外が城壁によってハッキリ分かれていることがわかる。守ってたんだネェ。ホントに戦の好きな人たちだ。
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これらの城壁は12~14世紀にかけて建造されたそうな。

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これは美術館。

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これはなんだろう?中まで入ったけどわからなかった。とにかく美しい建物が多い。
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何でも女優のジュディ・デンチ(Judi Dench)がヨークの出身だそう。オスカー作品『恋におちたシェイクスピア(Shakespeare in Love:やや恥ずかしながらこれは好きな作品!)』にクイーン・エリザベス1世役でアカデミー助演女優賞を獲得した。彼女はデイムなんだね。
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このヨークという街はテューダー期に没落したが、ヘンリー8世から娘のエリザベス1世の時代に復興を遂げた。そのエリザベス1世役を演じてオスカーをゲットしたジュディはどんな気持ちだっただろうか?ちなみにエリザべス1世のお母さんはアン・ブーリン。ヘンリー8世の2番目の奥さん。シゲブログ的に言えば「B面の2曲目」ですな。
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上半身裸で職人さんもワイルドだゼ~。
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ここはミュージアム・ガーデン。敷地内にヨークシャー・ミュージアムがある。それの庭。もうみんな思い思いの格好で太陽の光を楽しんでいる。こういうのがまたよく似合うんだよね~、向こうの人って。
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こうして城の一部が平気で残っていたりする。それにしも暑い!歩いていると汗が噴き出してくる。でも、日陰に入ってジッとしていると涼しい感じ。湿気が明らかに日本と違う。
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国立鉄道博物館。入場料は無料。私はまったく鉄道マニアではないが、見てみたかった。地下鉄は好き。

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王室ご用達の汽車。
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王室用汽車には風呂や寝室用の車両が連結されていて実におもしろい。こうして機関室なんかも見れるようになっている。
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手紙の集配貨車(走りながら荷物を受け取れるよう網がついている)やら腐った魚を運ぶ貨車、もうありとあらゆる車両が飾ってあって大変に興味深い。さすが鉄道発祥の国だけのことはあると感心すると同時に、改めて日本って本当にイギリスに色々教わったんだナァ~と思わざるを得ない。
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なつかしい!私の世代の新幹線はやっぱコレだナァ~。

新幹線は英語で「Bullet Train(弾丸列車)」と言われているが、いつかテレビに出ていた通訳が「寝台車」と訳していたっけ。それは「Blue Train」じゃん!辛坊アナウンサーがその場で訂正されていましたが…。だいたい「寝台車」って「Blue Train」って言わないジャン?!
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British RailwaysのClass 9Fという規格の機関車「Ebening Star」。もっともパワフルな機関車だった。1960年の製造。何しろ蒸気機関車の実用化に成功したジョージ・スチーブンソンはイギリスの人。この他にもたくさんの名機関車がドヤ顔で展示されている。

上にも書いた通り私は鉄道には何の興味もないが、ひとつひとつ見て歩くとなかなか味わい深いものがある。何よりもカッコいいワイ。呆れるほどの力強さの中に美しさを見出すね。やっぱさすがトーマスの国の鉄道博物館だわ。須田町にあったヤツとは重みが違う。もっとジックリ見たかったナァ。
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ここは「シャンブルズ(Shambles)」と呼ばれる商店街。ここも上層階が飛び出ている建物(Over hanging timber-framed building…なるほど!ウマイこと言うわ)が多い。先に「肉を吊るしていた」と書いたが、1872年の調査ではこの短い通りに25軒もの肉屋さんがひしめいていたそうだ。今は1軒もない。
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ブライトンにも「ザ・レーン」と呼ばれる同様の商店街があったが、幅5mにも満たない通路を挟んで両側に小さなお見せが並んでいる(ザ・レーンの方が狭い)。洋服、貴金属、紅茶屋、靴屋と様々なお店が連なっているが、残念ながら中古レコード屋はない。ガックシ…。

Shamblesという通りはマンチェスターやセヴンオークス(ロトサウンド弦の工場があるところ…行ったナァ~)等にも存在している。ユニコーンにもそういうタイトルのアルバムがありましたな。「Shamble」というのは「ヨチヨチ歩き」という意味。
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ペンのお店。赤い外装がゴージャスでカッコいい!
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こちらは帽子屋さん。この深緑のペイントもステキだ。
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海外に出るとはじめのうちは食事のリズムもズタズタになってしまって、1食ぐらい抜いてもそう苦痛でなかったりする。この日も朝食を摂っておらず、それでもずっと平気だった。ところが3時近くになって急にハラが減ってきた。するとスティーヴがそれがわかっちゃったらしく、「シゲ、ハラ減ったんだろう?朝食べてないんだろ?」

そして、彼は「GREGGS」というパスティ屋に連れて行ってくれて「チーズ&オニオンがおすすめ」と教えてくれた。パスティというのは、ミスター・ドーナツにあるようなパイ生地を使ったパン。ペストリーっていうでしょ?ペストリーは生地のことで、そのペストリーを使って作られる具入りのパンがパスティ。チキンだのコンビーフだのバラエティに富んだ具材と香ばしい生地のハーモニーがたまらなくおいしい。それでいて1ケ 95ペンス。120円とちょっと。安くてウマイ!…のはいいんだけど、バターがふんだんに使われているので注意が必要!あ、写真とGREGGSは関係ありません。

今まで気にしていなかったからかもしれないけど、ロンドンでは見たことなかったな…と思ったら、このGREGGSはミューキャッスルが本拠地で北部に店舗が多く存在しているらしい。ま、この後、ロンドンにもチョコチョコあることを発見した…。
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この建物はかなり古くて、何と14世紀に建てられたものだとか…。それをこうして平気で使ってるからスゴイ。
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ピッタリ3時間で帰ってきた!見て、この空!たった3時間で天気がガラリと変わってしまった!この後、大雨。ダーラムに連れて行ってもらおうと思っていたんだけど、ものすごい雨だし、疲れて来たし…ということでリクエストしたのはこっちなのだが、失礼を承知でスキップさせてもらった。

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そして、スティーヴの地元、サウス・シールズへ直行した。もうこの後ずっと雨。泣きたいぐらい雨…。

つづく