第2部ではサージェント・ペパーズの衣装で登場。ドラムの人が「With a Little Help」を歌ったんだけど、これが何ともよくてね~。泣けたな~。最近ようやくビートルズの歌詞がダイレクトに頭に入って来るようになりましてね。やっぱスゴイです、ファブフォーは。一番泣くるのは「She's Leaving Home」なんです。
「With a Little」には会場も大合唱。隣の隣のおじさんも目頭を押さえてた。『サージェント』からは他に「When I'm Sixty-four」も演った。お客さんの平均年齢はどう見ても64歳以上なんですよ。みなさんの膝の上にヴィラだのチャックだのデイヴが乗ってるかはわからないけど、これも完全に大合唱。私も。『ガープ』すきだったからね~。ちょっとポール役の人が時々自分風にアレンジするところが気になるナァ~。
「A Day in the Life」とか「Love is All You Need」とかも披露。ポールは今でも自分のステージでビートルズのレパートリーを演奏しているけど、ジョンはもうできないからね。コピーだとはわかっていても、そういう意味ではすごく新鮮に感じる部分もあった。「Strawberry Fields」とか「Lucy in the Sky」とかヨカッタな。「♪Lucy in the sky with diamonds」の前のキメのところなんかお客さん全員膝叩いて合わせちゃうんだから。
アコースティック・セットでは3人が同時に「Blackbird」を弾いたりして…。「Here Comes the Sun」や「In my Life」と続く。ん~、ここは確かにお日様がありがたいところだからね~。この名曲もここでは余計に心にしみますよ。ジョージ関連で残念だったのは「While my Guitar gently Weeps」を勝手にアレンジ手演りやがんの。ソロは完全コピーだったけどね。ジョージの人スゲエギターうまかった。
このアリス・クーパーのライブ盤は見たことがなかった。£5だったので即ゲット。これは1975年、ロスアンゼルスでのライブ。名盤『Welcome to my Nightmare』の発売直後、つまり今でいうレコ発ライブだったのだろう、同アルバムから「The Awakening」を覗いて全曲演奏している。もちろん「I'm Eighteen」、「No More Mr Nice Guy」、「School's Out」、「Billion Doller Babies」等も演奏している。完全にショウ仕立てになっていて、71分の収録時間が短く感じる。音もよくて625円。
大好きな大好きなセンセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンド。1976年の『SAHB Stories』と1978年の『Rock Drill』の2 in 1。「好きな割には2 in 1かよ」と笑わば笑え。ゼンゼンへっちゃらよ。だってSAHBって中古でほとんど見かけないもん。(『Next』とか『The Impossible Dream』ばっかり) 体裁にこだわって聴けないよりも、早いとこ内容を楽しんだ方がいいでしょ?もう残された時間があまりないのだ!2 in 1といっても2枚組で£10。
The Whoのメモラビリア。音源はナニも入っていないコレクターズ・アイテム。相当売れ残ったんだろうな?元の値段の半額以下で£15。契約書やらチケットの半券のレプリカがゴロゴロ入っていて楽しい。それにブックレットの写真がすこぶるカッコいい。The Whoなんて撮ってみたかったよな~。この4人のライブの写真すべてが私の教科書のうちのひとつなのです。(それとジム・マーシャルにセシル・ビートン)
こっちが正面玄関。映画『メリー・ポピンズ』でハトにエサをやるところ。曲は「Feed the Birds」。メリー・ポピンズは「チムチム・チェリー」と「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」ばっかり有名だけど、佳曲満載の名作でしてね。その中でも「Feed the Birds」はイチニを争う名曲。
建物に茶色のプラークを発見!ナニナニ、「1807年11月13日 世界で初めての『Geological Society(地質学会)』は『Freemason Tavern(フリーメイソン食堂)として知られるこの建物から産声を上げた』」とある。ロンドンの地質学会(Geographical Society of London)はここにあるように世界最古にしてヨーロッパ最大の地質学会で、イギリスの地質構造を調査するために創設された。
私は何とかして死ぬまでに観たい映画があるんですよ。これは「なんだ、まだ観てないのか?!」といまだにいつも父からからかわれるのだが、シドニー・ギリアットの『絶壁の彼方に(State Secret the Great Manhunt)』というイギリス映画。もう一生観れないかと思っていたらどうもDVDになったよう、すぐに観たいような、楽しみはとっておきたいような…。
続いてスティービー・ワンダー。セットリストは; 1.Sir. Duke 2.Isn’t she lovely 3.Happy Birthday 4.Superstition
一生懸命演ってたよ。すごくヨカッタ!
そして、トリはポール。ああ、見なきゃヨカッタ…声は出ないし、音程はシャパラパだし…。悔しいデス! 1.Magical Mystery Tour 2.All My Loving⇒ここで皇室総立ち!そして合唱! 3.Let it be 4.Live And Let Die 5.Ob-la-di, Ob-la-da
最後に「Ob-la-di, Ob-la-da」を演奏したのは、みんなで歌いやすいようにということもあろうけど、タイトルの意味である「Life Goes on」という意味を込めたのかもね。ようするに「Long Live Queen」だ。
見ていると不思議なことに勝手に座っている人の方が態度が大きく、正式な切符を持っている人の方が、頼んでどいてもらっている風なのだ。切符を持っている人が「Excuse me, I think this is my seat…」とかいいながらチケットを見せると、勝手に座っている方が謝るでもな、く「Mmmm」とか迷惑そうに無愛想な反応を示してどこかへ移動するのだ。これ反対でしょうが!
Catherine Cookson DBE (DBEはDame Commander of the Most Excellent Ordwr of British Empireの略。OBEやMBEより上位の勲章)は1906年、ここサウス・シールズの生まれ。ナント、イギリスでもっともその作品が読まれている作家である。驚いたことに、作品が世界で1億部以上売れた作家の中に堂々とランクインしている。
「こりゃ何か買わないと帰れない」のパターンか?…と、ビビっていると、「何か探しているのはあるのか?」ときた。ホラ、おいでなすった!…こういう時は絶対に見つからないレア盤を告げるに限る…ということはわかっているので「Zappa in New Yorkのイギリスオリジナルプレス」と言うと猛然と探し出した。
スティーヴも付いて来てくれて中に入る。デカいホテルとは異なり、チェックインは簡単だ。出てきてくれた人がまた江戸っ子みたいなチャキチャキな人。その彼女がチラチラとスティーヴの方を盗み見る。お、スティーヴ、モテるのか?と思った矢先、彼女が「I think I know you!」ともう我慢しきれなくなった風情でスティーヴに話しかけた。