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2016年1月 3日 (日)

イギリス紀行2015 その10~フォーには気をつけろ!

ハンプトン・コートから国鉄と地下鉄を乗り継いできたのはココ、ホクストンというところ。
10ホクストンにはジェフリー・ミュージアムという博物館があって、ここに訪れるのが目的のひとつ。

20すごくきれいでしょう?緑がイッパイで気持ちがいい!

30ココが入り口。
ガラスのドアのデザインが鍵穴になってる。
この博物館はイギリスの「住い」の博物館なのね。

35時代ごとにイギリスの民衆がどんな生活をしていたのかを展示している。
ま、期待していたよりは面白くなかった。

40チャッチャと館内を見て回って目的の二番目の場所を目指す。
誰も歩いていない。

50このアタリはベトナムのコミュニティなのね。
だからそこらじゅうベトナムのレストランばかりなのよ。
ベトナムといえば、「フランスと中国の二大グルメ国が統治した国」だけあって食べ物はウマいというのが定番ですわな。
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で、家内が予め調べておいてくれた店に入る。
昼食の時間はとうに過ぎていたせいもあって、店内には白人の女性客が二人いるのみ。
彼女たちのテーブルの上に乗っている料理に目をやると…ウマそう!

G_img_1390 まずはビール。
サイゴン・ビールで生春巻きを頂こうというワケね。

70ドワ!この生春巻き、スッカリ揚がちゃってる!
これじゃ普通の春巻きじゃんけ!
ま、おいしかったけど…。

G_img_1385家内はこのヤキソバみたいなヤツ。
これも実にうまい!

G_img_1387 私は牛肉のフォー。
過去の経験から学んだことのひとつに「ダシ・ゲット」がある。
我々、海外に行くと恋しくなるものの代表として「米」を挙げることが多いが、「米」は案外色んな所で口にすることができる。
アメリカに行くと「茶」の類が猛烈に恋しくなる。でもイギリスは紅茶があるのでゼンゼン平気。
で、実は一番恋しくなるのは「ダシ」なの。
昆布やカツオのあのダシね。
こればかりはフィッシュ&チップス屋へ行ってもインド料理店にいっても摂ることができない。
もちろん中華料理や日本食レストランに行けばOKなんだけどそれでは面白くない。
そこで発見したのがタイやらベトナム料理系のレストラン。
ここで出される魚のダシ系のスープはおしなべてウマい。
ただ、私の場合、オーダーする時にゼッタイしなければならない儀式がある。
それはこのセリフを言うこと…
「No coriander, please!(コリアンダーは入れないで!)」
このことである。
コレを伝えておかないと大変なことになる。
コリアンダーとはパクチーのこと。私はパクチー絶対お断りなの。どんな小さなカケラでも入っていればすぐわかる。
で、最初、このパクチーを英語で何というかで悩んだ。当然「パクチー」で通じると思っていたからだ。
「パクチー」のアクセントに変化を加えてみたり、「シャンツァイ」とか色んなことをした結果、「オー!コリアンダー!」とウェイターが理解してくれて九死に一生を得たことがあった。
今回はもちろん何の問題もなし。
かなりおいしくて一杯ペロリと完食させて頂いた。

80お腹がふくれたところでバスで移動!

90オラオラオラオラオラ~!
やっぱり二階の一番前は気分がいいね!

100以前紹介したパブも眼下に見えるぜ!
左下のオッサン、ナニ見てやがんでェ!

110肉屋の中もお見通し。

120アブね、アブね!
こんなセマイ通りを二階建てバスがギンギンにスレ違っちゃう。

130終点のトッテナム・コート・ロードで降りる。
ココはロンドンのお茶の水、デンマーク・ストリートの端だ。

140コレがデンマーク・ストリート。もうMarshall Blogに何回も出て来ているのでご存知の方も多いだろう。
笑っちゃったのは、家内のセリフ。
通りに足を踏み入れた途端、「ウワッ!さびれてる!」だって!大笑いしちゃった。ホントのことだから。

150それならば…と、数年前の写真を見てみる。
アララ、全然変わらない!
ここも近い将来なくなっちゃうらしい。

155トッテナム・コート・ロードまで来たからついでに大英博物館へ行っておこう。
以前、「世界の四大博物館」に、ルーブル、メトロポリタン、エルミタージュと並んでスーパーの「ダイエー」の博物館が入っていると思っていたアホがいて仰天したことがあった。

160ここもセキュリティが厳しくなった。
以前はこんな持ち物チェックなんかしていなかったんだよ。

170「家内興味なし」ということで「短時間滞在記録」を大幅に更新!
だってロゼッタ・ストーンをチラっと見ただけなんだぜ。こんな観光客いない。
でもね、ここは広すぎちゃって!ジックリ見て回ることができれば、そりゃ面白いに決まってる。でも、足腰がそれを許さないのね。
博物館とか美術館って知らない間にモノスゴイ距離を歩いていて、足がガクガク、腰はバキバキになっちゃう。
短時間見て回るのであればV&Aの方が面白いかも。

180大英博物館の向かいにある「MUSEUM」というパブ。
カール・マルクスはこの店の常連だったという。

190ブラリブラリとあるいてコヴェント・ガーデンへ。
ご存知、フレー・メイソンの本部。
ここの博物室には一度入ってみたいと思っているんだけど、なかなか…。

200vすぐ近くにはこんなパブも…。
「arm」というのは「紋章」という意味。こりゃフレー・メイスンのたまり場っぽいね。

210vロイヤル・オペラ・ハウスまで足を延ばして今回はおしまい。

220つづく