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2019年7月21日 (日)

イギリス紀行2019 その2 ~ オックスフォードを訪ねる <前編>

  
本当のことを言いましょうか?
あんまりメソメソ言うのもどうかと思ってMarshall Blogには書かなかったんだけど、D_Driveの女子チームを案内してトラファルガー広場まで行ったでしょ?
6月5日のことね。
万歩計を付けていたんだけど、そうだな~、あの日は25,000歩ぐらい歩いたのかな?
もう右ヒザが痛くなってしまって、歩くこともままならず、家内の肩を借りて何とかレスター・スクエアから地下鉄に乗ってホテルまで帰った…という話をした。
コレね~、こんなもんじゃなかったんですわ。
実はヒザどころか、右足の付け根からつま先まで信じられないような痛みに襲われて、ホテルのベッドにもんどりを打って倒れ込んだワケ。
「グワァァァァァァァァ!」
もう七転八倒よ!
歯を食いしばりながら、東京の整形外科に行った時に鎮痛剤の処方を断ったことを深く後悔したのです。
椎間板ヘルニアの苦痛にはかなわないけど、もう天地がヒックリ返るぐらいの激痛!
ビートルズが泊まっていたらジョージとリンゴぐらいは悲鳴を聞きつけて部屋に覗きに来たかもね。
連中、耳がいいから。

Img_9019「コリャもうダメだ!」と思って、予定を切り上げ、家内が日本に帰る3日後に一緒に飛行機に乗って東京の病院に行こう!と決心。
そして、フライト・チケットを変更してもらうよう全日空のウェブサイトにアクセスした。
ま、予想通りの結果でございまして…早割りのチケットゆえ変更は不可能。
こっちはもはやコレ以上歩くことすら不可能。
「ああ~、どうしたらいいんだ!」と嘆いている間にも猛烈な痛みが間断なく襲いかかって来る!
その様子を見て家内が優しい言葉をかけてくれて、「シゲちゃん、いいよいいよ、そんなに痛いなら。飛行機のチケットなんか空港で買い直せばいいじゃん!一緒に帰ってお医者さんにすぐに看てもらいましょう」と言ってくれるのかと思ったら…

5_kt_2 「バカものッ!ナニ言ってんの?途中で帰るだなんて絶対に許しませんよ!
足の1本や2本がナンですか!
大好きなイギリスでしょ?大好きなマーシャルでしょ?
最後までキチンと仕事をして日本に帰って来なさいッ!!!!!!!!!」
…だって。
ま、「喝」というか「檄」というか、その効果があってか知らないけど、しばらく足を休めていたらス~っと痛みが和らぎ、「そんじゃ…」ということで、すでにレポートした通りおいしいエールを頂きに「MD女子会(Marshall-D_Drive女子会)」と一緒にパブへと繰り出したのでした。
 
その後もチョット歩数が嵩むと猛烈に痛くなることがあったけど、そういう時はムリをしないで休んで痛みが治まってから動くように心がけるようにした。
もう歳を取ってからの「無理、無茶、無謀、強行」は絶対ダメ。いいことはナニひとつない。
で、今回そのヒザ痛に備えてサポーターを2種類持参したのね…参考までに。
ひとつは以前から持っていた左のタイプ。
もうひとつは出発前に家内が買ってくれたバンテリン。

Knee2_2_2

Knee2_1 結論としては左の方が効果があったね。
バンテリンは普通の時に着けておくとすごくラクなんだけど、激痛エリアに突入した時には左のタイプの方が効果的だったような気がする。
でもずっと着けておくと痒くなっちゃうんだよね。
で、ウェブサイトを見ていてスゴイのを見つけちゃった。
コレ、絶対効くでしょう!戦闘用か?細身のズボンは穿けないぞ。
次回はコレを持って行こう…イヤ、その前にヒザを治そう!

Knee3さて、ヒザも何とかなったということで、6月6日、D_Driveをホテルでお見送りして我々はオックスフォードへの旅へとに出かけた。
 
使用するターミナル駅は「ロンドン・パディントン」。

10久しぶりに来た。
20ココ、駅舎から出るとすぐ目の前が運河になってるんだよね。

30コレが駅前。

40強いて言えば、駅からでるとすぐに帷子川(かたびらがわ)が流れている京浜東北線の「石川町」ってとこか?
雰囲気は大分違う。

50パディントンは鴨の親子が水面を行き交うカナル(運河)が流れる駅。
石川町は登下校の時間ともなると女学生であふれかえるマニア垂涎の駅。
どちらを選ぶかは貴殿しだいだ。
アタシャ、もうパディントンの方がいいわ。

60しかしステキですナァ。

70v コチラがパディントン駅の正面口。

80ロンドンのターミナル駅はユーストンを除けばどこもステキ。
セント・パンクラス、キングス・クロス、マリルボン、チャリング・クロス、リヴァプール・ストリート、ウォータールー、もちろんヴィクトリア…どれも立派で見応えがある。

100ところで「パディントン」って聞くと「くまのパディントン(A Bear Called Paddington)」を連想する人も多いことだろう。
このクマ、ペルーからの密航者なんだってね。
パディントン駅で持って来たスーツケースの上に座っているところをブラウン夫妻に発見され、引き取られて行くことになった。
このクマくんのペルー式の名前の発音がムズカシかったので、出会った場所からその名を取ってパディントンになった。
何たる侮辱!
何たる不遜!
コレでは「クンタ・キンテ」の「トビー」と変わらないではないか!
ひとつわかったのは「クマ」にちなんで駅の名前が「パディントン」になったワケではない…ということ。ま、時代を鑑みれば初めからわかってはいたけど…。
でも、「恵比寿駅」と「エビスビール」のパターンもあるからね。
あれはビールが先だから。
「三越前駅」もそう…って当たり前か。

Pb

運河側の出入り口にあるパディントン像。
ホントに寅さんみたいだな。

7_img_7917前回この路線を使って訪れた先はMarshall発祥の地、Hanwell(ハンウェル)だった。
ハンウェルはパディントンから15分ぐらいの近所だったが、今日、オックスフォードまでの乗車時間は約1時間。
なるべく早く行っちゃおうということで、パディントン駅で私はパスティ、家内はサンドイッチを買い込んで電車に飛び乗ったところ、かなりの混雑だった。
やっとのことで別々に席を確保して朝食にありついた。

110東西南北、どこへ向かってもロンドンを離れて20分もすれば窓の外はこんな風景になる。
雲が低い!

120途中の停車駅のひとつ「Reading(レディング)」。
あのロック・フェスティバルで有名なレディングね。
こんなロケーションだったのか…。

130電車の中のゴミ箱。
イギリスってそこら中にゴミ箱が置いてある。
garbage、trash、dust、rubbish、refuse、そしてlitter…「ゴミ」という言葉ひとつ取ってもマァなんとたくさんの単語があることよ。
それぞれの単語は「ゴミ」ということで意味は理解できるけど、それをどう使い分けるかについては全く自信がない。
こういうのをスラっと正確に使い分けることができるようにするのが「勉強」ということなんだろうけど、こういう感覚は住まないとなかなか身につかないね。
調べてみると、一般的に「litter」と言うのは「公の場所に発生するゴミ」を指すらしい。
そして「garbage」と「trash」がアメリカ英語、「rubbish」はイギリス英語っていうんだけど、イギリスに行ってrubbishってのはほとんど聞いたことがないような気がする。
いつも「litter」のような気がする。
アレはドイル・ダイクスだったように記憶しているけど、演奏を録音して、その中からOKテイクを選ぶ時、NGのテイクを指定してはしきりに「Rubbish!」と言っていた。
ドイルは生粋のアメリカ人だけど「rubbish」を普通に使っていた。

135vしからば、「ゴミ箱」は何と言うか…コレも色々なバリエーションがあって、アメリカでは「trash can」とか「garbage box」。
イギリスは「rubbish bin」、「litter bin」と「bin」という言葉を使う…「bin」は昔から知ってる。
ナントならば、中学3年生の時にクラスメイトの増田くんのお兄さんが録音してくれたカセットテープを聴いて一発で大ファンになった10ccの「The Second Sitting for the Last Supper」という曲の冒頭に「♪Another fish head in a dust bin」という歌詞が出て来るから。
今回の旅では10ccの地元へ行ってきたんですわ~。
感激しちゃった!
コレは後日Marshall Blogで。

Ostはい、オックスフォード駅に着いた!
電車はこんな感じ。細身。
コレはGWR(Great Western Railway)の車両。
イギリスの鉄道は国が線路を保有し、それを民間の鉄道会社に有料で貸与する「上下分離方式」が採用されているので、もう色んなタイプの電車が走っている。
コレがまたオモシロい。
でも、同じ路線を異なる鉄道会社が運航している場合、チケットを買うときにちょっとビビる。
例えばロンドン・ユーストンからMarshallがあるミルトン・キーンズまでVirgn社の自動販売機で乗車券を買って、乗る電車がWest Midlands Trainsだったりする場合。
結果的には何の問題もないんだけど、アレ、どういう仕組みなんだろうなァ?140ホームに出ている鉄道員って女性が多いというか、必ず女性のスタッフがいるんだよね。
何度も書くけど、日本の国鉄の師匠はイギリス。
地下鉄はアルゼンチンだから…というか、日本で最初の地下鉄である銀座線はブエノスアイレスの地下鉄をお手本にしている。

145フーム、またひとつ勉強になった。
線路をまたいでいる歩行者用の陸橋ね、「跨線橋」っていうのかな?
アレ英語で「footbridge」っていうのか…なるほど。
単純だけど知らなければ絶対に出て来ない英語だな。

150v

駅舎はこんなもん。
「Oxford Station」なんて聞くとさぞかし歴史を感じさせるクラシックな駅舎を期待しちゃうけど残念でした!

160Marshallの本社の最寄り駅のブレッチリ―なんかもそうだけど、郊外の駅の建物ってどうもそういう傾向があるようだ。
一番意外だったのはマンチェスター・ピカデリー駅。アレには驚いた。コレはまた後日。

170「Oxford」の語源は「oxanforda」といって「牛たち(oxen)」が渡ることができる「浅瀬(ford)」という意味なんだって。
だから駅前に雄牛の銅像がある。
やっぱりココは写真を撮っておかないと。

175で、家内と大論争になったのが、おなかの真ん中にある突起物。
コレは果たしてオッパイか、男性のシンボルか…。
オッパイにしてはひとつしかないし、ヤケに細長いし…。
男性のシンボルにしてはロケーションが不自然に前方すぎる…。
チョット待てよ!
答えは後者にキマってるじゃないか!…「雄牛」なんだから。
こんなの省略すればヨカッタのにね~。
ちなみに雄牛は「ox」で複数形は「oxen」、牝牛は「cow」で複数形は普通に「cows」。

5_0r4a0557 さて、オックスフォード駅の真ん前のバス・ターミナルでこれからの目的地に向かうバスに乗った。
どのバスに乗ればいいのかわからなくて、少し迷っていたら足の不自由な男性が声をかけてくれて、ワザワザ該当するバスが止まっているところまで案内してくれた。
ホントに親切なんだよね。
だから私も海外からの旅行者には恩返しをしたいと常々思っている。
私の住むエリアはたくさんの外人が行き交うので、いくらでもそのチャンスが訪れそうなんだけど、実際にはそういう機会がゼンゼンめぐって来ない。
困ったり、迷ったりしているような人が全くいないのだ。
ナゼかというと、携帯のナビゲーターで見知らぬ街もスイスイ歩けちゃうから。
ツマらないね。
やっぱり利便性は風情を殺すのだ。

1802階席の一番前をゲット!
客は私たちだけかと思ったら、となりに若い男性が座っていた。
彼が話かけて来たので少しやり取りをすると、テキサスからひとりで観光に来たのだそうだ。
やっぱり携帯でバス停をチェックしていて、訊くと目的地が私たちと同じだったので降りる時に声をかけてくれと頼んでおいた。
イギリス英語について少しおしゃべりをしたんだけど、やっぱりタマに話していることがサッパリわからないことがあるそうだ。

190最初のバス停。
この隙間にアタマから二階建てバスを突っ込む。
すごいテク。
二階の一番前に座っていると、前と左右のギリギリさがよくわかり、思わず「オワ~!ブツかる~!」と声を上げてしまう。

200後はチョコチョコと途中で停まりながらに郊外まで突っ走る。
220ま~、この景色が見事でね~。

210わかっちゃいるけど、どこもかしこも絵になる美しい風景。
240電線がないのが景色の良さを増長するんだな。

230でも街中から離れるとこうして電線も見かけるようになる。

250間違えてもこんなことにはならない。
コレはホーチミン市内でよく見かける光景ね。

320v_2 お、こんな広告が!
「Cornbury Music Festival」はオックスフォードのグレート・テュー・パークというところで毎年7月に開催されているフェス。
ヘッドライナーがThe SpecialsにKeane(キーン、知らん)にThe Beach Boys。
がんばってんな~、ビーチボーイズ。
チョット調べてみると、今年は他にElkie BrooksとかSteeleye Spanなんかが出演したようだ。
Elkie Brooks観たいな。メッチャいいよね。ナマでホンモノの声を聴いてみたい。

255v20分ぐらい乗ったであろうか。
街を抜けて風景はスッカリ郊外。目指すWoodstockも近い。
地名がいいよね「ウッドストック」。
テキサスのお兄ちゃんからサインが出やしないかと時折目をやると、出た出た…「2 more stops」という指示。

260そしてバスを降りて向かった先がココ。

280門から敷地の中に入ると…ドワ~!
コレの突き当りが目的の場所なんだけど…遠い!
ハイ、ココで皆さんに質問。
皆さんの中にお住まいが、あるいはご実家が「世界遺産」だという方はいらっしゃいますか?

290世界遺産はムリでも、県や市の重要文化財とか伝統的建造物に指定されている古い家にお住まいの方はいらっしゃるかもしれない。
今日、訪れているのは紛れもない「世界遺産」のウチのひとつ。

300「ブレナム宮殿(Blenheim Palace)」といって、サー・ウィンストン・チャーチルの生家なんですよ。
コレまだ門だから。

310どうなのよ、生家が「世界遺産」って。

320外庭はこんな感じ。
ホント、『バリーリンドン』の世界。
「庭でロック・フェスティバルが開催されたことがある」って聞いてきたんだけど、コレなら納得。

330ヨーロッパの国々は今ではそれぞれがゼンゼン別個になっているけど、昔はスペインの王妃がイギリス王室に嫁いで来たりして、各国同士がかなり入り組んだ構図になっていたんだね。
スミマセン、勉強不足で説明がぎこちないことは認めます。
で、18世紀のはじめ、スペインの王室で世継ぎができなくなりそうになったことがあって、フランスが「au laitが、au laitが(俺が、俺が)」と世継ぎを送り込んでスペインをわが物にしようとした。
「オイオイ、そうはイカンぜよ!」と宿敵イギリスやオランダがその前に立ちはだかった。
こうして各地で勃発した争いが「スペイン継承戦争」。
そして、ドイツの「ブレンハイム」という所でフランスをブッ飛ばしたのが初代マールバラ公(=Duke of Marlborough:公爵位。貴族のタイトルのひとつ)のジョン・チャーチル。
モノの本によるとこのオッサン、それまで大した働きはしていなかったらしいんだけど、「アラ、よくやったわね!あのにっくきフランスをしばいてくれたのね?」と時のイギリス君主、アン女王からご褒美をもらった。
そのご褒美がこの宮殿。
実際は宮殿そのものではなくて、土地と宮殿の建設費用24万ポンドが与えられ、1705年から20年の歳月をかけて建設されたんだって。
ちなみに「スペイン継承戦争」により、フランスがスペインから得た「アシエント」と呼ばれるアフリカ黒人の「奴隷供給契約」がイギリスに渡り、イギリスはリバプールやブリストルから武器や雑貨をアフリカに運び、アフリカで黒人奴隷を積み込んで北米大陸や西インド諸島に運び、さらにそこからタバコや綿花や砂糖をイギリスに持ち帰る「三角貿易」で莫大な富を得た。
その富をマンチェスターで発祥した産業革命に投資して、世界制覇の礎としたんだねェ。
ってんで、今回の渡英ではマンチェスターも見て来た。 
 
コレが母屋…やっと着いた。
ヤダね、こんなに広いと。
イギリスにおいて、王族ではない者が所有する「宮殿」はココだけなのだそう。
ヨーロッパ中世に作られた宮殿の中でも3本の指に入るほど「スゲエ」と言われているらしい。
スゲエな。

340後を振り向くとこんな感じ。

345ようやく玄関が見えて来た!
もう一回書くけど、コレ、チャーチルが生まれた「家」だから。
ま、「宮殿」だから住まいは住まいなんだけどね。決して焼肉のタレを作っているワケではありません。

350日本を発つ前からココへ来ることをキメていたので、行きの飛行機の中でこのさしてオモシロくない映画を観たというワケ。
映画にはブレナム宮殿は出て来なかった。

356v玄関(Great Hall)の天井。
ウチのグレート・ホールは完敗だ!

360しかし、スゴイ。
「カンパ~イ」ってやる漫才コンビ何ていうんだっけ…。
「髭男爵」か?
あのね、ホンモノの貴族って「ルイ53世」なんてもんじゃない。
日本の皆さんはイギリスの貴族のスゴさをご存知ないんじゃないかしら。
私もよくは知らないけど、チョット郊外へ出て「マナーハウス」なんてモノを見ると。テレビでよくやっている日本の金持ちなんかチャンチャラおかしくなってくる。
そこら辺のゴルフ場より全然キレイでデカいからね。

370vこんな場所にもかかわらず、観光客がジャンジャンやって来る。
あのバスの中で一緒になったテキサスから来たお兄さんも「すごくキレイだから」と友人にススメられてやって来た、と言っていた。

375調度品も当然立派。

380
420ココは巨大なタペストリーが自慢なんだって。

400ま、こういう調度品の類は実際に見ないとまったくオモシロくないワケで…。
ズラズラと写真を並べるのはやめておきましょう。

410「Long Library」と呼ばれる図書室。

430コレは確かにロング!
いいな~、こんな図書室があればいくらブックオフで108円の本を買って来てもしまうところに困らない。

440突き当りにはパイプオルガンが備え付けられている。
「パイプが3本盗まれたけど戻って来た」みたいな逸話が無料貸し出しの音声ガイドで紹介されていたな。

460

470vこれは教会。

480ブレナム宮殿の西側に位置する庭園。
この壮大なテラスはフランスのヴェルサイユ宮殿と比較されるほどなのだそうだ。

490宮殿を背中にした眺め。
コレ、家の庭ですからね。

500いい天気で素晴らしい!
でも、コレ雨が降ってるの。
風も強くて、噴水の水やら雨やらでヘタをするとビショビショになっちゃう。

510館内にはステキなカフェもいくつかあって、グッズ・コーナーも充実していた。
チャーチル印のスコッチ・ウイスキー。
欲しかったんだけどビン類は重くてね~。
スコッチやらビールやらジンやら、イギリスから買って帰りたいモノはたくさんあるんだけど、ビン類はダメ。

515チャーチルのシルエットのトートバッグ。
「私には国民に要求するモノがない…血と苦労と涙と汗以外は…」
ざけんなよ!シンドイの全部じゃねーか!
それでもこの人たちは戦争に勝ったからネェ…だからこんなこと書いたモノが商品になる。
左上の「IWM」は「Imperial War Museum(帝国戦争博物館)」の頭文字。
イギリスには戦争に関する博物館がそこいら中にあるから。
第二次世界大戦に関する展示では、当然我々が悪者扱いになっていて「なんでぇ、なんでぇ」という気持ちにもなるけど、見方を変えれば、キチンと戦争に関する教育や反戦の啓蒙をしてワケ。
「日本は学校の授業で戦争について勉強することはほぼないに等しい」と、現地のイギリス人の友達に言ったら、かなり驚いていた。
参院選、チャンと投票しましたか?

516何度も紹介しているけど、チャーチルの演説を味わいたい人はBBCからこんなCDも出ていますのでどうぞ。
英語の訓練でコレを車でかけている時に若いアメリカ人の女性を乗せたら、小声で「Oh my god!」とつぶやいてイヤな顔をしていた。
意味はわかりません。
 
ブレナム宮殿はジックリ見たので、次回はオックスフォードの街を見て歩くよ!

517cd<つづく>
 
(2019年6月6日 イギリス オックスフォードにて撮影)