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2016年5月20日 (金)

イギリス紀行2015 その16~コッツウォルズってのはこんなところか~!

さて、夕刻にメイン・イベントを控えた滞在7日目。
この晩のためにはるばるイギリスにやって来たといっても過言ではないどころか、その通りなのだ。
でも、その前に…。
コッツウォルズに連れて行ってもらった。
日本でのコッツウォルズ人気はすさまじいものがあるでしょ。いくらでもガイドブックが出てる。
運転手は一昨日アールズコートからミルトンキーンズまで連れて来てくれたディアン。

05Marshallの工場があるブレッチリーからコッツウォルズまでは一時間とチョット。
途中の景色はひと時とて見逃せない。

10ディアンに頼んで、まずはコッツウォルズのはずれのチッピング・ノートンへ。
「チッピング」とはマーケットのことで、この街は13世紀には羊毛の取引で世界的に有名だったとか。

20何を撮っているのかというと…

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…コレ。

30ココはかつて有名なレコーディング・スタジオだった。
詳しくはコチラをご覧くだされ⇒【イギリスーロック名所めぐり vol.16】 コッツウォルズにロックの名所なんかあんの?!

50その後、Marshallの社長夫人おススメのスポットへ向かう。

60ここはストウ・オン・ザ・ウォルド(Stow-on-the-Wald)という村。

70有史以前からあったというこの村はアンティーク・マーケットの中心地で14世紀から続く馬市が有名なのだそう。

80マァ~、どこを見回しても年季の入ったライム・ストーンの建物だらけで素晴らしい雰囲気!

95ま、よく考えたら白川郷みたいなもんだね。

100Marshall Blogに掲載した写真もあるけど、エエイ、また載せちゃえ!

105この家々を花で飾る習慣はいいよね。冬が長いので、花が咲く季節には思いっきり花のある光景を楽しもうということか?
ガーデニングが発達したのもそういう事情なのかしらん?

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田舎の家にはこうして家にニックネームを付けていることが多いようだ。
日本で言うと字名みたいな?
ここは「梨の木の家」。
ウチもね、昔は祖父が植えた巨大な桐の木が生えていて、近所では「桐の木の家」としてよく知られていて、子供たちの待ち合わせ場所になったりしていた。

120そう、建物をドバ―っとひっ繋げて建ててしまうため、道路というか通路が少ないんだよね。だからこうした路地をたくさん作って行き来をしやすくしている。(…のではないかと思う)
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コレもそう。ズーっと置くまで続いている。
天井を見てみて。
よく「石の文化」とかいうでしょ?たしかに石でできた家のつくりは堅牢で、何百年もの風雪に耐えることができるが、古い建物のスラブ(床)は圧倒的に木材で作られている。
昔はそれしか技術がなかったんだろうね。
だから見た目は立派でも、中にはいると床がデッコボコという古い家がたくさんある。

125v息を飲むような美しい景色。
ここストウ・オン・ザ・ウォルドはコッツウォルズ地方でもっとも標高が高いのだそうだ。
それゆえ、こうして美しい光景を眼下にながめることができる。

130町の中心にあるSt. Edward's教会。

1_img_0677 北の入口がこんなんなってる。
木と建物が合体しちゃっている。
木はイチイだそうだ。
ホント、森の妖精が住んでいそう。

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入口の丈が低いのは、昔の人が小さかったから。
この教会は歴史的には大変古いようだが、18世紀と19世紀の後半に大掛かりな改装が施されたとのこと。

160vほら、昔の小さい人が出てきたと思ったら妖精だった!

170vさて、次の場所に移動。
コッツウォルズとひと言でいっても、数々のエリアが点在している。

180途中、いくらでもこんな光景に出くわす。

190日本で言えば「飛騨古川」ってなところか?

200そして着いたのがボートン・オン・ザ・ウォーター(Bourton- on -the-Water)というコッツウォルズでも一、二を争う人気スポット。

210確かに美しい。

215美しいのはいいんだけど、何しろスゴイ人出なのよ!

220でもやっぱりココも、どこもかしこも「おとぎの国」のように可愛らしい。

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240vやっぱりココの一番の魅力は静かに流れるこの川でしょうね。

250ディアンと家内で一枚。
この時からちょうど一年経った。つまりこの写真を撮ったのはピッタリ同じ時期なんだけど、ダウンを着てる!
そう、日向はいいんだけど、日陰に入ると寒いのよ。

260そして、また移動。
馬が平気で歩いてる。ポロの選手かな?
この後、ホンの少しだけバイブリーというところに寄ってもらったが、時間が怪しくなって来たので早々に引き上げた。

270帰路、通りかかった刑務所。

280今日の最終目的地はココ。
ミルトン・キーンズのチョイと北のニューポート・パグネル(Newport Pagnell)というところ。
この後に控えた旅のハイライトを迎えるため、ここで一泊する。

290つづく