【DAY 3】 5 DAYS ART CHALLENGE
3日目はライブ写真以外のものを…。
「あ、ウッシ―、ちょっとアー写撮ってくれへん~?」
…とメッチャ軽めのSHARAさんからのご依頼で撮ったのがmintmintsのこの写真。
「よくあるやん、半分影になっとるヤツ」
というのがSHARAさんのオーダー。いわゆるハーフ・シャドウ。
…とくれば頭に浮かぶのは当然『With the Beatles』。
アレはビートルズのハンブルグ時代の友人、アストリッド・キルヒヘルのアイデアを元にロバート・フリーマンという写真家が撮影したもの。
ま、図々しくもアレをイメージして撮った。
場所は向山テツさんが営む新代田のロック・バー、「ブギー・ストック」。
超忙しい4人のこと、要するにmintmintsのリハーサルで集まったついでに撮ってっちゃおうって…という流れね。
一応全員のハーフ・シャドウは撮ったんだけど、こうして見るとsun-goさんとてらちんは別の写真を使ったんね。
いつもMarshallの方で仲良くして頂いている4人なので撮影も楽しかったな。
そこら中でこの写真を使って頂いているだけでなく、SHARAさんは特大ポスターにもしてくれた。
もちろんそのポスターは私の大切な宝物だ。
この時の様子はコチラ⇒【Marshall Blog】mintmintsフォト・セッション!~寺沢功一誕生日スペシャル!
元の写真はコレね。
私のライブ写真に惚れ込んでくれたある方の紹介でお仕事を頂戴した。
ある喫茶店にストロボ2燈を持ち込んでの撮影。
思いっきりブライトで撮ってみようということで、バックにちょっとした仕掛けを施した。
いくらギタリストといはいえこういうシチュエーションで女性を撮ることは少ないので結構緊張した。
相当な枚数を撮らなければならないかな?と覚悟していたが、Tomokoさんは予め、イメージをビックリするほど明確にを頭の中に描いていて、それに合致するものが撮れると一発でOKを出してくれる。
この時も「コレコレ!こういう風に撮って欲しかったんです!」というのが何枚も撮れて案外サッパリ撮影を終了することができた。
それらの写真をお気に召して頂き、この後の機会にも撮影させて頂いたが、その時も自分でスケッチを描いてきて、「こういう風にしてください」とか「コレはできますか?」とか実に的確なオーダーを出してくれた。実にやりやすい!
一度Marshall Blogにも登場しているのでギタリストのTomokoさんもご覧頂きたい。
コチラ⇒【Marshall Blog】GO GO TOMOKO!~バースディ・ライブ2014
もうこうなると「アート」じゃなくてただの宣伝か自慢になっちゃうな…。
静物も撮ります。いわゆる「ブツ撮り」。
コレは昨年の暮れに上梓されたMarshallの図鑑。
本文の翻訳のチェックと監修をさせて頂いた。イヤ~、コレは本当に苦労したわ。
今、「もう一回やってくれ」と言われたら、断らないけど、ウマい魚が食べられる源泉かけ流しの温泉に3回以上行って、まずリフレッシュさせてもらわないととてもできん。
ま、そんなときでも結局パソコン持って行って一日中Marshall Blogを書くことになるんだけどサ。
撮影はウチのスタジオ兼ガレージ兼Marshall、NATAL、EDENの倉庫、通称「Shige Studio」。
この撮影の仕事は自ら買って出たものだ。
ところが、コレがまた苦労の連続でさ…。
実は四角くて大きなものをスクエアに撮るのってすごく難しい。
「四角くてスクエアなもの」…といったら何と言ってもMarshallよ!
2年前に出版された『Marshall Chronicle(シンコーミュージック刊)』に掲載しているMarshall Museum Japanのコレクションの写真もすべて私が撮ったのだが、あの時はスペースも広かったし、ストロボの数も豊富で、アイテム数の多さを除けばテクニック的な苦労は少なかった。
今回は何せ狭い!自業自得なんだけど…。
家内にレフ板をミリ単位で調節してもらったりして何とか撮り上げた。
本当は表4の背面の写真の方が表1の数倍難しかったんだけどね。
ホント、写真撮影だけでなく、この本の仕事では絶大なる援助を家内に強いてしまった。だから前書きに感謝の言葉を入れておいたよ。ご褒美もお楽しみに!
本の詳しい情報はコチラ⇒【Marshall Blog】新しいMarshallの本!~The History of Marshall The First Fifty Years